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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2013年10月16日水曜日

2013年10月16日水曜日12:46
今年も残り3カ月になりました。秋の深まりも感じられます。
そろそろ新米も市場に出回ります。とても楽しみです。
気仙沼市でも、食欲の秋、芸術の秋が満喫できます。

平成25年9月29日、気仙沼市田中地域で「第二回気仙沼ストリートライブフェスティバル」が開催されました。

第二回気仙沼ストリートライブフェスティバルの様子

気仙沼ストリートライブフェスティバルは、音楽で交流を深めることを目的に、昨年から開催されてる市民主体の音楽イベントです。

今年のイベントにはプロ・アマの垣根を越えて仙台市や兵庫県、大阪府や東京都などから40組のアマチュアバンドなどが出演して、ポップス、フォーク、ロック、ジャズなどの音楽を奏でました。



このイベントに参加したバンドの一つ、「明日香バンド」は兵庫県神戸市から参加しました。
明日香バンドを率いる「鎮魂の祈り・よみがえれ東日本兵庫県民有志の会」代表の島田文治さんは、「被災地の復興と鎮魂の祈りと被災地の人たちに音楽を届けて元気になってもらいたいという思いで、気仙沼を訪れました」と話しました。

バンドマスターの多田明日香さん(中央)


昨年8月、気仙沼の学生バンド「THE SWING DOLPHINS」に、明日香バンドのバンドマスターである多田明日香さんたちが彼らの師匠の遺品のドラムセットを贈りました。今回このイベントに参加したのも、贈ったドラムセットと学生バンドのメンバーとの再会が目的の1つでした。

明日香バンドの演奏風景

明日香バンドは、29日の13時10分からメインステージで、被災地の復興を祈って作られた東日本大震災被災地復興応援歌「ひかり」やジャズのスタンダードナンバーなどを演奏しました。復興応援歌「ひかり」は、生きる希望を語りかける詞になっていて、会場を訪れた人の中には涙する人もいました。

気仙沼市内から来たという40代の女性は、
「とても癒される曲でした。まだまだ大変なこともあります。震災後、心になかなか元気が湧いてきません。本格的な音楽を気仙沼で聞くことができてとてもうれしかったです。町の中に音楽が流れているのはとてもいいですね」
と話しました。

海岸で祈りを捧げる島田さん(画面中央の船の前で)

イベントの前日、明日香バンドのメンバーと島田さんは気仙沼市の海岸を訪れました。そして、兵庫県にある真言宗のお寺、獨鈷山鏑射寺の中村公隆山主から授かったお土砂を、清水と共に海岸に撒き、震災と津波の犠牲者、行方不明者のために鎮魂の祈りを3時間にわたり捧げました。

島田さんは、
「津波はひどい。根こそぎ町を壊していく。まだまだ生活に不自由もあると思います。一日も早い復興を祈っています」
と、気仙沼の町の様子に心を痛められていました。

島田さんたちが海岸で祈る姿を見て、家族を亡くされた女性が
「こうして私たちにまだ心を寄せてくださる人がいると思うと本当にありがたいです」
と話しました。

「希望の光に向かって命輝いて生きる」
島田文治さんは被災地の人に心を寄せています

東日本大震災から2年7カ月。家族のもとに帰れない人たちの捜索を毎月11日に警察が行っている姿を見るたびに、「早く家族の元へ帰れますように」と祈ります。


(取材日 平成25年9月28日、29日)