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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2013年6月25日火曜日

2013年6月25日火曜日13:27
ココロデスクです。

「世界記憶遺産」をご存じですか?

これは、人類が後世に伝えるべき貴重な歴史資料などを保護するためにユネスコ(国連教育科学文化機関)が行っている事業です。遺跡や景観、自然などを登録する「世界遺産」と対をなすものです。

6月19日、この世界記憶遺産に「慶長遣欧使節関係資料」が登録されました。
「慶長遣欧使節関係資料」は仙台市博物館が所蔵している国宝です。

仙台藩主伊達政宗は、1613年の秋、家臣の支倉常長を大使とする使節団をスペインとローマに派遣しました。今回登録されたのは、この7年にも及ぶ長い旅路の末に持ち帰った「ローマ市公民権証書」や肖像画など3点です。

一行が旅に出たのは今からちょうど400年前。そしてその2年前に、仙台藩はじめ東日本では大災害が発生しました。

慶長の大地震、そして大津波です。

1611年の出来事ですから、これも東日本大震災のちょうど400年前のことです。
つまり、伊達政宗は数千人もの犠牲者を出して領土も壊滅状態になった大震災の2年後に、世界を目指した前代未聞の大事業を開始したのです。

江戸幕府が絶対的な権力を固めつつあった時代に、一外様大名がなぜ西洋と直接に交易を求め、無謀ともいえる大事業に乗り出したのか。専門家の間では議論が続いています。

しかし、大震災から1年も待たずして、津波どころか太平洋を乗り越えるスケールの夢を描き、2年後には出帆を成し遂げたことは事実です。

そして、その夢にかけた人々の姿を想像するだけで、こうして文章を書いている今この時も胸が熱くなります。

出帆の地は、石巻市月の浦。大津波が襲った牡鹿半島の付け根です。最も被害のひどかったであろうこの港を敢えて選んだ当時の人々から、私たちは素直にエネルギーを頂戴して、後に続きたいものです。


支倉常長一行が乗った「サン・ファン・バウティスタ号」を復元してしつらえた宮城県慶長使節船ミュージアム「サン・ファン館」も津波被害を受けましたが、今秋の再開に向けて復旧を進めています。

400周年を祝い、新たな門出のために心と力を合わせていこうという取り組みも、さまざまな分野で起こりつつあります。

ココロプレスも、こうした動きを追い掛けて報告していきます。


仙台市博物館

http://www.city.sendai.jp/kyouiku/museum/index.html
http://www.city.sendai.jp/kyouiku/museum/syuuzou/hasekura/

宮城県慶長使節船ミュージアム「サン・ファン館」
http://www.santjuan.or.jp/


<もくじ>
■イベントガイド
■今週のダイジェスト (6月12~18日)
■編集後記

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■イベントガイド
 復興を願い、復興の姿を見ていただけるイベントです。
 ※詳細は主催者にお問い合わせください。
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亘理のいちご狩り
開催中2013年6月下旬まで ※完全予約制
亘理町内の観光いちご農園
亘理町役場
http://www.town.watari.miyagi.jp/events/

松島ボランティアガイド霊場「松島」にふれる伊達な旅
2013年6月16・23・30日
JR松島海岸駅前集合
松島観光協会
http://www.matsushima-kanko.com/

多賀城跡あやめまつり
2013年6月24日~7月7日
多賀城跡あやめ園
多賀城市
http://www.tagakan.jp/news/detail.php?id=14

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  ■今週のダイジェスト (6月19日~24日)
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2013年6月19日水曜日掲載
大田区と東松島市との絆(東京都大田区、東松島市)
5月25日、東京都大田区で開催された大田区&東松島市「絆」音楽祭が開かれました。東日本大震災以降、大田区と区民が協働で続けている被災地支援のボランティア活動から生まれた実行委員会主催によるもので、昨年に続き2回目の開催。当日は、東松島市からもたくさんの方が参加し、歌やダンス、太鼓など披露し、大田区のみなさんと交流を深めました。
http://kokoropress.blogspot.jp/2013/06/blog-post_19.html

2013年6月19日水曜日
星と出合う港町(気仙沼市)
環境省などが主催する「全国星空継続観察」で全国2位になったこともあるほど、気仙沼市は星のきれいな港町です。その気仙沼には、天上だけでなく、海にも地上にも、すてきな星がありました。それは・・・

2013年6月20日木曜日
我歴(がれき)stock 第3弾 後編(女川町)
音楽の力を信じて、大好きな女川のために、大好きな人たちのために、「復興丸」の皆さんが企画した「我歴stock」のレポート後編。「ミス・ユニバース・ジャパン2012 with KIDSファッションショー」、世界一周ギャルで有名なコジマサトコ(MCさとこ)さん。多くの人々が賛同して、たくさんのアーティストが集まり、女川を盛り上げました。

2013年6月21日金曜日
東日本大震災 学習•資料室に行ってきました。 (仙台市)
「これだけ大きな災害を経験するのは職員一同初めて。この経験を風化させないために、そして大震災の時に職員は何をしてどう動いたかを語り継ぐための職員の学習の場でもあります」。みやぎ生協東日本大震災学習•資料室は2013年3月5日に開設され、東日本大震災の写真や動画、関連資料を展示しています。
http://kokoropress.blogspot.jp/2013/06/blog-post_3099.html

2013年6月22日土曜日
「ふれあい喫茶」で人と繋がる(仙台市)
震災により住み慣れた土地を離れ、引っ越しを余儀なくされた方々にとって、知らない土地、人々に馴染むことは簡単なことではありません。「人と繋がっている。1人ではない」と感じられる場所が必要です。住み慣れた土地を離れて「みなし仮設住宅」にお住まいの方々のために、みやぎ生協が「ふれあい喫茶」を開設しています。
http://kokoropress.blogspot.jp/2013/06/blog-post_22.html

2013年6月24日月曜日
若林区の復旧から復興、地域おこしへ(仙台市)
宮城県有数の農業地域である仙台市若林区。この地区に住む人たちにとっての生活再建とは、営農再開です。「復旧から復興へ、そして地域おこし」までをコンセプトに掲げて支援活動を行っている一般社団法人 ReRoots(リルーツ)代表の広瀬剛史さんにお話を伺いました。
http://kokoropress.blogspot.jp/2013/06/blog-post_1279.html

2013年6月24日月曜日
若林区復興支援ショップ“りるまぁと”(仙台市)
仙台市若林区で津波被害を受けた農業の復興を支援しているReRootsが、毎週土曜日に仙台朝市にオープンしている「りるまぁと」。全国のボランティアと力を合わせて、被災農地を復旧し、農家が作ったおいしい野菜を販売しています。りるまぁとの野菜には復興にかける思いとみんなの温かい心が込められています。ぜひご賞味ください!
http://kokoropress.blogspot.jp/2013/06/blog-post_3198.html


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■編集後記

週末は、石巻市、女川町、七ヶ浜町の海辺の様子を記録するため「定点観測」に回りました。

コースの最後は七ヶ浜町でしたが、道を間違えてしまって目的地である吉田花渕の浜に着いた時には、日が沈んでしまいました。

代わりに昇ってきたのが満月。しかも、通常よりも地球に近く、15%ほど大きく見えるというスーパームーンです。



岸壁工事のクレーンの少し上に懸った時に、シャッターを切りました。
静かな海面にオレンジ色の月明りが揺らいでいました。


(ココロデスク)