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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2014年9月1日月曜日

2014年9月1日月曜日10:49
こんにちはエムです。


長い梅雨が明けた(ような)7月26日。
広いケナフ畑にボランティアの方が来てくれるというので、取材に駆けつけました。

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8月21日 木曜日
閖上生まれ閖上育ち~ケナフ生育中~(名取市)
http://kokoropress.blogspot.jp/2014/08/blog-post_5.html
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ケナフ畑で雑草を取る作業に従事しているのは、浄土真宗本願寺派(西本願寺)「ビハーラ しが」が募集して集まったメンバー、15名の方々。

前夜滋賀県(!)を出発し、この日の早朝仙台に到着したという皆さんは、午前10時から活動を始めていました。この日の作業はお昼休みや休憩を取りながら午後2時半まで続きましたが、翌日も同じ時間帯で作業をする予定だということでした。

「ビハーラ」とは聞き慣れない言葉です。
代表の守快信さんにお話をお聞きすると、仏教の一派である西本願寺派では日頃から、末期の患者や心身に苦しみや悲しみを抱えた人をケアする活動を「ビハーラ活動」と称し、20年以上前から行っているそうです。
「キリスト教的に言うと『ホスピス』が近いと思います」

高齢者、医療、障がい者などの施設で、心の問題や身体的介護などのボランティアや、ビハーラ活動をするための勉強会や養成講座もあるとのことでした。
東北での支援活動はその中の1つ。震災1年後から毎年3月に行い今回で3回目ですが、今年は都合で7月になったのだそうです。

太陽が照りつける炎暑の中、閖上地区のあちこちでもボランティア活動をする方々のオレンジのベストが目を引きました。
取材した日は土曜日。土日や祝日は今もこうしてたくさんの人が来てくださっているんだと、ありがたい気持ちになりました。

作業の手を止めて、取材に応じてくださった方を少しご紹介したいと思います。

「善行寺」住職の福井みのるさん。
「2回目の参加です。仙台はお酒がおいしいので、楽しみです」

「龍泉寺」僧侶の西郷誠哉さん。仏教系の大学を卒業後、
現在あらためて仏教の学校に入り勉強中です。
「今、勉強が楽しいです!」

左から:亀苔(かめのり)光浩さん、三上明祥(みょうしょう)さん、三浦孝明さん
三浦さんは住職ですが、他のお2人もお寺関係者です

ボランティア作業は今回のような畑の草取りの他、瓦礫の撤去や、何も植えられていない畑のガラスや金属片を取り除く作業など、その都度指示されることを行い、毎回場所も違うのだそうです。

暑い中の作業、本当にお疲れ様でした。

「閖上ありがとう」キュウリおいしかった
(キュウリの差し入れがあったようでした)
左端が「ビハーラ しが」代表の守快信さん。そして様々なお寺の関係者と募集で集まった皆さん。
前列右から:畑の持ち主の橋浦祺卓さん、橋浦司さん。
「この畑は草取りを諦めていたけど、ボランティアが入ってくれて良かった……」

守さん自身は西本願寺のご住職です。
守さんは震災後半年後から被災地に入り、被災地がまだまだ大変な時から個人的に何度も被災地に来ているそうです。

「できる事は限られているので、本当に支援になっているのか……と思ったりします。
でもこうして “させていただく” 方もいろいろ勉強させてもらっているので、有り難いと思っています」

「ビハーラ活動」について詳しくはこちらを参照ください。
浄土真宗本願寺派 社会部
http://social.hongwanji.or.jp/index.html

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閖上でのボランティアの受け入れをしているのは「一般社団法人 名取復興支援協会」(以下:復興支援協会)です。
復興支援協会が運営する「東北復興支援販売所」が、申し込みのあったボランティアの受付事務所です。当日のボランティアの集合・受付場所にもなっています。

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8月28日 木曜日
ゆりあげの人たちを応援したい(名取市)
http://kokoropress.blogspot.jp/2014/08/blog-post_46.html
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ちょうどボランティアで他県から来ている人に会うことができました。

佐賀県から娘さんと2人で来た服部洋さんは宮城県内の他に福島など、東北には定期的に来ているということでした。
さらっと聞き流してしまうところでしたが、佐賀県は九州ですよね!?
ここには娘さんは写っていませんが、「尊敬する人はお父さん」なのだそうです。
名取駅にあるレンタルの自転車に乗って、服部さん親子は仲良く帰って行きました。

それを見て感動していたのは、兵庫県姫路市から来ている貞岡稔さん。
貞岡さんは名取市に部屋を借り、何と6月8日からずっとボランティア活動をしている方でした。
貞岡さんにも娘さんがいるとのこと。このココロプレスでお父さんの元気な姿を確認してくれるといいですね。

左から:服部洋さん、貞岡稔さん、販売所責任者の川崎幸子さん

貞岡さんはこの辺りの雑草を取ったり、花を植えたりするボランティアをし続けています。

「以前ここに住んでた人がちょっとでものぞきに来た時、自分の家があった場所が草ぼうぼうだったら感じよくないし、悲しいと思うんだよね。
最近この辺りに住んでた人はあまり来てないけど、この頃花が増えたから見に来てほほしいなぁ。」

道路沿いにきれいに咲いてる色とりどりの花や、あちこちの広い土地で咲き始めたひまわりは、貞岡さんのようなボランティアの人が植え、お世話していたのです。

「水や肥料をあげると、花は見違えるように色が良くなったり元気になったりすることが分かりました。土地は広いし、作業は草取りなどたくさんあって、まだまだ人手は足りてないですね」
貞岡さんは咲いている花をいとおしげに見ながら話しました。



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★ 「一般社団法人 名取復興支援協会」ではボランティアを随時募集しています。
★ 「賛助会員」も募集しています。

この協会の活動は賛助会員を中心とするの皆さまからのご支援を基に行っています。
詳しくは下記のホームページを参照のうえ、お申し込みください。

一般社団法人 名取復興支援協会」理事の太田幸男さん。
背景は日和山

皆さまからの温かいご支援、よろしくお願いいたします。

一般社団法人 名取復興支援協会
http://natorifukkou.com/


※「一般社団法人 名取復興支援協会」については回を改めてご紹介いたします。




(取材日 平成26年7月26日)