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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2014年8月14日木曜日

2014年8月14日木曜日23:52
kaiiです。

平成26年7月24日と25日の2日間、気仙沼市で梶晶子さんの「ポリパン」教室が開催されました。
梶晶子さんは、ポリ袋を使って簡単に作れる「パン」の指導を被災各地で行っています。

ポリパンつくりを考案した梶晶子さん
7月25日10時から気仙沼市南町の「cadocco」を会場開かれた「ポリパンin 気仙沼! フライパンでパンを焼こう!! 親子パン教室@cadocco」には、市内に住む親子と女性が参加して「パンづくり」の体験をしました。

参加者全員で記念撮影
ポリパン上手に焼けました~
ポリパンとは、ポリ袋と小麦粉、塩、砂糖、天然酵母、フライパンと(ガスなど)の熱源があれば誰にでも簡単に焼きたてパンが焼ける方法です。

生地の材料を袋に入れて振ります
ポリ袋に、材料と空気を入れてフリフリ。材料がよく混ざったところで、水に溶かした天然酵母を材料に注ぎ空気を入れてポリ袋を数分フリフリすると生地が完成しました。

成型が終わったパン生地をフライパンで焼きます
生地の発酵を待つ間、あらかじめ梶さんが準備し参加者が成型したパン生地をフライパンとカセットコンロを使って焼いてみました。

弱火でじっくり15分ほど焼いて、ポリパンが完成しました
15分ほどで焼きたてのおいしいパンが完成しました。

アツアツのポリパンを試食しました
さっそく参加者たちが「カボチャ入りのパン」を試食しました。

ポリパンの講習中
「パン作るためには機材や専用の機械などが必要だと思っていましたが、これなら不器用な私でも簡単に作れます。震災以来、津波の到達した地域には怖くてなかなか来られなかった、私も友達に誘われて今日は参加してみました。ここに来られたことで少し自信がつきました。パンは自分でも作ってみようと思います」と市内から参加した女性が震災の後、心に抱えていた問題とパン作りについての感想を話しました。

ポリパン講習中
会場の「cadocco」のある南町で、被災した住宅の2階を修理しては暮らしているという女性は、
「今も被災した自宅の2階に水道を引いて生活をしています。震災前はパンを焼いて家族と焼きたてのパンをほおばることが楽しみでした。津波でオーブンなども流されてしまい、震災前は楽しみだったパン作りも震災後はそんな気持ちにもなれませんでした」
「フライパンで簡単においしいパンが焼けることを友達から聞いて参加しました。今日参加して、道具がなくてもできることが分かったので、自宅でも焼きたてのポリパンを作り家族と食べたいと思います」
と喜んでいました。

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梶さんが「精神科の先生が、人間は柔らかいものに触れると安心します。パンの生地に触ることが震災で傷ついた人の心のケアにもなる」と話したことを参加者に話しました。

会場に来ていた人たちが、「赤ちゃんの肌や柔らかな布などに触れると優しい気持ちになるものね」と話し、梶さんの話に共感していました。

私もポリパンつくりに参加しました。1時間ほどでおいしいパンを作ることができました。

生地を発酵させています

災害が発生した時、温かさのある食べ物は生きる勇気になることを東日本大震災を経験した私たちは知っています。
梶さんの「ポリパン」を習得して、災害などの時に簡単でおいしいパンを作れるようになりたいと思います。

(取材日 平成26年7月25日)