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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2014年4月25日金曜日

2014年4月25日金曜日8:00
こんにちはエムです。

東日本大震災から早、3年が経過しました。
東北の太平洋沿岸部のあちこちで防潮堤の建設が進み、目に見える復興が進んでいます。
それは安全面を考慮した有益な対策といえますが、地域によっては元の景観が見られなくなるという新たな課題に直面しているのも事実です。

仙台からJR仙石線で40分ほどのところにある松島はどうなっているのでしょうか。
しばらくぶりに訪ねた松島をリポートします。

松島は元の美しい景観を保っていました

朝から雪が真っ白に積もり、冬に逆戻りしたような雪が降りしきる3月下旬、わたくしエムは何年かぶりに松島を訪れました。

国道45号線をお店を見ながら歩いていると
お店の入り口に張り紙があり
「波はここまで」と書いてありました
日本三景の1つ松島は、松島湾という自然の防潮堤に守られ、周辺沿岸部と比較すると幸いにも被害は小さく済みました。

被害が小さかったとはいえ、津波は松島にも相当な被害をもたらしたので、震災直後はたくさんのボランティアの方々が瓦礫や泥の撤去をしている映像が流れていたのを覚えています。


最後に訪れたのは震災の3、4年前でしたので、少しドキドキしながら電車を降りると、記憶と変わらない松島が出迎えてくれてホッとしました。

五大堂

実はこの日のお目当ては「かき小屋」
JR仙石線「松島海岸」を降り、国道45号を松島の町並みを見ながらしばらく歩きます。途中「福浦橋」の方へ向かい、行き止まりかと心配になるような細い道を海に沿って進むと、松島地区漁業組合の隣に「かき小屋」はありました。
震災のあった平成23年の年末には、早くもオープンしたという元気な報道は印象的でした。

辺りには乾燥した昆布を焙ったような良い香りが満ちてます

目の前で焼かれる「かき」は50分間食べ放題!




真ん中が空くとすかさずスコップで(!)
山盛り運ばれてきます

「あと10分だよ。むいてあげるからいっぱい食べてって」
食べ方を指南してくれるお店の方の勧めで
新鮮なかきをたらふく食べました

「かき小屋」の後は「マリンピア松島水族館」へ。
典型的な観光コースです。ですが仙台にいても松島に行こうとはなかなかならないのが地元の常なのでしょう。「何年ぶりだろう」「初めて来た」と連れの面々が感慨深い言葉を放つ中到着しました。

JR松島海岸駅からすぐ見える場所にある「マリンピア松島水族館」
昭和2年に開館した日本で2番目に長い歴史を持つ水族館です
仙台港に移転が決まったため、もうすぐ閉館です。平成27年5月まで営業してます

 
ペンギンの餌付けをする子どもたち。この水槽にも「津波がここまできました」と表示がありました

「マリンピア松島水族館」では地震や津波発生時には大きな破損は無く、この時点では全ての生き物は無事でした。
しかし、押し寄せた津波で1階部分が水没したため電気系統やポンプ機器が壊れ、多くの水槽で “ろ過循環” “水温調整” が機能しなくなってしまいました。
そのため、死んでしまった生物も少なくなかったのです。

その夜のうちから全員総出で始まった復旧作業は、その後全国からの応援も受け、平成23年4月23日には再オープンを果たすという驚くべき早さでした。

全国から寄せられた支援は、生き物たちの餌や不足する作業用品
泊まり込みで作業する職員のための食料や生活用品生活用品の他
ボランティアに駆けつけてくれたたくさんの方の援助がありました

少なくなった生物の寄贈もあったそうです
今では震災前と変わらない豊かな館内でした

こうして久しぶりの松島観光は終わりましたが、まだまだ見所がたくさんある松島。
今度は1泊してもっとゆったりと巡りたいと思いました。

国宝瑞巌寺参道の杉並木:押し寄せた津波による塩害で徐々に立ち枯れが目立っています

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松島観光協会
http://www.matsushima-kanko.com/

マリンピア松島水族館
http://www.marinepia.co.jp/

☆ かき小屋は3月末で終了しました。

(取材日 平成26年3月21日)