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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2014年9月8日月曜日

2014年9月8日月曜日9:00
kaiiです。

気仙沼の地元の新聞は、気仙沼港への生鮮カツオの水揚げが「18年連続、日本一」になるのではないかと伝えています。
もうすぐ気仙沼港はカツオとサンマの水揚げの最盛期を迎えます。

気仙沼港に水揚げされる、カツオ、マグロ、メカジキ、サンマなどの魚を独特のタッチでイラストに描き、Tシャツやバッグにプリントして販売している女性がいます。


洋品店を営む山内由紀江さんです。
山内さんの店は、お父さんが気仙沼で洋品店を始めて40年ほどになります。
地元の人たちや気仙沼に入港する船員たちにとても人気があるお店の一つです。


気仙沼市立病院から歩いて数分の気仙沼市田中前にある山内さんのお店「ヤマウチ」は、海から2kmほど離れた海の見えない場所にあります。

東日本大震災の時、由紀江さんとご両親は、防災無線が聞こえず逃げ遅れて店内で津波にもまれました。窓からはい出し、で2階の大家さんの自宅に避難しました。

津波が退いて、窓から店に入ると店内は洗濯機の中のようでした。商品は津波で店の中で渦を巻いていました。津波は店の1.2mの高さまで押し寄せていました。



津波で汚れた店内を片付け営業を再開するまでには、たくさんの人のさまざまな支援を受けた、と由紀江さんは当時を振り返ります。

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震災後、自分の気持ちを奮い立たせ、気仙沼を訪れるボランティアや観光のお客さんのためにデザインしたTシャツの販売を始めました。
由紀江さんは、気仙沼らしいデザインは何かと考えました。



気仙沼といえば「海」「魚」。気仙沼の町は魚市場を中心に産業が回っている。海の復興が気仙沼の復興につながると考えました。

もともとイラストを描くのが好きだった由紀江さんは、気仙沼港に水揚げされる魚をモチーフにイラストを描き、Tシャツやバッグ、タオルなどに印刷して販売を始めました。

「楽しいことや楽しい人のそばって良いですよね。明るい気持ちになるデザインを考えています」と由紀江さんは話します。


とてもかわいい由紀江さんのイラストの入った「復興Tシャツ」や「バッグ」「タオル」は、お土産や贈答品として大人気になっています。


「着ていて楽しくなるデザインが良いと考えました。普段使いに使える『復興グッズ』として店頭販売だけではなく通信販売などもしています。サンマやカツオ、サメなどのデザインが特に人気があります」


「Tシャツだけでなく、バッグやエプロン、タオルなども地色を選んでいただけます。1枚1枚大切に手作業でプリントしています。一度手にとってみていただきたいです。季節によって長袖のTシャツやパーカーなども準備しています」と由紀江さんは話します。


店内にはたくさんのアクセサリや洋服が並べられています。店内にいるだけでとても楽しい気持ちになるお店です。
気仙沼に水揚げされる魚を感じに、由紀江さんのお店を訪ねてみてはいかがでしょうか?

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取材にうかがった8月22日、由紀江さんは、豪雨・土砂災害の被災地、広島県と兵庫県に送るタオルの提供を呼び掛け、送る準備をしていました。


由紀江さんは「東日本大震災後、店の片付けをする時、送っていただいた、たくさんのタオルを使って掃除をしました。豪雨と土砂災害に遭われた皆さんにお見舞いを申し上げるとともに、1日も早い復旧を祈っています。私たちもお世話になりました。できることで応援させていただきたいです」と話していました。

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由紀江さんのデザインするTシャツは子どもサイズから大きな紳士サイズまであります。
大きなサイズはパジャマとしても着られる、と女性にも人気があるそうです。
「気仙沼の海の復興」が「気仙沼の復興」につながっているという由紀江さんのお話を聞きながら、おいしい魚が気仙沼にたくさん水揚げされることを祈りました。

(取材日 平成26年8月22日)