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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2014年3月6日木曜日

2014年3月6日木曜日19:51
kaiiです。

「地域力の衰退」に危機感を持つ地域住民と、震災直後から気仙沼市鹿折地域で被災者の支援活動を展開する東京のNGO団体「日本国際ボランティアセンター(JVC)」気仙沼事務所が共同企画した、1泊2日の被災地観光ツアー「週末は気仙沼。~海のしごとと人に出逢う旅~」。その第1回目が平成26年2月22日、23日の2日間にわたり行われました。

一行は、気仙沼市内の仮設商店街で昼食を済ませた後、気仙沼市大浦にあるワカメ加工工場を見学しました。
その後、平成25年3月に閉校した「旧気仙沼市立浦島小学校」に移動し、語り部役を務めた浦島地区振興会の事務局長尾形光三郎さんから東日本大震災当時の地域や避難の様子などを聞きました。


地域の様子を聞くツアー参加者

東日本大震災当時のことを話した
尾形 光三郎さん


参加した人たちは、尾形さんの話す地域の中の教え、「つなみてんでんこ」を真剣な面持ちで聞いていました。
尾形さんは震災当時、浦島小学校に用務員として勤務していました。
大きな揺れを感じ、海岸につないである自分の船を見に行きました。
海岸にいた人が大声で「早く逃げろ~津波くっそぉっ!」叫んでいました。

驚いて自宅に戻ると、自宅にいた家族は「ここまでは来ないから、お茶っこのまいん」と近所の人たちに声を掛けていました。家族を連れて高台の浦島小学校へ避難しました。
対岸に設置してあったオイルタンクが気仙沼湾に流れ出し火災が発生しました。

小学校に残る児童の安全の確保と地域住民の避難所の開設と運営、支援物資の地域への供給などに奔走した48日間を話しました。


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敷島製パン株式会社の社員で兵庫県神戸市からツアーに参加した杉田康一郎さんは、気仙沼を訪れるのは今回が2回目。



震災後ボランティアとしても気仙沼で活動した経験のある
杉田康一郎さん


杉田さんたちは震災後、自らボランティアツアーを募り、被災地でのボランティア活動をしました。
2年ぶりに訪れた気仙沼市の様子について
「初めて気仙沼を訪れた2年前に比べると良くっていて、少しずつ復興しているように感じますが、まだまだやらなければならないことがあると感じます。私たちが経験した阪神淡路大震災から今年で19年になりますが、神戸もまだまだ復興途上だと感じます。東北の被災地の復興はこれからです。まだまだ応援が必要だと感じます」と話します。



尾形さんの話しを真剣に聞く
ツアー参加者たち
(平成26年2月22日撮影)


今回のツアーを企画した、浦島地区振興協会の会長小野寺光一さんは今回のツアーについて、「まず、気仙沼の今の実際の姿を見て感じてほしいです。普段、触れることのない『海の仕事』にも触れて地域の伝統や文化、被災地の現状を感じてほしい」と話します。


ツアー開催の趣旨を話す
NGO団体「日本国際ボランティアセンター(JVC)」気仙沼事務所の山崎さん(中)と岩田さん(左)
浦島地区振興協会会長小野寺光一さん(右)



このツアーは、3月22日、23日にも行われる予定です。
このツアーはすで定員に達しており、これから人気のツアーとして継続されて、震災後過疎化が進んでいるこの地域を活性化する力になると思います。

(取材日 平成26年2月22日)