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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2013年12月6日金曜日

2013年12月6日金曜日12:10
 石野葉穂香です。

 11月23日。気仙沼市の「復興屋台村気仙沼横丁」で開設2周年を祝うイベントが行われました。

気仙沼市南町。かつてたくさんの飲食店が立ち並んでいた場所に
「復興屋台村気仙沼横丁」はあります

 「復興屋台村」は、2年前の11月27日、大島汽船の発着所だったエースポートの南側すぐのところに開設された復興市場。
 物販店や飲食店など22店舗が営業中です。

海鮮丼、気仙沼ホルモン、海鮮ラーメン、おいしい地酒・・・
食べて呑んで買ってよしの横丁です


 この場所での営業は、当初2年間暫定という予定でしたが、諸事情から延長されることとなり、それぞれのお店のご主人やおかみさんたちも一安心。
 そして、この日のイベントで、横丁の、ますます元気な様子がにぎにぎしく発信されました。


横丁の一角に置かれたダルマには、全国の方から寄せられた応援メッセージが


 イベントは、午後2時からの開催でしたが、土曜日・祝日とあって、午前中から多くの方が横丁を訪れていました。駐車場には関東地方のナンバーを付けた車もたくさん止まっていました。


 それぞれのお店も「2周年記念セール」や「記念メニュー」を用意して、雰囲気を盛り上げます。



 
 「港町・気仙沼」は、魚介類の水揚げでにぎわう町であることはもちろん、長い航海から戻った海の男たちをもてなしてくれる「おいしくてにぎやかな飲食店のある街」でもありました。
 しかし、津波は、市街地で7割、繁華街だった南町では、ほぼすべての飲食店を押し流してしまいました。
 「復興屋台村」は、津波で店舗を失った販売店、飲食店が集う「屋台村」の運営を通じて、長期的に復興を支援するプロジェクト。地元の人たち、海の男たち、そして観光客、ボランティアの人たちなどがたくさんやって来て〝港町・気仙沼〟〝観光都市・気仙沼〟のにぎわいを取り戻すための、その礎石を目指す場所でもあります。

若生理事長がごあいさつ

 風はちょっと冷たかったけれど、よく晴れた「勤労感謝の日」。
 そして午後2時、「2周年記念祭」が始まりました。
 
 イベントに合わせて、「復興屋台村気仙沼横丁」が、12月2日から開始する、仮設住宅の入居者向けの「宅配弁当事業」の出発式を行われました。

 「復興屋台村」の若生裕俊代表理事は「市内には93カ所の仮設住宅があり、3500世帯の人たちが不便な生活をしています。外出や買い物がたいへんという高齢入居者の皆さんに、屋台村の味を届けたい」とあいさつ。

 そして、仮設住宅を巡回するワゴン車がお披露目され、テープカットのあと、この日はデモンストレーション(試食)として、市内の仮設住宅に20食が届けられました。

宅配のお弁当を積んで走る「横丁弁当号」

 お弁当の名前は「気仙沼横丁弁当」。横丁に入居する全店舗が参加して、メインディッシュを1日1店舗が担当、物販のお店も材料を提供し、横丁内の「お弁当事業所」で注文をさばきます。

 真新しいワゴン車は「味の素(株)」の提供。そしてお弁当箱は、石川県のタカノクリエイト(株)の協力によって開発されたものです。


各店舗のご主人・おかみさん。ワゴン車の前で、はい、ポーズ

 「飲食業の復興から街のにぎわいを取り戻してほしいというのが私たちの願いです」と話すのは味の素(株)家庭用事業部の専任部長・深水秀介さん。
 「仮設住宅に暮らす人たちの栄養バランスの改善にもお役に立てるなら…と、2011年の10月からは、被災三県で「健康栄養セミナー」という催しも開いてまいりました。おいしさと栄養のバランスが取れたお弁当で元気になっていただきたいですね」

鏡開きには「ほやぼーや」も駆けつけてくれました

 また、代表理事・若生さんは「各店ともやがては自立を目指しているわけですから、地元のお客様の確保も大切です。お弁当の宅配事業は、収入の安定的な確保にもつながります。そして、お弁当を通じて屋台村の味を知っていただき、こちらにもぜひ足を運んでほしいと思っています」


気仙沼を拠点に活躍する地元アイドルグループSCK。
「産地・直送・気仙沼」の略(Sanchi Chokuso Kesennuma)で、
気仙沼の元気を全国に発信する〝超元気〟な女の子たちです

 そして、お待ちかねの2周年イベントもスタート。
 産地直送アイドル「SCK」のミニライブ、ダンスグループのパフォーマンス、そして屋台村のイベントに、もう何度も応援に来てくれている「フレイディ・マーキュリー」さんらが、2周年を祝うステージを盛り上げてくれました。



「フレディ」ならぬ「フレイディ」さん。
朝ドラ『あまちゃん』の中で花巻さんが真似ていたのはこの方? というウワサ。
今や復興屋台村のイベントには欠かせない人気者です


子どもたちもお年寄りもステージを最後まで楽しんでいました

 「復興屋台村」の事務局長・小野寺雄志さんは、
「2周年を迎えられて、ほんとうによかったのひと言です。ありきたりな言葉かもしれませんが、たくさんの方にありがとうと伝えたいし、そして、これからも、どうぞよろしくお願いいたします」とにっこり。

 イベントの準備から進行まで、お疲れ様でした。そして、楽しい一日をありがとうございました。

事務局・小野寺さんからのメッセージは
気仙沼、元気、気力、気合いの『気』
なお「横丁弁当」は、いつか〝横丁現地〟でも販売したいとのことです。

 三陸ドライブや気仙沼観光の時、地元のおいしい味がぎゅっと詰まった屋台村のお弁当を買うことができるかもしれません。楽しみです。

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「復興屋台村 気仙沼横丁」

所在地/気仙沼市南町4-2-19
電   話/0226-29-6769(事務局)
※ 営業時間や休業日は、店舗によって異なります。
   営業時間の目安は、物販は9時ごろ~、飲食店は11時ごろ~23時ごろ
   (午後は休憩時間を取るお店もあります)

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(取材日 平成25年11月23日)