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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2013年12月25日水曜日

2013年12月25日水曜日23:30
こんにちは、chocoです。
1000年に一度と言われた大震災から、1000日が過ぎました。
2013年12月5日が、震災から数えて1000日になります。


石巻市門脇町にある「がんばろう!石巻」の看板前で灯が灯されました。
※震災からちょうど1カ月後に、黒澤健一さんの住居兼店舗があった跡地に「津波には負けたくない、そして、 元気を出せないでいる地域の皆さんを励ましたい」との想いから、「がんばろう!石巻の会」が、この看板を 建てました。


「変わってない」

「まだまだ・・・
瓦礫が片付いたからいくらか良くなったのかな。
ぎっしり建っていた住宅や商店がなくなって、
知らない土地に来た気がする。
病院も街もなくなって・・・
人がいないというものは寂しいね。
子どもがいないから、シーンとしている・・・
みんな、街の方に行っちゃったもんね」

門脇に住んでいた、2人のお母さん方に声を掛けました。
2人共、家を失い、現在は仮設住宅に暮らしています。
1人のお母さんは旦那さんをこの震災で亡くしました。
旦那さんとの思い出がたくさん詰まった場所でもあるこの地に今回、足を運びました。

「ふだんは、来られない。思い出してしまうから・・・
けれど、節目。
・・・みんながこうやって企画してくれた、本当にありがたい。
灯を見ながら、旦那に『来たよ』と言った」

当日、多くの人が集まり、灯を見つめていました。
静かに、そしてゆっくりと流れていく時間の中で、多くの人々が手を合わせ、震災で亡くなられた方々のために、祈りを捧げました。

この「東日本大震災1000日追悼の灯り」は、今年の5月から実行委員長の黒澤健一さんを中心に企画されたものです。
11月には、会場となった黒澤配管工業(「がんばろう石巻」看板)の土地を中心に草刈りが行なわれました。
今回、石巻市の犠牲者数に合わせた3266個の灯籠が用意されました。
この灯籠も地元住民を中心に作られたそうです。
そして、当日のレイアウトを石巻高等学校の1年生の美術部がデザインしました。
3.11から、いろんな想い、いろんなつがり、いろんな広がりを表現して、現在に至るというデザインが敷地一杯に表現されていました。






「この灯りは、1000日前、3月11日にお亡くなりになられた方の追悼の想いと生き残った私たちが頑張ろうとする想いを込めて行う想いを半年前にしました。
皆さんに協力してもらいながら、今日開催することができました。
本当にいろんな方が命を亡くされて、悔しい想いだったり、悲しい想いを乗り越えて、1000日になりました。
いろんな想いが入り交じった1000日でありますが、生き残った私たちが前に1歩進んで行く・・・これが、亡くなられた人への自分たちのできることではないかと感じ、今日追悼の催しを行なわせていただきました—。
復興に向けて一つ一つ自分たちができることをやっていきたいと今日改めて決意しました。お集りの皆様、本当にありがとうございました」



仮設住宅に移り3度目の年越しが近付いています。
知らない顔だらけだった近所も、今ではお互い励まし合い、支え合える存在になっています。
一方で、未だにプライバシーがない環境にストレスを持つ人々もいます。
そして更に、高台移転が未だに決まらない地域もあります。
高台移転場所が決まっても着工がまだという地域もあります。
それが、1000日過ぎた被災地の現状です。

(取材日 平成25年12月5日)