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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2013年10月3日木曜日

2013年10月3日木曜日13:38
こんにちは。kaiiです。
震災から2年6カ月が過ぎました。
振り返ると長い道のりだったようにも感じますが、時間の流れは一瞬だったような気もします。
震災後の2年6カ月の時間は生きることに一生懸命でした。

瓦礫だらけだった町は少しずつ復旧しています。


南三陸町内の様子(平成25年9月撮影)


三陸海岸はリアス海岸と呼ばれる沈水海岸です。狭い湾が複雑に入り込んでいます。

高台からのリアス海岸の眺望


ここ南三陸町も、海の近くまで山が迫っています。
この地形は山から豊かな養分を海へと注ぎ地域に大きな海の恵みを与えてきましたが、東日本大震災では大津波が湾の奥まで入り込み甚大な被害を与えました。

南三陸町内の様子(平成25年9月撮影)


町の中心部の複合市街地などが壊滅的な被害を受けたため、公共機関や仮設住宅、商店などは安全のために町の高い場所や町の奥地に移りました。

複合商店街にあった多くの店が新しい場所で商売を再開しましたが、新しく店を建てた場所は、主要道路沿いから少し入った所や、人目につきにくい場所であるということも少なくありません。




そのように点在してしまった商店がどこにあるのかを地図にして、観光客だけではなく南三陸町の町民にも震災前のように利用してもらいたい。

そんな取り組みを、「南三陸町地域観光復興グループ」が行いました。
南三陸町内の商店主に参加を呼び掛けて約70軒の商店などの参加を得ました。参加者する商店からは1口3000円の協賛金を集めて、制作資金に充てました。


南三陸に何度も訪れてほしいと話す
ホテル観洋の女将、阿部憲子さん

グループの1人、南三陸ホテル観洋の女将阿部憲子さんはこう話します。
「仮設の商店街には集客力がありますが、町内に点在しているお店にはなかなかお客さんが来てくれません。南三陸町で商売をしていた多くの方が震災後に廃業してしまいました。これ以上商売を共にする仲間を減らしたくないと思っています。産業の復興が町の復興への活力になります。南三陸町の中で震災に負けずに商売を続けている人たちにも、観光などで町を訪れる多くの方に気が付いてほしいです。少しでも産業が元気になれば町に戻ってくる人が増えると信じています」

そして完成したのが、「南三陸てん店(てん)まっぷ」です。

夏休みになんとか間に合わせるため、マップは構想からわずか1カ月半でスピード完成しました。
初版は5000部を印刷、出来ばえは好評で多くの引き合いがあり、20000部を追加印刷しました。

初版はまず仮設住宅で生活している人たちに配り、南三陸町観光協会を通じて町内の観光施設などにも配りました。

南三陸町の情報がたくさん掲載されています


「南三陸てん店まっぷ」は宮城県庁や仙台市などの観光案内所、気仙沼市内の観光施設などにも置いてあります。南三陸町以外の多くの人から問い合わせがあるなど人気は上々です。


阿部さんはマップの完成までを振り返って、
「はじめに商店主の人たちに声を掛け集まってもらいマップの話をした時、商店主の中には写真の提出さえ難しいという方もいました。でも、これ以上地域の産業を弱体化させたくないとの思いが強くあります。
集まってくれた商店主の皆さんからは、声を掛けてくれてありがとうと感謝の言葉を頂いた一方で、今後の見通しが立たないことへの不安を話も多く聞かれ、会議の後も席を立つ人がいませんでした」
と話しました。


特典もいっぱいです

南三陸町のおいしいもの、楽しい場所、ガソリンスタンドの場所などが、この「てん店マップ」には紹介されています。
A2判、両面カラーで、片面は町の地図に南三陸町のおいしいものが楽しめるお店や、楽しい場所、ガソリンスタンドの場所を示してあります。
もう一方の面には、1店ずつの店舗情報が載っています。

マップには各店のスタンプを押す欄があり、スタンプラリーのカードも兼ねています。集めた数によってエコバッグや温泉入浴券などの賞品がもらえます。

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南三陸町の名物の1つに、タコがあります。
「東の志津川西の明石」とも称賛されるほどです。
そのタコの唐揚げを、南三陸町で初めて食べました。南三陸のタコは身がとても柔らかいのが特徴で、揚げても身が固くなりません。
「伊達の銀」とブランド化されたギンザケの身やイクラのたくさん乗った「キラキラ丼」を食べて、スタンプラリーの特典でウミネコを眺めながら温泉に入るのも楽しいかも・・・と思います。


問い合わせ
南三陸ホテル観洋 0226-46-2442
facebook:南三陸てん店まっぷチーム


(取材日 平成25年9月6日)