header

宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

ヘッダー写真説明文

写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2014年7月6日日曜日

2014年7月6日日曜日23:49
こんにちは、Chocoです。
「子どもたちの元気な姿を見ると、自分たちも頑張らなきゃなと思う。
子どもたちからたくさんのパワーをもらうんだ」
ブログの取材やボランティアを通して聞く言葉です。

6月1日に女川町の女川小学校校庭で開催された4回目の音楽フェス、我歴stockが開催されました。
主催者は、地元の若者が結成した団体福幸丸です。
今年のテーマは、「子どもたちが主役」。
会場内には、遊び場やウクレレのワークショップなど体験ブースが用意されていました。
その中でも子どもに注目が集まったのは、AH'S プレゼン チャリティーファッションショーでした。

ステージ上でかっこよくポーズを決め、会場から聞こえる声援に笑顔で答える子どもたちの姿は、見ている人たちを魅了していました。

今回は、子どもたちが輝くファッションショーをプロデュースした2012 Miss Universe Japan(以下:2012MUJ原 綾子さんの想いを紹介したいと思います。
===================

原 綾子さんは、MUJへの憧れと東北を元気づけるオピニオンリーダーになろうという想いを持ち2012MUJに応募し、約4000人の応募者の中から見事、日本代表となりました。
そして、日本人として、東北人としての誇りを胸に世界大会へ挑みました。
その後も、ファッションモデルだけでなく、震災直後から続けている被災地のためにチャリティー活動や瓦礫撤去、地元宮城県のPR活動も行ってきました。

現在、原さんが力を入れているのは、夢を追い、挑戦している人たちへのさまざまな指導です。
スピーチの練習や歩き方、メイクの仕方、自己表現力などのレッスンなども行っています。
「MUJとして挑戦する側だったのを、教える立場として子どもたちやMUJ、モデルを目指している人たちに『教える側』の世界一になりたい」と原さんは言います。

そして、女川でもまた子どもたちに夢を与える企画をプロデュースしました。
それがAH'Sプレゼン・チャリティーファッションショーです。
「子どもたちの未来の光を、少しでも見つけるお手伝いができたら」
という想いで昨年から開催されています。
昨年のステージ
昨年は、東京からキッズモデルも応援に駆けつけてくれました。
そして、女川町の子ども東京の子どもたちも一緒になってステージを歩きました。


カメラを片手に子どもの名前を呼ぶ親御さん、
それに応えて手を振り、笑顔で返す小さなモデルさん。
会場は、とても穏やかな雰囲気になりました。

――――――――――――

今年で第2回目を迎えたファッションショー。
原さんは、本番前に女川を訪れて、モデルとなる子どもたちのために歩き方、ポーズの取り方などのレッスンを2度開きました。



最初は緊張していた子どもたちですが、「いいね」「じょうず」「かわいい」と原さんが笑顔で声を掛けると、次第に緊張がほぐれ、レッスンが終わる頃には、ポーズもしっかりとれるようになっていました。


「教える時は、技術面よりも、気持ちが先走らないように、そこで楽しめるようにということを意識しました」

原さんは、子どもたちをリラックスさせるために、一人一人の歩き方、ポーズの取り方、表情を見てしっかりと確認していました。


そして、待ちに待った本番です。
6月1日、炎天下の中開催された我歴stockですが、子どもたちの舞台を楽しみに多くの人々がステージ前に集り、カメラを片手に始まるのを楽しみに待っていました。


そしてショーがスタートすると、華やかなドレスを身にまとった小さなモデルたちが登場しました。
堂々とステージを歩き、ポーズを決める姿に観客は微笑み、歓声を上げていました。






ご家族へ笑顔で応えるモデルさん
途中、1人で歩く最年少のモデルを原さんが誘導する場面もあり、
観客の皆さんも原さんも小さなモデルさんが歩く姿を微笑ましく見ていました。



最後は一人で歩くことができました。
この日、14名の子どもたちはキラキラと輝くモデルでした。



「涙が出そうだった」
子どもたちが堂々と歩く姿を舞台裏で見守っていた原さんは言いました。

「昨年もそうでしたが、緊張している顔や人前で恥ずかしいけど頑張って笑顔を作る姿、本当に楽しくて満面の笑みでポーズしている姿、日常過ごしていてもなかなか見ることができない色々な表情?が見られました。
3年前、被害に遭いましたが、現在、彼女たちの心はやはり、今をしっかり楽しんでいるんだということを想い涙が出そうになりました。
ちゃんと前を向いて、これからもいけるような子たちだな・・・
今日のステージと子どもたちの表情を見て凄く感動しました」

「いま輝き出す子ども達の『笑顔』は、
誰かをあたためるための最高の太陽となる!」
                  原 綾子 
「彼女たちの笑顔がきっと誰かの太陽になると思っています。
だからいつでもどこでも笑っていてほしい。
今日みたいな楽しみがこれから生きて行くと本当にたくさんあるし、
だからこそあなたが笑えばそれを見ている人が本当に優しい気持ちになれます。
それを忘れないで、今日のことを思い出して、これからも進んでいってほしい」


===================
原さんの真っすぐで凛とした想いは、子どもたちや女川の人たちへ響きました。

「あの子、頑張ってた・・・凄く良かった。うれしかったよ」
今回参加した子どものお母さんは笑顔で話してくれました。
震災後、目にしていた町はなくなり、住む環境も変わりました。


子どもたちの力を大事にしている原さんの想いとともに、
AH'Sチャリティーファッションショーは、これからも続きます。

来年の我歴stockでも子どもたちの笑顔が輝きます。
お楽しみに!!
(取材日 平成26年6月1日)