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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2014年3月2日日曜日

2014年3月2日日曜日23:00
ココロデスクです。

気になる調査結果が発表されました。
「東日本大震災後の被災地の心臓病患者において、精神的ストレスが今なお増加している」
のだそうです。

発表したのは東北大学大学院医学系研究科循環器内科学分野の下川宏明教授らの研究グループです。
研究グループは東日本大震災の発災直後から長期にわたって、震災が心臓病患者に与えた精神面での影響を研究してきました。

それによれば、2011年に有効回答を得た1180人の患者さんのうち14.1%が「PTSRまたはPTSD(心的外傷後ストレス障害)」(※注)と判定されました。
この値は、おおむね過去の大災害と比べても同等かやや高い程度のものだそうです。

ところが、翌2012年の調査結果ではこの値が18.9%と増加していました。


「心の傷は、いつか時が癒してくれるもの」
私自身、こんなふうに思い込んでいましたが、どうやらそれは楽観的過ぎる誤解だったようです。

調査は、PTSDが収まるどころかこのように増加している理由として、2012年になると失業・転職、経済的困窮などの社会的要因が新たに関与し始めたことを指摘しています。

 「震災後の精神的ストレスは長期にわたり持続してきた」
 「その精神的ストレスの頻度は時がたつにつれてむしろ増加してきた」
 「時がたつにつれて、精神的ストレスの要因が、病気そのものの要因から社会的要因へと変化してきた」

これらの事実は、長期にわたる研究によって初めて明らかになりました。

震災復興のためには、どんな分野でも地道で息の長い取り組みが大切であることを、あらためて痛感しました。

(※注)
PTSD:心的外傷後ストレス障害
PTSR:心的外傷後ストレス反応

詳しくはこちらの報道発表をご覧ください。

東日本大震災後の被災地の心臓病患者における精神的ストレスの増加
http://www.hosp.tohoku.ac.jp/wp-content/uploads/2014/02/20140224.pdf


また、同じく東北大学の別の研究は、東日本大震災で被災した宮城県の住民の27%、およそ4人に1人に、うつの傾向があると報告しています。

地域住民コホート調査初年度の第一次集計状況【プレスリリース】
http://www.megabank.tohoku.ac.jp/news/detail.php?id=767&c1=2


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宮城県が全国からいただいているご支援に対して感謝を発信するために、宮城県では「宮城から感謝をこめて」というホームページを設置しています。
現在、次の8本の記事が掲載されており、これからも順次増やしていきます。


石巻市 石巻魚市場

山元町 新山下駅周辺地区
石巻市 雄勝町
南三陸町 長須賀海水浴場
南三陸町 郷土芸能発表会
亘理町 いちご団地
気仙沼市 復興屋台村気仙沼横丁
名取市 ゆりあげ港朝市

宮城から感謝をこめて
https://sites.google.com/site/kanshamiyagi/

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  ■最近のダイジェスト (2月24日~3月1日)
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2014年2月24日月曜日
「語り続けます」~仙台中央タクシー・語り部タクシー 後編(仙台市)
「利用者の感想や、ドライバーからの報告を聞くと、まだまだ役目が終わっていないと率直に思います」と仙台中央タクシーの清川晋取締役。語り部タクシーの後編では、今なお津波の爪あとを大きく残す名取市閖上地区を回りました。
http://kokoropress.blogspot.jp/2014/02/blog-post_1556.html

2014年2月25日火曜日
「月刊杜の伝言板ゆるる」200号突破(仙台市宮城野区)
宮城県内のボランティアやNPOの情報を提供してきたフリーペーパー「月刊杜の伝言板ゆるる」が創刊200号を迎え、記念イベントが催されました。「復興は地域力。それをいかに支えるかがカギ」。発行を続けてきた代表の大久保朝江さんの言葉です。
http://kokoropress.blogspot.jp/2014/02/200.html

2014年2月26日水曜日
350回目を迎えた復興コンサート 音楽の力による復興センター・東北 (仙台市)
2月7日、被災者の心に寄り添い地域再生の希望の灯をともす無料演奏会「復興コンサートいずみ2014」が開催されました。演奏は仙台フィル、仙台白百合女子大学聖歌隊、そして保育園児たち。最後は来場者も合唱に参加して、一体感に包まれながらフィナーレを迎えました。
http://kokoropress.blogspot.jp/2014/02/350.html

2014年2月27日木曜日
絵本が語る優しいメッセージ 前編(名取市閖上、兵庫県神戸市)
1月5日付でご紹介した絵本「優しいあかりにつつまれて」。発行からもうすぐ2カ月がたちます。作者は竹澤さおりさんとたかいちづさん。お二人の気持ちをもう少し深く知りたくて、再びお話をお伺いしました。
http://kokoropress.blogspot.jp/2014/02/blog-post_1205.html

2014年2月28日金曜日
被災地の空にエールの連凧(気仙沼市、石巻市、七ヶ浜町、仙台市、亘理町)
「笑み舞う」スマイルプロジェクト。
「あの日を忘れない」「震災復興への思い」そんな気持ちを書いた書や画を「連凧」に託し、被災地の海岸5カ所の空に一斉に揚げようという、壮大なプロジェクトです! ~うんと泣いたらうんと笑おうよ、凧の数だけ笑顔がふえる~主催者は呼び掛けています。
http://kokoropress.blogspot.jp/2014/02/blog-post_28.html

2014年3月1日土曜日
被災地の勇気と希望!東陵高校甲子園出場決定!(気仙沼市)
センバツに出場が決まった気仙沼市の東陵高等学校。「甲子園で活躍することで被災地の人たちに喜んでいただきたいです」と活躍を誓います。地元でも「激励する会」が発足、一丸となって盛り上がっています。
http://kokoropress.blogspot.jp/2014/03/blog-post_3048.html

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■編集後記

2週連続の大雪の後は暖かい日が続き、風は春の湿った土の匂いを運んできます。
2月1日にお見せした水仙も雪を融かして出てきましたが、せっかく伸びた葉はこの通り。


立ち直ってくれるでしょうか?

(ココロデスク)