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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2014年1月19日日曜日

2014年1月19日日曜日19:13
こんにちは、Chocoです。

昨年のことを振り返りますが、
私が半年以上追っかけをした企画があります。
実は、企画の時点から会議にお邪魔していたのです。

ということで、
追っかけ取材第一弾は、「女川アートシーズン」です。
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丁度、2012年の冬、女川町きぼうのかね商店街の1室で夜遅くまで会議が行われていました。
実行委員長の梶原千恵さんやアートギルドカンパニーの皆さんが中心となり企画されました。

その会議は、定期的に開かれイベントが行われる間近まで続きました。



そして、開催されたのが、女川アートシーズンです。

以前紹介した記事
「アートがきぼうのかね商店街を1日ハイジャック」http://kokoropress.blogspot.jp/2013/08/1_16.html
「女川アートシーズン開催中」http://kokoropress.blogspot.jp/2013/08/blog-post_30.html

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以前のブログでも紹介しましたが、昨年の夏、カナダや日本各地からアーティストが女川に来ました。
そして、女川のアーティストとともに地元の人たちをアートの力で盛り上げました。
アートシーズン期間中に、多くのアーティストが女川に滞在し、制作等をしていました。

期間中の展示会場として町民野球場仮設住宅のリューズマルシェが使用されました。
その様子を紹介しようと思います。

主な会場となったリューズマルシェは、仮設住宅内にあるオープンスペースで、さまざまなイベントに使われています。

今回は、その場所を使い、アーティストが開くワークショップや作品展示が行われました。
女川町は、町の80%が壊滅状態でさらに平地が少ないのため、
ここの仮設住宅では、海上コンテナを積み上げて作った3階建ての仮設集合住宅になっています。
今回、会場となったリューズマルシェは、仮設住宅の中心部にコンテナが並べられ、
大きなテントが被さっているオープンスペースです。

そこに展示していた写真は、写真家の高田洋三さんが撮影した女川の風景でした。



「ここの手前が私の家だったのよ」
「懐かしいわー。ここに家が並んでたのよ」
「あら、ここは女川の源流の場所なの?」
「戦時中、ここを登って隠れたのよ」
たくさんの思い出が1枚の写真からよみがえり、地元のお母さんたちはしばらく見つめていました。
また、女川の源流を見るのが初めてだった人には、とても新鮮な景色でした。
写真を見ては、「あー、懐かしい」
その思い出は、今から何十年も前の話だったり、つい最近の話だったりしました。








写真が並ぶ会場では、ワークショップも行なわれていました。

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「水彩画〜移ろいの感触〜」コリー・ジャクソンさん
 水彩絵の具やインクの新しい技法を学ぶチャンス。
 様々な画材を使って、印象、素材感を表します。
 できた作品は、モンスターをつくるための素材として使われます。

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「日常の勇気のメダル作り」マグダ・ウォジティラさん


 食器トレー等もの周りにあるものを使って、
 キラキラした素敵な「勇気のメダル」を作っていました。


「タンデム・フライト女川」マーク・ニュイさん
 紙で不思議なモンスターを作りました。
 できたモンスターは女川の風景と組み合わされ、
 自分の顔のモンスターが女川を飛んでいるようなアニメーションになります。


子どもたちが作ったモンスターは
後日作品が公開されました。(次回紹介します)
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「my trace」河村るみさん
自分の姿をなぞって絵を描く遊びです。


自分の姿を写真に撮って、プロジェクターで映し出された自分の姿をなぞって描きました。

なぞり終えたら投影した写真を消します。するとなぞられてできた自画像が完成します。

友達と一緒に描きあいっこします。

「モバイルビュートレス」

持ち運びできる、トレース機で、女川原子力発電所のスケッチ制作もしました。

見ている風景をなぞる、ビュートレスの、どこでもできるものを制作しました。
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また、沿岸部では、公開制作が行われていました。

「明日に架ける橋」武谷大介さん



町民の悲願である出島架橋をテーマに心の橋を制作しました。

真夏の日差しに負けずに、武谷さんは毎日早朝から深夜まで制作していました。
そこでは、京都の創作落語家の屯風亭とん平さんと悶亭乳尊さんとカミーラさんによるパフォーマンスも行われました。

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「オナガワ・フロー/おながわのながれ」高田洋三さん
女川の風景を撮影し、展示をしていた高田さんの公開制作は、ホタテの貝を1万個並べたランドアートです。実は、ホタテには土地を清める、浄化作用があると言われているそうです。

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そして期間中、地元の人とのさまざまなコラボレーションも行われました。

「チア・リーダー」カミーラ・シングさんです。

リューズ・マルシェで行なわれたワークショップ「SHOW ME YOUR MOVING」(あなたの動き/所作を教えて)での子どもの動きや空手道場に何度も訪れ、空手の動きを真似して、新たな振り付けを制作しました。

そして、完成したダンスを女川のあちらこちらで披露し、
働いている人たちを応援してくれました。
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「3人のための舞」/旭が丘子ども獅子+デレック・リディントンさん

2頭の獅子の衣装を制作し、沿岸部と町民野球場仮設住宅のリューズマルシェにて舞を披露しました。衣装は女川沿岸部の土を利用して染められていました。
旭が丘子ども獅子が太鼓と笛で盛り上げてくれました。
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最終日に行なわれたのは、アーティストの武谷大介さんと女川町出身の梶原千恵さんが活動している「遠足プロジェクト」写真会でした。
これは、2012年の3月に支援物資で使用されなかった中古のランドセルを女川中学校と小学校から譲り受けたことから始まりました。
それらはカナダでアート作品に生まれ変わり、35個のランドセルが再び日本に届けられ、その後、日本のアーティストも加わり、合計70個のランドセルアートが生まれました。
全国から女川の小学生へと集まったランドセル。
多くの想いがアートに姿を変えて、日本国内を巡回し、再び女川の地に戻ってきました。




一つ一つがとても個性的で素敵なアート作品でした。
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アートで笑い、アートで感動した昨年の思い出は、次回に続きます。

(平成25年1月15日)