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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2013年5月24日金曜日

2013年5月24日金曜日12:00

えみです。

日一日と暖かい季節になり、森林浴などに出掛けたくなりますね。
東北は山・川・海など自然に恵まれ本当にすてきな所です。

仙台市の隣の町、宮城郡利府町にある「宮城県青少年の森」に出掛けてきました。

今日はここで「親子DE森林教室」というイベントが行われます。

福島原発の影響で、日頃から屋外遊びが制限されている福島県の親子を招いて、宮城県の森で楽しく1日を過ごしてもらいたいという趣旨でイベントは開催されました。

主催したのは環境保全に努め森林づくりに取り組んでいる公益財団法人「ニッセイ緑の財団」です。
「ニッセイ緑の財団」は大震災以降、自然や環境への関心が高まっている中、被災地復興支援のプログラムとして各地で森林教室を開催してきました。
子どもたちや地域の皆さんに森林にふれあう機会を提供し、森林愛護の普及啓発活動に努めています。




早朝、約45名の親子を載せて福島市を出発した大型バス2台が、会場の「ニッセイ利府の森」に到着しました。
バスから親子が続々と降りてきます。
受付で名前を言うと、ヘルメット、軍手、タオルが手渡されました。

早速、班ごとに分かれて活動場所まで山登りです。

小さい子どももがんばって登っています。

山の上に到着です。
簡単に開会式が行われました。

震災以降、4回目の親子森林教室となります。
今日は宮城県森林インストラクター協会さんの協力を得ながら活動をしていきたいと思います。
楽しい一日となりますように。ケガしないように気をつけて活動してください。
(「ニッセイ緑の財団」代表より)



参加者の親子はグループ8班に分かれ、
宮城県森林インストラクター協会のスタッフと一緒に活動開始です。


スコップで土を掘り、植樹しました。

見頃はいつごろでしょうか。
プレートの裏に全員の名前を書いて、植樹は完了。
















次は枝打ち体験。
真っすぐきれいに成長した木を育てるため必要な作業だそうです。(なるほど•••••。)

 
ものすごく長い枝切りノコギリが登場しました。

結構、子どもでもできるのですね。
たくさんの枝を器用に切り落としていました。



山の中をうれしそうに走り回る子もいました。
子どもはやはり自然が大好きです。



次の活動場所である「宮城県青少年の森」へバスで移動です。

お腹すいた~。お昼は餅つき大会。


手伝ってもらいながら臼でお餅つき。
どの子も真剣です。
ずんだもち、くるみもち、そぼろもち、いちごだいふく!


あんこ玉の中に果物を入れてフルーツ大福の出来上がり!
子どもたちは楽しそうに特製の大福を作っていました。







太陽が出てきて天気も良くなり、シートを広げ「いただきます」
すごいご馳走に大満足の子どもたち。
自分でついたお餅はおいしい!













お腹いっぱいになった後は少し休憩し、自然観察ゲームです。
班ごとに分かれ、指令カードをもらいます。早速出発です。


その1 早く動く、足がある生き物を捕まえてね。夢中で土の中を掘り始め昆虫を探し始めました。










その2 水の中にある卵を触ってきてね。
   サンショウウオやカエルの卵を発見。
   子どもたちは興味津々。交代で恐る恐る触っていました。

















カブトムシの幼虫を発見しました。
お土産にもらい大満足。

森林インストラクターさんとネイチャークラフトづくりです。

自分だけの作品がどんどん出来上がりました。

ヒノキの実、どんぐり、松ぼっくりなど自然の素材を使うと、あっという間にすてきな品に生れ変わりました。
お金も掛けずにこんなに素敵な物ができるんですね。
森林インストラクターさんの器用さには驚きました。


最後に記念撮影。楽しかったね。


楽しかった時間もあっという間に過ぎてしまいました。
別れの時間です。

昨日から今日の準備をしていただきました宮城県森林インストラクター協会さんに「ありがとう」の拍手をしましょう。
今後もこのような企画をして行きたいと思います。楽しかった思い出になればうれしいです。(ニッセイ緑の財団の入口雄太さんより)
(「ニッセイ緑の財団」入口雄太さん



宮城県森林インストラクター協会(愛称 けんたろす)
分らないことがあったらいつでもこの森に遊びに来てください。

《参加者の方に今日の感想と震災後からの様子を聞いてみました。》

子どもの様子は震災時から比べると少しずつですが落ちついてきたように思われます。
しかし、屋外遊びが制限されているので親子ともにかなりのストレスはあります。
宮城県の山に来て土いじり、自然体験ができいい思い出になりました。


福島市内から来ました。避難区域外ということで何の支援もありません。
避難区域外ですが被爆線量は現在でも高いエリアはあります。
避難したくてもできない。現在も被爆し続けている私たちの気持ちを少しでも分かってほしい。

子どもの健康状態が心配です。「大丈夫」と言われても確かな保証はありません。
見えない不安で常におびえている状態です。

屋内ばかりにいると子どもに対して怒ってばかりいるんですよね。嫌ですね。
子どもは何も言いませんが精神面、身体的に健全に成長しているか非常に不安です。
やはり、子どもにはのびのび生活させてあげたいですよね。


《取材を終えて》
世の中、暮らしが便利になった反面、子どもたちは自然と触れあう機会が昔と比べて非常に少なくなってしまいました。昔の子どもたちが当たり前に体験していたことが今の子どもたちはできないのです。子どもたちが自然と触れあいながら学ぶことはたくさんあったはずです。
豊かな暮らしを優先してしまった代償でしょう。今日の子どもたちの生き生きとした様子を見て将来の子どもたちのためにも自然を残し、環境保護に努めなくてはと再認識しました。

そして震災後、外で思いっきり遊べない福島県の子どもたちの様子、母親の気持ちもお話を聞くことができました。

震災から2年が経過し、復興へと各地域では努力しています。
福島県にいる親子も毎日、一生懸命生きています。
しかし、個人では解決できないたくさんの問題がまだ山積みです。

福島原発の影響で家族がバラバラに生活せざるをえない状況。
屋外制限による子どもたちへの精神面での不安。

私たちは福島県に住んでいる人たちの生の声を聞いて現状を知ることが大切だと思いました。
生の声を聞くことによって、これまで伝えられてこなかったものが数多く見えてくると思います。
そうして、福島県に住んでいる人たちが少しでも救われ勇気づけられることを願っています。