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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2014年5月20日火曜日

2014年5月20日火曜日20:00
こんにちはエムです。
動物と一緒に暮らす魅力は何でしょう。


「癒してくれる」「慰めてくれる」「かわいい」
などが挙げられますが、他にも人それぞれに違う魅力を感じている方、あるいは魅力とかではなく「家族の一員だから当然」と考えている方もいることでしょう。

動物たちは飼い主の性格や年齢、国籍や容姿などに関係なく接してくれます。
口答えもしないですし、懐いてくれた時にはとってもかわいく思えますよね。
特に子猫や子犬はかわいいですよね~。

代表の菅原さん宅にいるのは、ほとんど保健所から助けだされた犬たち。
みんな寂しがりやみたいです。しきりに撫でてもらいたがっていました

しかし、飼っている犬や猫が大きくなって、言う事をきかなくなったり、病気になって手がかかるようになったらどうしますか?
毎日の散歩や食事の世話が面倒くさいと感じたら、あなたはどうしますか?
災害が起き、人が生きるだけでも大変な時、今まで飼っていた動物をあなたならどうしますか?

宮城県では平成23年の震災後、保健所に持ち込まれる犬や猫の頭数が激増しました。
保健所では基本的に持ち込まれた犬や猫は「殺処分」になります。
それは飼い主からの「放棄する」という意思表示があったと見なされるからだそうです。

少し頭を振る障害を持っていますが、とっても元気な猫

また保護される犬や猫もいますが、そちらは飼い主が探しているケースもあるので1週間の保護期間があるようです。

保健所では譲渡会などを開いて、引き取り手を探すなどもしていますが、成犬や成猫、まして年老いていたり病気を持っていたりすると、引き取り手は(ほぼ)ありません。

そんな、人の都合や環境の変化で殺処分にされる犬や猫を、少しでも減らそうと取り組んでいる動物愛護団体の1つ、アニマルピースを取材しました。

1度捨てられた経験があるためか、
撫でようとするとビクッとする子がいました。
カメラを向けても怖がる様子をみせました

「震災後に持ち込みが増えている理由の1つには、地震や津波に驚いて逃げ出した猫が野良化し、繁殖するケース。
また、かわいそうに思った人が餌をあげることにより、その近所でやはり野良化した猫が増えるというケースもあります。
自らも被災し仮設住宅では飼えないとか、飼い主が年をとってペットの面倒を見られなくなった。など、震災などに関わらず環境の変化で手放さざるをえない人も中にはいますね」

「いろんな理由はありますが、震災の前から動物の保健所への持ち込み、殺処分が宮城県は多いのです」
と、「アニマルピース」代表の菅原とみえさんは言います。

代表の菅原とみえさん
「2度も悲しい思いをしないように、飼い主選びは慎重です」

「アニマルピース」は平成18年12月に、菅原さんが立ち上げた民間の動物愛護団体です。
菅原さん自身は、やはり菅原さんが立ち上げた動物愛護団体「150匹犬猫ボランティア
(150匹犬猫ボランティアURL:http://150dcv.yu-yake.com/frame.html)
で平成13年から活動をしていたそうですが、菅原さんが目指すのは、猫も犬も殺処分ゼロ
その実現のために、菅原さんは昨年度(平成25年)から動物愛護推進委員を務め、宮城県が管轄する保健所で対策を改善をするよう要望を出しています。

要望の1つは「持ち込まれた野良猫の安易な受け入れをしないでほしい」というもの。
目的は、避妊手術をしてもらい、その1代で命を終わらせることによって殺処分の頭数を減らすことだそうです。
そのためにも「野良猫助成金」の成立は欠かせません。

実は仙台市では「野良猫助成金」の仕組みが確立されています。
持ち込んだ人が仙台市内の獣医師の病院に連れて行き、手続き後、避妊手術を受けさせます。持ち込んだ人が一旦手術費用を立て替えますが、その後、6千円が戻ってきます。

犬と猫は別々のスペースで暮らしています。

そういった仕組みを整えることで、「餌を与えるだけではなく避妊手術を行ってください」との呼び掛けも効力を発揮するでしょう。

アニマルピースでは、震災後は一般からの引き取りはやめ、保健所からの引き取りのみを行っています。
現在犬15頭、猫12匹と暮らしていますが、他に「一時預かり」としてボランティアをしてくれる約10人のメンバーの所にも、犬や猫を預かってもらっています。

「昨年は捨て猫が多かったので、5月〜12月まで毎週日曜日、家族募集会を開いてきましたが、なかなかもらい手は見つかりません。
成犬、成猫のもらい手は本当に少ないんです。
欧米のように大きくなっても良いという人が増えるように、少しづつでも意識が変わってほしいですね」

私が取材に行ったために、ゲージに入れられたりリードで繋がれたりしてますが、
いつもは室内、外をフリーで過ごしています

「このアニマルピースは、あと4年で終わりにしようと考えています。
私自身の体力や体調の限界もありますし、何かあった時、この子たちへの責任も考えなくてはなりません」

アニマルピースでは募金も募集していますが、病院代や餌代など多額の費用がかかります。募金だけでは足りず、菅原さんの自己負担も多いと言います。

「それでも何とかやってきたのは、捨てられる犬や猫がいなくなる日がくるだろうな〜と思っていたからかな。そんなに遠い話じゃないかもしれない。あと4年でそれが実現できれば良いなと思います」

震災で住んでた家が津波で流され、他の家で
面倒をみてもらっていましたが、そこでも飼育が難しくなり、
保健所に持ち込まれた経験を持っています

多頭飼育され飼育放棄された中の1匹。
温かい家族が見つかりますように

「飼い主が最後まで一緒に暮らす。そうすれば実現します」

「動物と暮らすことは私の生きがい……かな。
これから飼おうと思う人は、かわいそうとか、かわいいからなど理由は何でも良いのですが、望まないで飼うのだけは止めてほしいです」

動物と生活する魅力は?との質問に、今は無我夢中でよく分からないとおっしゃる菅原さん。
とても自然体の姿は「人も動物も幸せな暮らし」を体現しているように見えました。

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【アニマルピースの家族募集会】
※次の家族募集会:5月25日(日)・6月1日(日)
 時間:11:00〜16:00
 場所:ダイシン泉店(松森)
  http://diy-daishin.co.jp/shop/data_izumi.html

(その他の家族募集会は不定期ですが、ほぼ毎週日曜日に開催予定〜〜詳しくはアニマルピースホームページをご覧ください)
★ 尚、飼い主になるためには一定の条件があります。 詳しくは直接家族募集会へおいでください。

アニマルピースでは ボランティア・物資のご支援 に協力してくださる方を随時募集しています。
【ボランティア内容】
★ 犬猫搬送
★ 一時預かり

【物資の募集】
◆ 仔猫・成猫・老猫用缶詰、ドライフード、粉ミルク(幼猫用)、トイレ砂
◆ 成犬・老犬用ドライフード、缶詰、栄養ドリンク・・・その他

詳しくはアニマルピースホームページ内「ご支援・ご協力」ページを参照ください。
http://www.anip.biz/

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【ご寄付のお願い】
餌代・物品などの他、ワクチン接種・不妊手術・病気治療の医療費に高額な出費となっています。
この活動へご理解、賛同していただける皆さまのご支援、ご協力をお願いいたします。

〈振込先〉
郵便局 郵便振替口座 02230-1-47659
    名義 アニマルピース

銀 行 七十七銀行 八幡町支店 普通 5467861
    名義 アニマルピース


アニマルピースホームページ
http://www.anip.biz/

(取材日 平成26年5月13日)