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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2014年8月6日水曜日

2014年8月6日水曜日6:02
こんにちは、にゃんこです。


学校も夏休みに突入して、いよいよ夏本番ですね!
皆さんの夏の予定はお決まりですか?

この時期、夏休みを利用してボランティアに参加される方が多いそうです。
以前ご紹介した「かながわ災害ボランティアバスチーム」副代表の高橋さんの言葉にもありましたが、「いつかはと、この地を忘れず想いを馳せてくださる方がいる」ということ、貴重なお休みを使って支援に来ていただけることとても心強いです。これまでなかなか機会がなかったという方、宮城の今、東北の今を見に来ていただけるとうれしいです。

震災から時が進むにつれ、ボランティアのカタチも変わってきています。
ボランティアを通じて「宮城の魅力をもっと知ってほしい!」「宮城を好きになってほしい!」こういった想いを持って活動していらっしゃる方が増えています。


今日ご紹介する「特定非営利活動法人 底上げ」(以下:底上げ)もその一つです。


彼らのモットーは“あらゆる角度から意識を底上げ!”




食の問題や環境問題など身近な問題に目を向けて、社会全体の意識の底上げをしようと、2011年10月より気仙沼を中心に活動している団体です。

以前、ココロプレスでもご紹介しています。

1億3千万人の3歩で日本を底上げ(2013.4.25)
http://kokoropress.blogspot.jp/2013/04/133.html


活動の中心は、子どもたちの「学習支援」です。
活動を始められたキッカケを事務局長の成宮崇史さんに伺いました。

「震災により仮設住宅が学校の校庭や公園に建設されてしまい、子どもたちの集まる場所がなくなってしまったことに問題意識を感じこのプロジェクトを始めました。最初は長期休みの間だけの予定でしたが、地域の方から継続してほしいとのありがたいお言葉をいただき、平日も継続的に実施するようになりました。現在は『学習コミュニティ支援』というプロジェクトで、地域のコミュニティスペース、仮設住宅の集会所をお借りしてそれぞれ週2日ずつ、合計週4日子どもたちが集まり自習をしたり、大学生ボランティアと交流するスペースを解放しています」

生活環境ががらりと変わってしまった子どもたち。
心理的なストレスから体調不良になったり、不登校になってしまったりするなど子どもたちも大きな問題を抱えています。

震災から3年―。今の子どもたちの様子についてお聞きしました。

「震災があったことでボランティアのように外から来る人が増え、子どもたちはこれまで町の中では交流する機会の少なかった若者との交流の時間が増えました。それにより、多くの情報に触れ、外にも中にも目が向き、選択肢が広がったように思います。また自分も町のために何かしたいと強い気持ちを持ち、実際に行動に移していくようなエネルギーをたくさん持っている子ども達が増えたようにも感じています。まだ辛い思いを抱えた子どもたちはいますが、それでも多くの子どもたちがマイナスに目をむけるのではなく、プラスなことに目を向け、毎日良い笑顔で楽しく過ごしています。一生懸命前を向いて、仲間と共に前に進む姿は気仙沼の明るい未来を表しています」





“自分たちも町のために何かしたい”と動き始めた高校生たち。

「同じ思いを持った高校生が集まり、気仙沼の良いところを探して観光発信をしていこうと定期的にに話し合いを始めました。今では、気仙沼高校生団体『底上げYouth』として、彼ら自身が自主的、主体的に気仙沼のために考え、思いを形にしていく活動を行っています。私たちは、彼らの自主性、主体性を育みながら、楽しく思いを共有する場を作り活動をサポートしています」


気仙沼の観光地を巡るツアー「縁を結ぶ幸せ恋人の旅」
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「今後は町を愛して、強い思いを持った若者を地域の中に増やし、それをサポートする仕組みももっと増やしていきたい。気仙沼だけでなく他の沿岸地域においても同様に若者の思いをサポートする仕組みを増やし、高校生同士の交流を通してさらなる成長の場を作っていけるようにしたいと考えています。東北沿岸地域が日本で一番若者のエネルギーが満ちている場所にしていきます!」


出会いにはその人の人生を変える力があると聞きます。
成宮さんをはじめ、底上げの方々との出会いによって、一歩ずつ前進を始めた子どもたち。
若い力は時にとてつもなく偉大な推進力となって現れます。
気仙沼の未来は明るい。
皆さんもぜひ「底上げYouth」の活動に注目してください!


また「底上げ」では、ボランティアに参加してくださる方を随時募集しています。

彼らが行うボランティアの活動内容はどれも楽しくて、ためになるものばかり!”
ボランティアのリピーターが多いのも「底上げ」の魅力。

「リピーターが多いのは、私たちが常に“楽しさ”を全力で伝えているからだと思います。もちろん町の状況はまだまだ大変なことが実に多くあります。苦しんでいる人、悩んでいる人も多くいます。ボランティアとしてできることは本当に微力なのかもしれません。僕たちにできることは、気仙沼の人たちと共に過ごし、共に楽しみ、心から一緒に笑うことです。楽しい時間を共有すること、笑顔を交わし合うこと、これほど大きく人の心を動かすものはないと思っています。語弊があるかもしれませんが、人を楽しませるためには、まずは自分が全力で楽しむこと。僕は今気仙沼にいて本当に毎日が楽しいです。きっと誰よりも楽しい時間を日々過ごしているという自信があります。そんな楽しさを少しでも関わってくれた人たちに共有できるように頑張ります」

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ボランティア募集情報  
※お申込みなどの詳細は各HPよりご確認ください
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◆活動場所/気仙沼市
◆活動期間/随時
◆活動内容/学習コミュニティ支援、地元イベントのお手伝いなど
◆参加費/なし
◆募集人数/少人数

◆「底上げ」からメッセージ
「ボランティアの内容はその都度変わります。特に何か決まったプログラムに参加するというよりは、まずは町を見てみたい、他のボランティアやスタッフ、地元の方と交流してみたい。そういった想いで参加していただけるとありがたく思います。気仙沼へと足を運ぶこと、出会う人と思いを共有すること、それが僕たちがサポートできることだと思っています」
(事務局長 成宮崇史さん)

◆お問い合わせ
特定非営利活動法人 底上げ
http://www.sokoage.org/

「気仙沼に行ってみたいな」「地元の人と話をしてみたいな」というちょっとした気持ちから始まるボランティア。興味がある方はぜひ参加してみてください。

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前回の記事でもご紹介していますが、実は成宮さんは他県出身。
震災後ボランティアとして気仙沼に入ってから気仙沼のファンになり、住所を移して現在は気仙沼市民になっていらっしゃいます。

最後に気仙沼の魅力についてお伺いしました。

「日本有数の“おもてなし文化”と言われるほどの人の温かさ、海と山に囲まれた自然の豊かさ、海と生きてきた世界有数の港町の漁業文化、世界に誇る海の幸の心を動かすほどのおいしさ、“恋人”という言葉が世に広まった発祥の地でもある文学的文化、建造物や金山など歴史や伝統、文化を語ればキリがないのですが、それほど魅力にあふれた大好きな町です」

この夏はぜひ気仙沼に足を運んでください!

(にゃんこ)