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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2014年4月18日金曜日

2014年4月18日金曜日20:00
kaiiです。

気仙沼市中みなと町にある鹿折復幸マルシェで海産物を販売する「やまちょう 小野寺商店」に、気仙沼の春の味「釜揚げシラス」を探しに行きました。
出迎えてくれたのはとても元気な「いらっしゃいませ」の声。
小野寺商店の小野寺由美子さんです。


多くのお客さんが小野寺由美子さんに会うため
全国から小野寺商店を訪れます

残念ながら、気仙沼の新物釜揚げシラスはまだ入荷していませんでしたが、小野寺商店には気仙沼の自慢の海産物がたくさん並んでいます。


小野寺商店の一番人気商品
味付け海苔(わさび・うめ味)


小野寺商店の一番の人気商品は、味付け海苔(わさび味・うめ味)。
店の中の休憩コーナーで試食したお客さんの多くが買い求める人気商品です。
小野寺さんに人気の理由を伺うと、食欲がない時でもさっぱりとしたおいしさで「ご飯がすすむ」からだといいます。お茶漬けなどでおいしくいただけるそうです。


「ふかひれラーメン」


気仙沼といえば「ふかひれ」。
観光客に人気の「ふかひれスープ」「ふかひれラーメン」もあります。
小野寺さんに「ふかひれスープ」のおいしい活用レシピを教えていただきました。


気仙沼土産に人気の「ふかひれ濃縮スープ」


小野寺さんが教えてくれたのは、「ふかひれスープ」を使った簡単パスタです。
「ふかひれスープ」を作り方に従って作り、茹でたパスタとお好みの野菜を合わせて上からかけるだけ。「ふかひれスープ」のとろみとパスタが絡み合い、とてもおいしいそうです。



事業建て直しに取り組んでいる「マルトヨ食品のサンマとサバのみりん干し」は
小野寺さんのおすすめです

同じ鹿折地区で被災し、少しずつ事業を建てなおしている「マルトヨ食品株式会社」の人気商品「さんまのみりんぼし」と「さばみりん」も取り扱っています。どちらの商品もグリルで焼くだけで簡単に食べることがでます。ご飯にも酒の肴にも合う気仙沼の逸品です。

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東日本大震災の大津波で、小野寺さんは店舗も築4年の自宅も失いました。
津波火災が町を焼き尽くしていく様子を高台にある親戚の家から見ていました。
その夜は火災の音とプロパンガスが爆発する音が怖くて眠ることができませんでした。
翌朝小野寺さんたちが目にした町の風景は、前日の朝までの豊かな風景ではなく、まだあちらこちらからで火が燃えている焼き尽くされた町だったといいます。

小野寺さんは何も持たずに親戚の家に避難しました。その家が避難所に指定され、しばらくの間、同じく避難してきた人たちと励ましあいながら生活しました。

避難所での生活の中で、小野寺さんは「日本人のDNAには、「助け合うこと」「わかちあうこと」が組み込まれているんだな~日本人でよかった」と感じたそうです。

全てを失ってから今日まで、生きてこられたことに感謝していると小野寺さんはいいます。
「命があって、また歩き出せたこと、震災後、全世界の多くの人と出会いつながりができたことが私の財産です」大きな災害の中で大切な命を失わずに生きられたことを「幸せ」だと小野寺さんは話します。

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小野寺商店の原点は、遠洋漁業船に航海中の食糧としてノリやワカメなどの「乾物」を納入(これを業界用語で「積み込む」といいます)する仕事。海藻などの乾物のプロです。気仙沼のおいしい海藻などを小野寺商店で探してみてはいかがでしょうか?
元気いっぱいで優しい小野寺さんが、気仙沼の自慢の商品をていねいに紹介してくれます。

小野寺商店の扱う自慢の乾物

鹿折復幸マルシェは、区画整理のため同じ鹿折地区内へ移動することが決まっています。

マルシェで苦楽を共にした商店主の中には廃業を考えている人がいることに、小野寺さんは心を痛めています。

「みんなでさらに前へ」
小野寺さんの願いが届くことを祈っています。


やまちょう 小野寺商店
http://www.k-yamachou.com/

(取材日 平成26年3月28日)