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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2013年6月21日金曜日

2013年6月21日金曜日16:14

えみです。
東日本大震災後、痛ましい震災の記憶を忘れないため・風化させないために、各地域でさまざまな活動が取り組まれています。


今日は仙台市泉区にある、みやぎ生協東日本大震災学習•資料室に行ってきました。


みやぎ生協文化会館 東日本大震災学習•資料室



この施設は、1000年に1度と言われる大震災の体験と、みやぎ生協の取り組みを後世に伝えることを目的として、2013年3月5日に開設されました。
東日本大震災の写真や動画、関連資料を展示しています。


震災時、県内に48店舗あったみやぎ生協は震災で甚大な被害に遭い、大切な仲間である職員16名が犠牲になってしまいました。(現在は津波被害の大きかった2店舗を閉店したため46店舗となっています)
震災直後から災害対策本部を立ち上げ、お客様であるメンバーのことを第一に考え、可能な限り店頭販売などで食料や物資の提供を行ってきました。
また、高齢者などの安否確認や全国からの緊急支援物資をトラックに積み込み、被災者の方に提供してきました。






東日本大震災学習•資料室に入ると音声ガイダンスのボタンがあり、スイッチを押すと展示内容の説明が流れました。








音声ガイダンスを聞きながら展示内容を見て学ぶことができます。



被災状況を伝える大型の写真


散乱する車と瓦礫(名取市)












建物だけが残った生協閖上店


天井が落下した生協新田東店



展示スペースには震災時の県内の被災状況、みやぎ生協が取り組んだ復旧•復興の取り組みが、時系列で展示されていました。


食料、物資を買い求めるために何時間も並びました。
スーパーの前は長蛇の列でした。


震災直後からパン、カップ麺、トイレットペーパー、紙オムツなど
すぐに必要なものを並べた店。


中央に設置されたシアタールームでは、震災直後のみやぎ生協と全国の生協の支援活動の様子をビデオで見ることができました。


シアタールームでは震災直後のみやぎ生協の支援活動の様子を見ることができます。















トラックで緊急支援物資を提供して回りました。




食のみやぎ復興ネットワーク
被災農家、農地で作られた
作物の販売支援もしています。

被災された方々を応援する生協ボランティア活動の紹介



被災者の手作り品が展示されていました。
被災された方々が作った物を買うことが、支援に繋がっています。



音声ガイダンスの最後にメッセージが流れました。

震災は悲しみ・苦しみをもたらしました。その一方で人は助け合い、小さな希望を胸に一歩ずつ進んできました。
みやぎ生協は震災を通じて一層深まった人と人の絆の共同の力で宮城、東北の復興の一役を担って行きます。



総務部課長の稲葉勝美さんに「東日本大震災学習•資料室」について伺いました。

「この資料室は震災からちょうど2年目に開設することができました。
これだけ大きな災害を経験するのは職員一同もちろん初めてなのでこの経験を忘れない、風化させないために作りました。目的の1つとしては大震災時に職員は何をしてどう動いたかを後世に語り継ぐための職員の学習の場でもあります」

「この学習•資料室は時系列で振り返ることができます。震災での被害状況やみやぎ生協が何をしてきたか(避難所の緊急物資の配送や店舗の再開に至るまで)、そして全国のたくさんの生協から支援をいただいた「つながり」が分かります」

「震災後は県内にみやぎ生協ボランティアセンターを4カ所作りました。ボランティアセンターを中心に避難所や仮設住宅に被災されている方々の孤立化を防ぐ目的でさまざまな支援を現在も行っております」

「被災産業の支援ということでネットワークも立ち上げ、被災農家農地で農産物を作り、地元加工業者が加工して県内全国に販売を行い、被災農家の支援を続けていく活動も行っております」

「ビデオシアターでは震災の状況や被災者支援ということで生協が取り組んでいる活動なども見ることができます。音声ガイダンスが流れこのような内容を一周して見ることできます。
職員の学習の場としてだけではなく、たくさんの方にぜひ来ていただきたいと思っております」

「今後は大人だけではなく、学校の子どもたちの学習の場としても多いに利用してもらいたいです。多くの方の来館をお待ちしております」



みやぎ生協総務部機関運営課課長の稲葉勝美さん











資料室のロビーには太い柱が立っていて、各地の津波の高さを分りやすく表示していました。こうして見ると津波の高さがよく分かり、大津波の恐ろしさをあらためて実感しました。


ロビーには実際の津波の高さが一目で分かる太い柱が立っていました。








みやぎ生協は、ふだん私もよく利用しています。
でも、今回この「東日本大震災学習•資料室」を取材するまでは、みやぎ生協が復興に大きな力を注いでいたとは知りませんでした。

取材するうちに、震災の時、食料を求めて何時間も並んだ記憶がよみがえってきました。
復興には長い時間がかかります。私たちに身近なスーパーが復興の担い手として長期的に支援活動を続けていただけることに、感謝と心強さを感じました。

震災から2年たった今、私の周りではすっかり元の平和な生活が戻りつつあります。
震災の記憶を忘れないため・風化させないため、このような施設は大いに学習の場として利用すべきだと思います。

津波を実際自分の目で見ていない私にとっては、ロビーの太い柱に刻まれた津波の高さは驚きで、声を失いました。

ぜひ皆さん足を運んでみてください。
多くのことを学ぶことができます。



みやぎ生協
http://www.miyagi.coop/

みやぎ生協 東日本大震災学習•資料室
http://www.miyagi.coop/support/shien/

みやぎ生協 文化会館「ウィズ1階」仙台市泉区八乙女4-2-2


10:00~17:00(月~土曜日)、日・祝は休館


みやぎ生協 東日本大震災学習•資料室ホームページ





全国の生協から頂いた応援メッセージ

(取材日 平成25年6月11日)