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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2014年7月4日金曜日

2014年7月4日金曜日8:00
こんにちはエムです。

心に大きな悩みを持ち、たった一人で抱え込んだまま自らを責め、追い込み、その暗い穴の中から抜け出せずに苦しんでいる人がいたとします。

そんな時、その人のそばにそっと寄り添い、親身になって話を聴いてくれる人がいるだけで、人は心が軽くなり、悩みの半分は解決されるも同然と言われています。


「NPO法人仙台傾聴の会」は、心に問題を抱えていながら、さまざまな理由で「話したくても話せない」「話す機会も話す相手もいない」。そんな人の話を聴く “傾聴ボランティア” を派遣している団体です。
特に震災後、時間の経過とともに大きくなっている心の問題を考えるうえで、「傾聴」の重要性がようやく認知され、活動は広がりをみせています。

「傾聴は人間関係の基本。そして普通の人が誰にでもできるボランティアです」
と語る「NPO法人仙台傾聴の会」代表理事の森山英子さん

「傾聴」とは、相手の話を否定せず、ありのままを受けとめ、言葉の奥にある悩みや不安、寂しさなどを共感しながら聴くこと。
文字にすると簡単なようですが、このように話を聴くのは、実はとても難しいことです。

ともすると人は、自分と違う意見の人を説得して考えを変えさせようとしたり、自分のアドバイスで立ち直ってもらえると考えて意見したり、良かれと思って励ましてしまいがちです。
しかしそれは、相手にとっては「批判された」「意見を押し付けられた」「話を聴いてもらえず、逆に延々話を聞かされた」となり、悩みは軽減するどころか、かえって深く傷ついてしまう場合もあるのです。

「傾聴できる人」になるためには、ある程度の知識や技能(スキル)が必要なのは言うまでもありません。

「NPO法人仙台傾聴の会」(以下:仙台傾聴の会)では、傾聴ボランティアとして派遣できる正会員を育成するため、年2回の「傾聴ボランティア養成講座」を開催し、確かな人材作りをしています。

開始時間に合わせて続々と参加者が入場してきました

この6月も、3日間通算12時間の養成講座が、仙台市青葉区の福祉プラザでスタートしました。そしてその1日目となる6月15日、取材させていただくことができました。

日曜日の午前中にも関わらず、開始時間30分前ごろから、申し込みをしていた参加者が続々と集まり始めました。
この日は約40名の参加者がありました。お見受けしたところ年齢層も20代〜80代と幅広い年齢層の方々。「傾聴ボランティア」の関心の高さが伺えます。



「仙台傾聴の会」代表理事の森山英子さんによると、震災の後に意識が変わって、人のために役に立ちたいと考える人が増えたそうです。

実際「仙台傾聴の会」は震災直後に宮城県医師会からの要請を受け、仙台市・岩沼市・名取市の避難所にいち早く入り、被災者の話を聴いてきました。
以来、県内の仮設住宅の集会所やみなし仮設住宅など回って毎月17回の傾聴茶話会を現在も行っています。


講義の後は実技もあります

「話を聴くスキルを身につけておけばあらゆる場所で
人間関係が違ってきます」(談:森山さん)

参加者の声:
「初めて参加しました。現在介護もしていますが、何かボランティアをやりたいとも思っていました。ここで学ぶことで、介護にも活かせると思いました」(60代女性)

「ずっとやってみたいと考えていたので、求職中の今、自分のスキルを上げるために参加しました。他に手話もやっています」(50代女性)

「東部道路を境に私は助かりましたが友人を亡くしました。自分にできることをやろうと思って、現在も仮設住宅で茶話会など開いて話を聴く活動をしています。でも、聴いているつもりで実は聴いていなかったことに気づき、スキルを上げたいと思って参加しました」(60代女性)

「ずっと前からボランティアをしたいと思っていました。2人の息子も手がかからなくなったので、参加してみました。
ボランティアと言っても、個人単位ではどこに行けば良いのか分からなかったし、こういった団体としてであれば、参加しやすいと感じました」(40代男性)

参加者のお1人の鈴木さん

「仙台傾聴の会」の会員数は現在約200人。震災関連の傾聴ボランティアの派遣数は、のべ1,200人に上ります。
その数字が示すのは、傾聴ボランティアを希望する人が増えたということ。そして、震災から3年が過ぎてもさらに、つらかった気持ちを抱えたままの人が、まだまだ多いということでもあります。
「傾聴」は、今後ますます必要とされる重要な活動となることでしょう。

「NOP法人仙台傾聴の会」研修部の皆さん
後列中心:代表理事 森山さん

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「NPO法人仙台傾聴の会」の活動
★ 個人宅、高齢者施設、被災者支援への傾聴ボランティア派遣
★ 仮設住宅、みなし仮設者向け傾聴茶話会
★ 傾聴サロン(対面相談:予約制) ※ お問い合わせ・申し込み先/090-6253-5640
  仙台市/第1土曜日・仙台市福祉プラザ
  名取市/第3日曜日・名取市市民活動支援センター
  岩沼市/第3水曜日・岩沼市役所総合福祉センター( i あいプラザ)
★ 電話相談(毎週火・木・土 9:00〜17:00)
  080-3199-4481
★ 傾聴ボランティア養成講座/年2回(定員30名:要予約)
  ※ 平成26年第2回は11月に開催します。詳しくはブログを参照ください。

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★ 賛助会員のお願い
  この活動に共感、賛同していただける方のご支援をお願いいたします。(何口でも可)
 ・個人:一口2,000円/年
 ・団体:一口5,000円/年

 振込先:
 七十七銀行 杜せきのした支店 普通 
 口座番号:9007172
 名義:NPO法人仙台傾聴の会

★ 正会員(養成講座を終了した方)
  会費:3,000円/年

お問い合わせなど、詳しくはブログを参照ください。
http://blog.canpan.info/morimori/

(取材日 平成26年6月15日)