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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2014年6月29日日曜日

2014年6月29日日曜日7:00
kaiiです

震災以来、体の不調を感じておられる方も少なくないのではないでしょうか。
震災前に比べて「心のケア」についての記事を新聞などで多く目にします。
被災地に住んでいる人も他県などに避難生活をしている人も、震災前とは環境が大きく変化し「ストレス」を抱えた生活をしています。
気仙沼市出身の加藤諭さんは、毎月福島県北塩原村の自宅から7時間かけて気仙沼に通い、仮設商店街や仮設住宅を回って、アロマオイルを使用した足裏マッサージを施し、癒しの時間を提供しています。

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東日本大震災の当日は、気仙沼から引っ越して5年ほどがたった福島県北塩原村の自宅で大きな地震の揺れを感じました。経験したことのない地震の揺れに加藤さんは驚き、「磐梯山」が噴火するのではないかと思ったそうです。
テレビに映る気仙沼市の観光桟橋エースポートの浮桟橋が流される映像を観て、信じられない気持ちだったと当時を振り返っていました。

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震災から10カ月が過ぎ、町の瓦礫が片付き始めた平成23年12月。
気仙沼市鹿折地区にある被災した建物の中に設けられたフリースペース「サライ」や仮設住宅などで、「震災で傷ついた人たちの心が、少しでもリラックスして前向きになってほしい」と得意のマッサージで支援を始めました。

仮設住宅でマッサージをする加藤さんたち
(平成23年12月撮影 写真提供:加藤諭さん)

加藤さんがマッサージをしながら仮設住宅を廻りしていて気づいたのは、みなし仮設に住んでいる人や、家が残っても仕事を失って落ち込んでいる人たちの中にある「不平等感」でした。
不満を抱えて前へ踏み出せないでいる人たちが少しでも前へ踏み出すきっかけを作りたいと考え、誰でもが気兼ねなく来られるフリースペース「サライ」でのマッサージを始めました。
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平成26年2月から、母親と赤ちゃんのコミュニケーションを図るベビーマッサージも始めました。お母さんたちが集まれる場所をつくり子育て支援にもつながればいいと加藤さんは考えています。


平成26年2月からベビーマッサージもスタートさせました
(写真提供:加藤諭さん)

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また、一人でも多くの人にハンドマッサージを教え、家族や地域でマッサージのできる人材を育成していくことで雇用にもつなげていきたいと加藤さんは考えてています。
「家族で家族を守っていける」ように習いたいという方に「ホームセラピスト」として勉強会を開いてマッサージを教えています。

「笑顔いっぱいの町づくりをしたい」と話す
おせっかい未来サポート代表 加藤 諭さん
(平成26年6月18日撮影)

「家族の笑顔を守れるのは家族だけです。震災が次世代を担う子どもたちの心に陰を残さないように家族が笑顔で暮らせるお手伝いをしたい」と加藤さんは話します。

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「マッサージより私と話したくて来る人も多いんですよ」と加藤さんは笑っていましたが、津波の後、地域から人が離れて在宅の高齢者の環境も大きく変化しました。「誰かと話したい」「さびしい」という声も在宅の高齢者から聞かれます。
マッサージしてもらえて話せることを楽しみにしている高齢の方も多いのだと加藤さんの話を聞いて感じました。

(取材日 平成26年6月18日)