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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2013年7月26日金曜日

2013年7月26日金曜日16:18
こんにちはkaiiです。
震災後に発足した復興庁について、宮城復興局復興推進官の石塚昌志さんにお話を伺いました。

復興庁は、東日本大震災が発生した平成23年6月に制定された「東日本大震災復興基本法」に基づき、平成24年2月10日に発足しました。
10年を期限として時限設置された省庁で、東日本大震災から10年となる平成33年3月31日までには廃止されることになっています。

石塚さんは復興庁の発足に伴い、平成24年2月に「復興推進官」として宮城復興局に赴任してきました。

---復興推進官のお仕事とは?

「震災復興関連の事業では、県を飛び越えて国から市町村に直接予算がつきます。震災の前までは、市町村は県に要望を上げて、国からの予算を受ける形になっていました」

「これに対して復興予算は、市町村が直接、国とやり取りをすることになっています。これまで市町村は国と直接やり取りをしてきた経験がないため、的確でスムーズにやり取りを進めトラブルが起こらないように仲介する役割を果たしています」

気仙沼魚市場の周りには鮮魚の運搬のためのトラックが待機しています
石塚さんは復興庁の職員であると同時に、気仙沼市、南三陸町、東松島市、女川町、石巻市の5つの自治体で「復興推進役」として机を持ち、仕事に取り組んでいます。

「今回の震災では被災地の行政職員も被災し大変な状況の中で仕事をしています。被災地では自治体の力も弱っています」

「同じ行政職といっても、国、県、市町村はそれぞれ担う仕事が違います。国は国民全体をどうしていくかを担っています。一方、市町村は地域や住民と直接に対話して、制度を組み立てていく仕事を担っています。担う仕事が違いますので、意見や考えの調整もします」

復興庁宮城復興局復興推進官 石塚 昌志さん
「復興を通じてすばらしい地域づくりを」と話します
石塚さんは「復興の偏りをなくしたい。復興を通じてすばらしい地域づくりを」と話します。
偏りをなくすことは簡単なことではありませんが、市民の考えに関心を持ってできる限り多くの市民や業界の方に会い、さまざまな意見を聞きたいと考えています。時間のある時には、町の中を歩き回り市民の声に耳を傾けています。

安波山からの気仙沼湾の眺望
この日、石塚さんは「サンマリン気仙沼 ホテル観洋」の女将さんを訪ねました。
女将さんに、気仙沼の魅力は何か、気仙沼で復興へ向けて頑張っている方はいないか、など熱心に尋ねていました。

気仙沼魚市場で水揚げをする漁船
石塚さんは気仙沼を評して、こんなことを女将さんに話しました。
「気仙沼港は穏やかな湾です。この湾の中に、漁船が活動をするために必要な機能が全て揃っていて、まるでF1サーキットのピットのようですね。船が入港するとと同時に、たくさんの人が動き出します。こんな充実した漁港は他にはない。日本が世界に誇れる良港だと思います」

女将さんは石塚さんの「気仙沼港はF1のピットのようだ」という言葉に、
地元に長く住んできたけれども、思いつかなかったです。外の方の見方を教えていただくことはとても貴重ですね」
と感じ入っていました。

気仙沼湾の東側には造船所が
北側には冷蔵庫や係留場所が設置されています
「赴任してきた平成24年2月に比べると、船の出入りが増え、魚市場にも活気を感じます。復興商店街も増え、町の中で活動する人も増えているように感じます」
と石塚さん。

今日も沿岸市町のどこかで、歩き、人々の声に耳を傾けていることでしょう。

復興庁宮城復興局
http://www.reconstruction.go.jp/topics/000283.html


(取材日 平成25年6月28日)