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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2014年9月19日金曜日

2014年9月19日金曜日17:08
kaiiです。
秋の風を感じに散歩に出掛けてみてはいかがでしょうか。

沖を進む台風の影響で高い波がぶつかる巨釜
(平成26年9月10日撮影)

以前ココロプレスでも紹介した気仙沼市唐桑町の「レストラン海岸亭」。
景勝地「巨釜」の近くで営業を続けてきましたが、観光客の激減による売上減少のため巨釜を離れ、唐桑町の中心部に近い場所に引越して、リニューアルオープンしました。

2011年12月20日 火曜日
唐桑のきれいな海を見ながらの食事(気仙沼市唐桑町)
http://kokoropress.blogspot.com/2011/12/blog-post_2129.html

新築移転された「海岸亭」
東日本大震災の後、被災した方々の要望で屋台を引いてラーメンを販売しました。
1杯350円のラーメンは、出せば出すほど赤字になりました。
それでも小野寺さんは、被災して希望を失いかけている人たちの笑顔が見られるのがうれしくて避難所でラーメンを作り続けました。

唐桑町中にあった「海岸亭」
(平成23年12月撮影)
震災の地震で店の厨房と二階の宴会場が半壊しました。
二階の宴会場は平成23年8月まで、ボランティアの宿泊場所に提供しました。

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震災から3年6カ月が過ぎ、唐桑町を訪れるボランティアは激減しました。
震災の前から少しずつ減少していた唐桑半島の景勝地を訪れる観光客も減りました。
小野寺さんは行政などにこの状況が改善する方法を模索することを提案し続けています。

気仙沼市唐桑町の景勝地「巨釜」の折石
(平成23年12月撮影)
働き掛けは続けながらも、減少しているボランティアや観光客の来るのを待っているだけでは生活が成り立たなくなると感じ、苦渋の選択で巨釜を離れました。

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新しい店は、唐桑町馬場にあります。
県道26号を砂子浜海岸から唐桑半島方向に向かい、左側のコンビニエンスストアが目印です。コンビニエンスストアの手前を左手に入った場所にあります。

唐桑町にある砂子浜海岸
(平成26年9月10日撮影)
自慢は、自家製チャーシューがたっぷり載ったチャーシュー麺、自家製野菜をたっぷり使ったワンタンメン、それとニラがたっぷり入ったギョウザです。

気仙沼市唐桑町馬場に移転した「海岸亭」
取材に伺った平成26年9月10日が、プレオープンの日でした。
唐桑町に来てくれた全国のボランティアの有志から、大きな花輪が届きました。

全国のボランティア有志から贈られた花輪と小野寺孝志さん
平成26年9月11日。
小野寺さんは東日本大震災から3年6カ月の節目の日を、東日本大震災からの町の復興と店の繁栄を祈ってオープンの日に選びました。

近所の90代の男性は、「ようやく近くでラーメンが食べられる。開店を楽しみにしていたんだ。明日は一番にラーメンを食べに来ようと思うよ」と満面の笑みを浮かべてオープンを待っていました。

「いつでもここにいます。だから会いにだいん(来てください)」と話す
海岸亭オーナーの小野寺孝志さん
小野寺さんは
「地元で海岸亭のラーメンやチャーシュー麺を待っていてくれる人たちのために、地産地消を目指しています。野菜は母親が丹精込めて育てている野菜を使っています。自慢のギョウザとラーメンを食べに来てください。多くの人たちに唐桑の自然の豊かさを感じて唐桑のファンになってほしいです」
と話しています。

しばらくの間は不定休です。午前11時から午後9時まで営業しています。

海岸亭 連絡先

気仙沼市唐桑町馬場68番地
(090)4631-7806

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「昔のテレビのサスペンスドラマの舞台は景勝地が多かったのに、最近のサスペンスの舞台は街中が多いですよね。時代なんでしょうかね?」
小野寺さんとそんな会話を交わしました。
人口も情報もお金も都市部に集中する構造は、こんなところからも感じられます。
人口構造物にはない美しさを感じるには、唐桑半島は最高の場所です。
秋風を感じながら散策してみませんか?

(取材日 平成26年9月10日)