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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2014年2月13日木曜日

2014年2月13日木曜日20:42
こんにちは。kaiiです。

登米市迫町佐沼を拠点に、震災後、宮城県北部沿岸地域の女性を中心とした支援活動を続けているWomen's Eye(ウィメンズ アイ 愛称【WE】)(以下WE)の活動を紹介します

WEの前身は、RQW(被災地女性支援センター)という任意団体です。
被災地での緊急支援に携わったRQ市民災害救援センターの災害ボランティア有志によって平成23年6月1日、宮城県登米市に設立されました。

RQW(被災地女性支援センター)は避難所支援期から仮設住宅入居期、生活再建期にわたって女性や社会的弱者支援の活動を続けてきました。
平成25年5月、NPO法人「Women's Eye(ウィメンズ アイ【愛称 WE】)」と名称を変えて、宮城北部沿岸地域17カ所で支援活動を続けています。


宮城県が公募した平成25年度第1回「みやぎ地域復興支援助成金 特定タイプ」の助成を受け、介護や子育てなどで外出のままならない女性や社会との接点を失った状態の高齢者や障がい者など孤立しがちな人たちを対象に、テーマごとのグループ活動やワークショップなどを通じて「横のつながり」づくりをしています。



平成25年7月南三陸町と登米市のシングルマザー女子会の様子
南三陸町神割崎で開催したバーベキュー
(写真提供:Women's Eye)


WEの開催する「シングルマザーの集い」では、「シングルマザーでいることの暮らしづらさという」問題を、同じ境遇をもつ人同士が「言葉」にして共有できる仲間づくりを目的にしています。「楽しみ」を共有する環境をつくることからゆっくりていねいに始めています。
自分から問題を言葉にすることで明確にし、問題を解決できる力を養っていけるように支援しています。
宮城県の助成事業が終了する平成26年3月を目標に、このような自助グループの運営を徐々に参加者に委ねています。
1カ月に一度程度、福祉仮設住宅で生活する方や障がい児施設の利用者のために開いている「ダンス体操の会」も、インストラクターや施設スタッフと協力して運営をしています。


震災後2年目を迎える頃から、「支援の偏り」やこれからの生活への不安などのストレスから心ない言葉がもとで地域の中に「こころのギャップ」が顕著化しました。同じ地域の中に「つき合いづらい」という空気がうまれたのもこの頃です。
このため仮設住宅やみなし仮設にこだわらず活動を地域に広げ、楽しさのあるオープンな集まりを開いています。「お楽しみ講座や「ニットカフェ」など、参加費を低価格に押さえて開催し、多くの人が趣味や興味を通じて自然に交流できる環境をつくり続けています。
Women's Eyeが続けている
女性の手仕事の販売用 商品紹介パンフレット


WEでは、震災を機に何かを「はじめた」女性たちの試みの支援も続けています。
震災後、被災地では、仕事を失った女性たちが手仕事品を作る試みが多く行われました。お土産や支援として購入することで、「被災地を応援しよう」という動きが世の中にもありました。
しかし、震災から時間が経つにつれ、手仕事品の販路は縮小し、売れるものにも、クオリティーが求められるようになりました。
そこで、クオリティーを高めるためのスキルアップ講座を随時開催したり、販路の糸口を得たいグループの商品販売やマーケットリサーチなどの活動も続けています。


         商品販売交流会の様子
          (写真提供:Women's Eye)


Women's Eye【WE】の栗林美知子さんは、
「宮城での活動を通して、私は世間でささやかれている『首都直下地震』が起こった時の対応を真剣に考えるようになりました。女性たち、とりわけお母さんと赤ちゃん、子どもたちの安全や避難生活などについて何ができるか日々学んでいます」
と話しました。東北で震災を経験した女性たちからのヒアリングなどを通じて、災害への警告を伝える活動を今年は拡大していきたいそうです。

Women's Eye【WE】代表の石本めぐみさん(中央)と栗林美知子さん(左)
フォーチュン宮城編集部の河﨑清美さん(右)

「女性の力で地元を元気に」

Women's Eye【WE】の石本めぐみさんと栗林美知子さんは、女性が力を発揮して地元が元気になっていく活動の継続をしていきたいと今後の目標を話しました。


震災からもうすぐ3年。
マンパワーの不足が懸念されている今、ますます女性たちの「スキルアップ」と「活動の拡大」、「支援してもらうこと」から脱却して、少しずつ「自立」していくための力を養っていくことの重要性を考えました。


(取材日 平成26年1月29日)