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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2013年12月10日火曜日

2013年12月10日火曜日22:35
こんにちは。kaiiです。
平成25年12月4日で東日本大震災から1000日を迎えます。
この間たくさんの人にお会いし、たくさんのご支援をいただきました。心から感謝しています。
未曾有の大震災と大津波から1000日。
 
これまでココロプレスで取材させていただいた中で、現在も「復興」に向けて努力されている方・被災地に思いを寄せてくださる方々から震災から1000日を前にメッセージをいただきました。

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震災後、まちづくりアドバイザーとして気仙沼市のまちづくりを支援している、NPO法人神戸まちづくり研究所の事務局長の野崎隆一さん。
野崎さんには今年4月「復興」と「町づくり」についてお話をうかがいました。「復興とは、一種の社会実験だと思います。実験である限りどんな結果を出すかが大切です」と話す野崎さん。
野崎さんが感じている震災後1000日と気仙沼市について、メッセージをいただきました。


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<気仙沼に通う日々>

 卒業して入った会社で同期だった友人が、気仙沼出身で今回の震災で家族を亡くしたと聞き、お見舞いにきたことから気仙沼に通う日々が始まりました。

 面瀬、鹿折、唐桑、大島の各地域の方、仮設住宅の方、地元支援者の方、多くの人と出会いお話を聞きました。
 関西では「東北の人は口が重くてしゃべってくれない」とか、「大阪人は声がでかくて厚かましいから嫌われている」とか言われました。
 しかし、実際に来てみると、男性も女性もみんなよく話しをしてくれます。地域によっては、女性の方が元気なところもあります。
 みんな、同じ人間だと大いに勇気をもらいました。

 復興の進め方については、阪神・淡路とは大きく違っていました。
 阪神では、被災後1ヶ月の段階で、行政が復興事業の都市計画決定を行い、被災者から火事場泥棒と言われ、まずは反対運動が被災者の意志表示でした。その後、まちづくり協議会方式が定着して住民主体による「まちづくり提案」が作られ、それを反映した計画の見直しが行われました。
 しかし、東日本では、法改正もあり、そんなにあわてて計画決定をしなくて良いことから、復興計画の概要がわかるまで被災者は「待ち」の状態におかれました。被災者が、復興の主体になるためにはこの期間がもったいなかったと感じています。

 とは言っても、復興にはまだまだ時間がかかります。
これからやらなければならないことは、いくらでもあります。
 少しでも被災者の方々が、誇りと自信を回復して、住み続けたいと思う復興まちづくりに向けてがんばれるよう、応援を続けていきたいと考えています。




気仙沼に通い続ける中で私は、メカジキ、ホヤ、戻りカツオ、秋サンマのおいしさに出会いました。気仙沼は素晴らしい町だと感じています。

                                             野崎 隆一
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阪神淡路大震災から間もなく19年。神戸市でも確実に高齢化が進んでいます。
東日本大震災の被災地も高齢化が加速していくと思います。復興のまちに住む自分たちの住みやすい町についてもっと積極的に住民が話し合っていく必要性を感じます。

4月に取材した時、野崎さんが「震災前とまったく同じ状態に町が戻ることはできない。けれど住民が住みやすいまちづくりはできる」と熱く語っていたのがとても印象的でした。

(取材日 平成25年11月29日)