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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2014年9月5日金曜日

2014年9月5日金曜日16:00
こんにちは、にゃんこです。

その土地に、その土地の言葉で代々語り継がれてきたものと言えば・・・・・・
そう、民話です。
皆さんも小さい頃に一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

東北は民話の宝庫と言われるほど、たくさんの民話が残っているんだそうです。

宮城県にも県内で語り継がれている民話を記録しようと活動している方々がいらっしゃいます。
1976年に結成された「みやぎ民話の会」です。

「みやぎ民話の会」は約40年にわたり、民話を語ってくれるおじいさんやおばあさんのもとを訪れ、話を聞き取り記録し続けてきました。

この「みやぎ民話の会」が記録してきた民話語りの映像・音声をデジタル化し、誰もが活かせる共有財産として未来へ受け渡していこうと「みやぎ民話の会」の有志メンバーが集まり、「せんだいメディアテーク」と協働し、2012年にみやぎ民話の会「民話 声の図書館」プロジェクトが始まりました。

今年(2014年)4月には伝承の語り手による民話語りのDVDも完成。
メディアテーク2階「映像音響ライブラリー/視聴覚教材ライブラリー」で貸出・視聴も可能
現在「みやぎメディアテーク」では、「みやぎ民話の会」が集めたお話の中から、震災によって甚大な被害を受けた石巻市雄勝周辺の浜で聞いた民話を紹介するパネルで展示するイベントを開催しています。
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パネル展示
2011.3.11大津波に襲われた沿岸集落で、かつて聞いた
《いいつたえ、むかしばなし、はなし》―その2-
日時 : ~9月28日(日) 9:00~22:00 ※9月25日は休館日
会場 : せんだいメディアテーク 7階ラウンジ
      (仙台市青葉区春日町2-1)
内容 : 石巻市雄勝町周辺の浜辺で聞いた話を紹介
参加費 : 無料
主催 : みやぎ民話の会「民話 声の図書室」プロジェクトチーム、せんだいメディアテーク
問い合わせ先 : せんだいメディアテーク 企画・活動支援
TEL.022-713-4483 FAX.022-713-4482
http://www.smt.jp/projects/minwa/
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「せんだいメディアテーク」学芸員の清水チナツさんにお話を伺いました。
「2013年5月に開催した1回目では、南三陸町戸倉に伝わる民話の中から8話をご紹介しました。今回は、石巻市雄勝町周辺で聞いた民話を展示しています。津波によって多くを失い、変わってしまった沿岸部の風景。民話を通してその土地にあった文化や暮らしをもう一度振り返るきっかけになればと思います」

今回は、第1話「ヘビに見染められた娘」、第2話「浄瑠璃語ったネコ」をはじめ、全部で7つの民話を紹介しています。
その中には、荒浜や雄勝、石巻、歌津、青島などの地名も登場するそうです。
皆さんが生まれ育った故郷や思い出のある場所も出てくるかもしれません。
民話の中にはその地の由来や当時の生活、そして生きるための教訓や知恵、さまざまなものが織り込まれ、現代に生きる私たちに伝えてくれます。
風景は失われても、伝承文化は生き続ける。

祖先が何を想い、どのように暮らしてきたのか。

ぜひ皆さんも訪れてみてください。

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私も小学生の頃、近所の集会所で開かれる語り部によく話を聞きに行っていたことを、ふと思い出しました。

私の地元に伝わるのは「鶴の恩返し」という民話です。
有名なお話なので皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか。
この民話は私の地元の他にも、新潟など全国に似たようなお話があるんだそうです。

実家の近くには「鶴布山 珍蔵寺(かくふさん ちんぞうじ)」という地元では有名なお寺があります。
「鶴布」は鶴が羽で織ったという織物、「珍蔵」はその鶴を助けた主人公「金蔵」の名前に由来しているそうです。

その地の歴史を学ぶことができるのも民話の魅力なんですね。

ちなみに、私の地元の民話は、「むがーしあったけずまなぁ」から始まり「とーびんと」で終わります。

「むがーしあったけずまなぁ」で始まるというワクワク感、終わりの「とーびんと」でなんだか心が温まる。
子どもながらもそんな気持ちがあったのを覚えています。

自分の故郷に語り継がれている民話にはどんなお話があるのか、
この秋は、民話に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

(取材日 平成26年9月2日)