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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2014年5月2日金曜日

2014年5月2日金曜日22:59

青葉通りを挟んだ「藤崎」の向かい側が会場です。立ち並ぶテントが迎えてくれます(青葉通り側より撮影)

みなさま、はじめまして。
4月よりココロプレスのメンバーに加わりました、ザーリャと申します。

ちょっと不思議なハンドルネームは、若田光一宇宙飛行士が船長を務め、私たちの頭上400㎞を秒速8㎞で飛行している(!)、国際宇宙ステーション(ISS)のモジュールからとりました。
古いロシア語で「夜明け(Zarya)」という意味があるそうです。

ココロプレスで、私の見た宮城の「夜明け」の様子を、少しずつ紹介できればと思っています。
これから、どうぞよろしくお願いします。

さて、本題です。

仙台市の市街地の中心部、サンモール一番丁で、マルシェが定期開催されています。
「~美味しい出会いのある市場~伊達美味マーケット」
開催日: 隔週の木・金・土 11:00~18:00(次回の開催日:5/9、5/10)
ホームページ: http://www.dateumamarket.jp/

仙台市の中心市街地では、震災後の再開発や、高層マンションの建設が非常に目立っています。それにともなって、居住者の転入や転出の動きも活発になっています。「人が入れ替わる」ということは、言い換えれば、そこに住む人々の関わり方によって、コミュニティが「創生」することにも、そして「崩壊」することにもつながるということです。

東日本大震災の後、防災の観点からも地域コミュニティのあり方や、人と人とのつながりの重要性が再び認識されています。

人と人とが出会い、つながる場を作ること。そんな願いが込められた取り組みの一つ、それが「伊達美味マーケット」です。
3月にプレオープンを迎え、私が訪れたのは第2回の開催(4/24~4/26)。
実行委員の皆さんにお話を伺いながら、新しく誕生したマーケットの会場を回ってみました。

「ここで知り合ったお客さまが、蔵王まで来てくださいます。」(蔵王わくわくファームさん)
びっくりする価格の商品も・・・
実行委員会の皆さんは言います。

「マーケットとはいっても、ただ商品を販売するだけではなく、人が集まる場所にしたいというのがあるんです。この周辺には新しいマンションが多いのですが、昔ながらの『ご近所づきあい』も失われてきているそうです。このマーケットがきっかけにお客さま同士の会話が生まれ、そこから人と人との『つながり』が広がってゆく。そうなればとてもうれしいですね。」

キャンドルの手作りワークショップ(Lamp of Hopeさん)。子どもたちにも人気の体験です
きれいな彩りが目を引きます。多肉植物のBlue Leaf さんと、革製品の Strawberry JAM さん
実行委員会では、このマーケットを「学びの場」として活用してもらうことを考えています。

「学生の皆さんが自分たちの商品を販売し、お客さんの声を直接聞くことで、商品開発や改良に役立てる。私たちも、そんなテストマーケットの場所として、この場を積極的に使っていただきたいと考えています。」

同様に、子どもたちが出店のお手伝いをして「お金を稼ぐ」勉強をする、販売体験も募集中とのこと。
「ご興味のある皆さんには、遠慮なく伊達美味マーケットの実行委員会までご連絡ください!お待ちしています。」

こちらは実行委員会のセレクトショップ。手に入れるのが難しいおすすめ商品も並びます
この日の人気商品、仙台の「松園」さんの「くじらもなか」。世界の七つの海にかけて、七つの味があります
牛たんサイダー。味は、「おおおっ!これはっ!」・・・・ぜひお試しを!
ハンドメイドのアクセサリーの輝きに、通りすがりの人も足をとめます(ゴドーリアさん)

この地域周辺には「将棋サークル」や「けん玉」といった、お年寄りのサークルが多くあるそうです。
実行委員会では、この伊達美味マーケットを会場にさまざまな参加型のイベントを企画して、子どもたちと地域のサークルをつなぐ場にしたい、そうと考えています。

「もっと知り合いになるべき人が、実はいっぱいいると思うんです。今までは、その機会がなかったというだけで。伊達美味マーケットが、『縁』のできる場所にもしていきたいのです。」

新鮮な野菜と、加工品が並びます。(白石 小室わさび屋さん)
どの商店の商品も、新鮮さと手頃な価格が目を引きます

東日本大震災をきっかけに、宮城の食や物産の魅力が県外にも広く知られるようになりました。
宮城県人の私でさえも震災後に初めて出会った味覚がいくつもあります。

伊達美味マーケットの出展者は入れ替えもあり、津波から立ち上がった事業者が出店する計画もあるそうです。
新たな「縁」が期待できますね。
タラの芽、行者にんにく・・・とりたての新鮮な山菜も

4/25の出店団体の皆さん(38団体)

会場のすぐ隣には、昭和の時代を彷彿とさせる「壱弐参横丁(いろはよこちょう)」もあり、伊達美味マーケットでは季節ならではのイベントも計画中とのこと。お酒をたしなむ方々へ、震災から復興した商店や工場の「隠れた名品」(肴?!)を紹介し、実際に食べて飲める(!)夏の夕暮れイベントの開催など、今後もさまざまな展開を考えているそうです。

伊達美味マーケットは今後も隔週の木・金・土曜日に開催されます。

次回開催日 : 5/9(金)、5/10(土)11:00~18:00
(※次回の木曜日5/8(木)の開催はありません)

出店団体も募集しているそうですので、興味のある方は、HPをご覧ください。

伊達美味マーケット


「『伊達美味マーケットに行けば、誰かに会える』、『何か楽しいことがある』。そういうイメージで来ていただければうれしいですね。スタッフ一同、そういうマーケットになるように、これからも取り組んでいきます。」

地域の皆さんと共に新たなコミュニティを創造する取り組み。仙台での買い物帰りに、皆さんも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。私は、当然また一杯やりに行くつもりです!

(取材日 26年4月25日 )