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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2014年9月2日火曜日

2014年9月2日火曜日9:06
こんにちはエムです。

東日本大震災により壊滅的な被害があった名取市閖上で、津波の犠牲になった「たこ焼き屋さん」の味を残そうと、尽力している人がいます。
それが「佐藤たこやき屋」です。

軽トラックを改造したお店。たこ焼きは大人気で、売り切れる場合があります
「佐藤たこやき屋」は先日ご紹介した「東北復興販売所」の隣にある小さな軽トラックがお店です。

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平成26年8月28日 木曜日
閖上の人たちを応援したい(名取市)
http://kokoropress.blogspot.jp/2014/08/blog-post_46.html
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「佐藤たこやき屋」を経営する佐藤幸弘さんが守ろうとしているのは、長年閖上の地でたこ焼き店を営んでいた、当時92歳の橋浦きよさんの味。

橋浦さんは50年ほど前から閖上でたこやきを作っていました。
串に刺した3個のたこ焼きは、生地の表面はカリッと、中はもちもちで歯ごたえのある具が入っています。そこにお店こだわりのソースをたっぷり付けて出来上がり。

考えただけで美味しそうなそのたこ焼きは「閖上たこ焼き」と呼ばれ、閖上では子どもたちがお小遣いを握りしめて買いに行くような、人気のたこ焼きだったそうです。
また、お母さん、お父さんたちは20本、30本とまとめ買いをして、冷めないようにこたつに入れて家族の帰りを待ち、みんなで食べていたといいます。

閖上の人にとって「閖上たこ焼き」は、家族の思い出と共に記憶に残る、温かい幸せな味なのではと想像すると、胸に迫るものがあります。

訪れた人に「閖上たこ焼き」の説明をする佐藤さん
「いろんな縁があり、その皆さんの協力のおかげでたこ焼きを再現し、ここで販売しています」
訪れた人を前に、佐藤さんが説明を始めました。

自身も震災で被災しましたが、消防団やたくさんの人がボランティアをやっているのを見て、自分にも何かできる事はないかと考えるようになった佐藤さん。

いつかたこ焼き屋をやりたいと思ってはいたそうですが、仮設商店街でこの「閖上たこ焼き」を販売する機会があり、佐藤さんも参加したのだそうです。
そのことがきっかけになり、お店を開店することを決心した佐藤さんは、住民の皆さんにアドバイスをもらったり、皆さんが記憶している橋浦さんのたこ焼きの味を頼りに、試行錯誤を続けました。
そして昨年(平成25年)夏、「佐藤たこやき屋」開店に至りました。

「震災があるまでは、誰かのために何かをしたことはありませんでした」
と語る佐藤幸弘さん



「今までいろんな人に助けられ、そしてここで販売させていただいています。
私が焼いていますが、閖上の人たちの思いがあって、いろんな形で協力してもらったおかげで再現することができました。

閖上の町はまだ再建できていませんが、町は人とのつながりがあってできるものです。そして人は人とのつながりが大事です。
震災があったことで、それを強く感じるようになりました。

こんなふうに遠くからたくさんの人が来てくれる。そして協力してくれることによって、閖上の町もいつか復活できるのではないかと思います。
その時はどうぞまた是非、閖上に足を運んでください」

◆ 営業日・営業時間
  水曜・土曜/10:00〜15:00
  日曜/8:00〜15:00

★ 臨時休業の場合もありますので詳しくは Facebook を参照ください。

佐藤たこ焼き屋 Facebook
http://ja-jp.facebook.com/pages/佐藤の閖上たこやき/434452699971892


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佐藤たこ焼き屋さんのたこ焼きは、あっという間に売り切れてしまい、気付いた時には写真さえ残すことができませんでした。
(売り切れた後も、お客さんの足は途切れませんせんでした)
実際に手に取り、口の中に放り込んでみたいとお考えの方は、私のようにのんびりしていては実物を目にすることもできません。どうぞその点はご注意ください(笑)

(取材日 平成26年7月26日)