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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2014年10月2日木曜日

2014年10月2日木曜日10:45
こんにちはエムです。

東京都世田谷にあるカトリック系の学校「目黒星美学園中学高等学校」(以下:目黒星美学園)では平成24年から、毎年春休みと夏休みの2回、高校生の希望者による「被災地ボランティア研修」を実施し、宮城県南部を訪れています。
これまで計6回行われ、延べ参加人数は100名を超えています。

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2014年9月18日 木曜日
高校生の私たちにできる事~目黒星美学園中学高等学校の取り組み~(山元町、亘理町、東京都)
http://kokoropress.blogspot.jp/2014/09/blog-post_33.html
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研修の中でも、毎回決まって行われ、心待ちにしている方もいるという人気のプログラム「せいびっこカフェ」を取材しました。

会場となった亘理町公共ゾーン仮設住宅の第1集会所には、10時の開催時間の前から多くの方が集まっていました。

「飲み物はどれが良いですか?」参加者1人1人に聞いていました

目黒星美学園から取った名前「せいびっこカフェ」は、宮城県ではお馴染みの、いわゆる「お茶っこ」と呼ばれるお茶会です。

この「せいびっこカフェ」を毎回行っている理由は、目黒星美学園の生徒たちが考える “被災地支援とは何か” という点に答えがあります。

「復興作業などのボランティアはよく耳にしましたが、私たちができるのは “心のケア” に基づいたボランティアではないかと考えました。
関東で流れるニュースでは、被災地の様子はほとんど報道されなくなりました。
沿岸部などの、目に見える復興の現状などは時々流れますが、報道されない被災者の心の問題はまだまだ残っているはずです。

被災地で私たちができるボランティアがあるならば、それは被災した方々の心に寄り添うことだと思います。
この研修では “心のケア” までには至らなくとも、まずコミュニケーションを大事に考え、私たちにできる、私たちにしかできない活動をしようと思いました

出発前、ココロプレスにそんなメッセージをくれた目黒星美学園の生徒たちは、「お茶っこ」を飲みながら話を聴くことを中心に、担当の生徒が考えた内容で材料を用意し、「ポプリ作り」や「うちわ作り」などのワークショップを行いました。

ポプリ作りをする皆さん。楽しそうにおしゃべりしながら熱心に作っていました

こんな素敵なポプリができました

「せいびっこカフェ」はいつもは土日の開催でしたが、今回は初めて平日になりました。

「前からやってるのは知っていたけど、子ども向けの行事だと思っていた。参加してみたら楽しいね」

「高校生が優しくしてくれるし、楽しいです」

参加者の方からはこんな感想がありました。

こちらは「うちわ作り」。男性の参加者の姿もありました。関係者からは
「男性の集まれるところが少なくて心配なの」との声も聞かれています

うちわができました。

参加した方は亘理弁でスラスラと話してくれますが、目黒星美学園の生徒は想像を働かせて解読している様子。一所懸命聞きながらも、疑問符が浮かんでいるような表情が可愛いかったです。

ワークショップの後は生徒たちの合唱が2曲、披露されました

手拍子をしながら聞き入る参加者

歌の “出し物” もありました。
高校生の合唱が始まると、仮設住宅の集会所の空気は、透明度の高い澄んだ水のように一変しました。

きっとそれが彼女たちの心だからなのでしょう。
素晴らしい歌声でした。




あっと言う間の2時間でした。全員、とっても良い笑顔です!


参加した高校生から感想や参加の動機などを聞いてみました。

 

テレビで視ているだけでは分からないことがたくさんありました」

「ボランティアらしい事はできてないかもしれませんが、『話を聴く』ことでいろいろな方と交流できたら良いなと思います」

「参加者の報告を見て、実際に自分の目で見て調べたいと思って参加しました」

「テレビで放送されている情報だけでは知らなかったことがたくさんありました」

「亘理の温かさ心にしみました♡」
高校1年生の参加者のみなさん

「津波で畑を失くし、仕事を失くした人が、『地震のおかげで今の仕事や農業があるんだよ』と前向きに捉えている心に触れて、意外でした」

「出会った人はみんな笑顔でした。その笑顔が素敵でした」

「被災した人同士で助け合ってる姿を見て、すごいと感じました」

「『物事の表面だけでなく本質を見てください』と言われました。まだ分からないので、考えたいと思っています」

左の女性は2回目の参加。震災の後で鬱病になりましたが、
ここに参加できたり、散歩したりしながら
少しづつ元気を取り戻しているそうです

「ひ孫にあげるの」星美学園の生徒と
一緒に作ったうちわ

高校2年生の2人。それぞれ3回目と2回目の参加です
「参加の最初の頃から比べると、被災した建物とかは無くなっていますが、その他はあまり変わってない印象です」

「最初は打ち解けてくれるのに時間がかかりましたが、今では会った瞬間に笑顔を見せてくれる中学生もいて、近頃はあまり時間がかからなくなりました」

「卒業してもまた来たいです」
「帰りたくない」
などの言葉を残してくれました。

こうして夏休みの3日間の「被災地ボランティア研修」を終え、目黒星美学園の生徒たちは、それぞれの心に感想や思いを抱きつつ、帰って行きました。
本当にお疲れ様でした。

そして、ありがとう!

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目黒星美学園の生徒たちが、東京・池袋で産地直送販売のイベントを開催します!


星美っ子出張販売~届けよう宮城の想い~

日時:平成26年10月4日、5日 11:00~20:00 (生徒は17:00まで)
会場:「宮城ふるさとプラザ」(東京都豊島区池袋)


詳細はココロプレスでご紹介していますのでこちらを参照ください。
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2014年9月24日 水曜日
高校生の私たちにできること2〜宮城を応援!〜(東京都、亘理町、山元町、石巻市)
http://kokoropress.blogspot.jp/2014/09/blog-post_24.html
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目黒星美学園中学高等学校
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(取材日 平成26年7月31日)