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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2014年1月31日金曜日

2014年1月31日金曜日18:55
こんにちは、Chocoです。
前回のブログで、昨年の夏に女川で行われたアートイベント「女川アートシーズン」を前編、後編に分けて紹介してきました。
今回は、女川へ集まったアーティストから女川の人たちに届いたメッセージをご紹介しましょう。
前編→http://kokoropress.blogspot.jp/2014/01/blog-post_19.html
後編→http://kokoropress.blogspot.jp/2014/01/blog-post_435.html



まずは、東京都在住の写真家高田洋三さんからです。
高田さんは、女川町内を通るJR石巻線のトンネル付近の写真を撮りました。それだけでなく、自ら河川を辿り、山を登り、普段目にしない女川の風景を写真に収めて、イベント期間中展示を行いました。
写真家の高田さんを女川の小学生が私のカメラで撮影しました。
私が撮ったのより素敵だったので、使わせてもらいます(笑)

「復興する女川の街を撮った写真に、花びらを並べて線路に見立てる作品を作りました。

タイトルは「せんろはつづくよどこまでも」。
今はさびしい風景かもしれないけれど、みんなの街を思う気持ちがあれば、必ずきれいな街がもどってくる。
たくさんの人たちと女川で出会って、そんなことを実感することができました。
みなさん、たくさんのおもてなしをありがとう。
また遊びに行きます! 高田洋三」


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続いて、愛知県在住のアーティスト、河村るみさんからです。
河村さんは、ワークショップだけでなく、滞在中に女川原子力発電所が見える小屋取浜へ向かい、作品の制作も行いました。

「名古屋から仙台までフェリー、そこから電車、代行バスで乗り継ぎ、女川の夜につきました。名古屋にいると見過ごしてしまうことが、この女川に行く道中で気付かされました。
震災から、私が思っている以上に復興が進んでいないことを実感しました。
そのことに対して私がやれることは少ないですが、ワークショップを通して、皆さんの心持ちが変わったり、女川で作った作品を発表することで、女川の事を伝えられたらと思います。
現地で実際に見る風景や女川の皆さんと色んなお話ができたことは、とても貴重な体験でした。また女川に行きたいと思います。
寒い日がつづきますがみなさんご自愛ください。河村るみ」

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カナダからは、マーク・ニュイさんです。
ワークショップで子どもたちが制作した手作りのモンスターを大きなスクリーンに映し出す展示上映、「タンデム・フライトin女川」をイベントの最後に行いました。

「My trip to Onagawa in August of 2013 was a very special experience.
I was greatly impressed and moved by the generosity of the people that I met. 
There were several times when I was presented with gifts like a butane gas canister for our stove or a bag of brown rice by complete strangers.
The people of Onagawa have endured an unthinkable hardship and yet they can still be so welcoming to guests.
It was wonderful to experience this strength of spirit.
The landscape around Onagawa is beautiful.
I enjoyed walking in the forested hills and visiting the ocean.
It was an honor to be invited to make art in your lovely corner of the world and I wish the people of Onagawa all the best as their rebuilding process continues. 
Marc Ngui

私にとって、昨年8月の女川への旅はとても貴重な体験となりました。
そこで出会った人たちの優しさに感銘を受けました。滞在中、何度か見ず知らずの人から玄米やガスコンロ等をいただきました。
女川の人たちは、想像もつかないような悲惨な経験をしたのに、外から来る人たちを温かく迎えてくれます。そういった精神的な強さを持つ人たちと接することができたのが素晴らしい経験になりました。
女川は非常に美しい土地です。
私は、散歩や海辺の探索するのをとても楽しみました。
私を招待していただいて、創作活動をする事ができて光栄に思います。
女川の皆さんが元気に過ごされますように、そして、町の復興が進みますように願っています。
 マーク・ニュイ


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最後に、カナダのアーティストや日本のアーティスト、落語家さんを女川に呼び集めてくれた武谷大介さんからのメッセージです。

「昨年の女川アートシーズンでは、カナディアンアーティストたちと共に京都の創作落語の友人や他県からもアーティスト、彼らの知人友人たちが女川を訪れました。こういった機会がどのような意味を持つのか、日々考えています。
僕自身は震災から約半年後に、こども向けのアートワークショップをするために初めて女川を訪れました。その後も不定期で女川に行くようになりました。そんな中、現地に拠点を置く事が出来なくても、僕のように応援したい気持ちを持っている人たちが沢山いる事を知りました。そういった支援の気持ちを繋いでいけないだろうか。余ってしまった支援物資たちもそうです。ランドセルにいっぱい詰め込まれた支援の気持ちが、使用されずに空回りしてしまっている事に強い戸惑いを感じたのです。なんとか外からの支援の気持ちと地元の要望をうまく繋いでいけないものなのだろうかと。そんな時に遠足プロジェクトは始まりました。アートシーズンで女川を訪れた人たちはそんな元々の支援の気持ちがあって、その気持ちから繋がって女川にやって来た人たちです。特にカナダから初めて日本に来て、観光もせずに空港からそのまま女川入りしたアーティスト達は、心揺すぶられる思いであっただろうと思います。彼らが町の人たちと一緒にアート作りを通じた交流が出来た事には大きな意義があったように思われます。
僕自身は、出島の方達の悲願に強く感じるところがあったので、島に橋を架けるというパフォーマンスをしました。本物は(まだ)無理なので、こころの橋を。

こころの橋とは、人と人とを結ぶ事。島と本土、老人と若者やこどもたち、日本とカナダ、、、。抽象的な表現ではありますが、繋いで行く事で先が見えてくる事もあるんだという事を可視化しようと思いたったのです。そして、将来的に架かった橋を自分の目で見てみたいです。
アートとは、抽象的で実用的ではない事なのかもしれません。しかし、気持ちや人を集めて盛り上げていくことは出来るのではないかと感じています。これからも多くの気持ちが繋がり、集積して、町に彩りを増やして行く事を祈念します。 武谷大介」


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「女川アートシーズン」

先日、カナダのアーティストからメッセージがありました。
女川へ行ったアーティスト達が集まる機会があったそうです。
アーティストによって滞在期間が異なるため、女川で共に時間を過ごさなかった人もみんな集まったそうです。
その場では、再び女川の滞在していた頃の話で盛り上がり、参加者と色んな話をして、とても良い時間だったとその人は教えてくれました。
イベントは、一瞬で終わってしまいますが、人の心には残るのだなと、そう思いました。

アーティストの皆さんは、地元の人の悲願の出島への橋をアートで表現してくれました。
普段目にしない女川の自然の風景を魅せてくれました。
そして、普段ゴミとされているモノがアートになり、よみがえりました。

地元の人たちはアートに触れ、自分たちの個性を表現することができました。
自分の作品を見て、子どもから大人まで自分の作品を見て微笑んでいました。
作品は制作者の気持ちです。
見る私たちは、何を感じるか・・・それは人それぞれ違うと思います。

音楽は、聴いて癒されます。
食べ物は、美味しいとお腹も心も満たされます。
演劇も、役者から伝わる想いを受けて、感動します。

「あらー懐かしいわ」
「これ、橋よね、出島までの橋?!」
「今、俺のモンスター映った!!」・・・
きっとアートの力は、人の心を掴み、想像力を膨らましてくれます。

「女川を盛り上げる」
この想いからイベントが始まりました。
始まりは、シンプルです。
そして、進むに連れていろんな可能性が広がります。

それは何でも言えることですよね。
「可能性は広がる。行動を起こせば」
当たり前の事かもしれないけど、時には勇気のいる事でもあると思います。


再びイベントの追っかけをしているChocoですが、
第2弾は・・・
今年の3月16日に女川町で開催される「女川町復幸祭2014」です。
前日の15日には、前日祭「津波伝承 女川復興男」が開催されます。旧鹿又屋旅館付近から女川中学校「いのちの石碑」までの350mを駆け上がり、今年の復興男を決めます。
(※出場者募集中です。詳しくは→http://onagawa-town.com/fes/fukkootoko/

今年4回目となる、復幸祭。
その紹介はまた後日。
お楽しみに!!

(取材日 平成25年1月28日)