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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2013年5月15日水曜日

2013年5月15日水曜日20:03
皆さん、こんにちは。スーサンです。

新緑の城下町・仙台を旅してみませんか。

今週末の18日(土)、19日(日)は、「仙台・青葉まつり」が開催されます。

メーン会場の1つとなる「定禅寺通り」の街路樹は、その色の濃さを日ごとに増しています。

ケヤキの街路樹が美しい「定禅寺通り」
今年で29回を数えるこの祭りは、「仙台七夕」や「SENDAI 光のページェント」と並ぶ仙台三大祭りの1つです。仙台藩祖・伊達政宗の偉業をしのび、伊達の文化や歴史を継承・発展させていくという、市民総参加型のイベントなのです。

起源は、仙台東照宮の例祭で仙台藩最大の祭りとなった「仙台祭」(1655年)と、明治維新以降に政宗公を祭った青葉神社での例祭「青葉祭り」(1887年)です。

いずれも市中を山鉾で練り歩くというスタイルを取り、近代化に伴う交通事情の変化などから、昭和40年代後半にいったんは途絶えてしまうといった経緯がありました。しかし、政宗公没後350年を迎えた昭和60年に、その精神を受け継ぎ、復活したのです。

祭りは、震災に遭ったおととしは中止を余儀なくされましたが、昨年は再開され、その心意気は復興へ大きな弾みをつけました。今年は「明日への力を 百万人の情熱祭」をテーマに、さらに復興の本格化につなげようとしています。


市民の祭りとして、ポスターも市民から募集しました
早速、祭りのハイライトを紹介していきましょう。

18日(土)は「宵まつり」が行われます。

この日は、街中いたるところで、お囃子(はやし)が鳴り響き、郷土芸能の「すずめ踊り」が大々的に披露されます。これは見逃すことはできません。

この踊りの始まりは、仙台城を築城した泉州・堺(現大阪府堺市)の石工が、移徒式(新築移転の儀式)の宴席で、政宗公を前に演じた即興といいます。

西国らしい小気味よいテンポで、躍動感あふれる身振り。伊達家の家紋が「竹に雀」であり、はね踊る様が餌をついばむ雀(すずめ)の姿に似ていることから、「すずめ踊り」と命名されます。

そして、仙台藩の石工に伝えられ、戦前まで踊り継がれましたが、戦後、継承者はほとんどいなくなっていったといいます。「仙台・青葉まつり」では昭和62年から、その復活・普及に努め、原型をとどめながらも老若男女が楽しめるものに練り直したといいます。

軽快にはね踊る「すずめ踊り」に乞うご期待
(写真提供:仙台・青葉まつり協賛会)
この踊りの軽快な動きには、目を見張り、引き込まれることでしょう。どうです? 見物するだけでなく、一緒に踊ってみませんか。この日は3回、だれでも飛び入りができるという演舞の機会が設けられます。

「祭雀連(まじゃらいん=交ざろうの意です)」というコーナーで、午後1時20分、午後4時10分、午後5時10分に受け付けが行われます。

初心者でも、踊り方をていねいに教えてもらえます。法被はクリーニング代が必要となるため、有料(千円)となりますが、レンタルが可能です。扇子は無料で配布され、手作り(6百円)もできます。〝すずめ〟に変身する「なり切りメイク(百円~)」も好評です。

「すずめっこ1000人祭連(まづら)」に注目です。祭連とはチームのこと。かわいらしい〝子すずめ〟が、全国から寄せられた復興支援へ感謝の気持ちを示し、元気を発信していきます。

また、今年初めて仙台市内の2つの仮設住宅から、「南蒲生雀乃舞」と「絆舞卸町祭連」の踊り手チームが登場しますので、声援をお願いします。

皆さんも気軽に踊りの列に「まじゃらいん!」
(写真提供:仙台・青葉まつり協賛会)
19日(日)は「本まつり」です。

「東二番丁通り」と定禅寺通りという2つの大通りを舞台に、仙台の歴史絵巻が繰り広げられる「時代絵巻巡行」は必見です。

巡行の先頭は、子ども武者や稚児などから成る「先導隊」です。後続は、「青葉神社神輿渡御(みこしとぎょ)」。政宗公の御霊が神輿に乗せられ、白装束に烏帽子を被った氏子によって担がれます。仙台藩士会の面々が裃(かみしも)姿で加わります。

この後に控えるのが、「政宗公本陣」です。伊達政宗(伊達家18代当主の伊達泰宗さん)を筆頭に、迫力満点の甲冑(かっちゅう)に身を包んだ伊達戦国家臣団、火縄銃鉄砲隊など、3百人を超える家臣が勇壮に歩を進めます。

勇ましい伊達家臣団の一行
(写真提供:仙台・青葉まつり協賛会)
この中には、政宗公から命を受け、ちょうど4百年前に渡欧した支倉常長も含まれていて、出帆したサン・ファン・バウティスタ号とともに登場することになっています。

そして、全11基という豪華絢爛な山鉾の出番となります。高さ8m、重さ6tという巨大な屋台。上部に鎮座するのは、恵比寿(えびす)様や大黒天様のほか、青葉駒や御神船、大鯛(おおだい)など地元の故事来歴にちなむものも。

これらには、家内安全、無病息災、商売繁盛などの願いが込められていて、粋なお囃子(はやし)を伴い、移動は威勢のよい掛け声の引き手に委ねられます。

山鉾の前後と間に「すずめ踊り大流し」が入り、彩りを添えます。こうして、祭りは最高潮に達します。

祭りの2日間は、宮城県庁前の「勾当台公園」が江戸時代の町並みを彷彿させる「伊達縁(だてえん)」に、仙台市役所前の「市民広場」が地元のおいしい食べ物が集合する「杜の市」に変貌します。

さまざまな山鉾の巡行によって、祭りはクライマックスへ
(写真提供:仙台・青葉まつり協賛会)
祭りを主催する「仙台・青葉まつり協賛会」の鹿野正利・事務局長は、今年のテーマについて、「百万市民の情熱を集めて、再生へ向けた力を生み出していこうという思いがあります」と話します。

目玉となるサン・ファン・バウティスタ号の巡行については、「4百年前、政宗公は慶長の地震津波が起きた後に復興の国づくりをしながら、2年後には海外へ目を向けるといった先進性がありました。困難な状況を打破しようという、先人の気概を伝えていきたい」と、期待を込めています。

祭りのマスコットキャラクター「青葉すずのすけ」は大変かわいらしく、人気急上昇中です。グッズ購入もよろしくお願いします。

「青葉すずのすけ」をどうかよろしく
(写真提供:仙台・青葉まつり協賛会)
「仙台・青葉まつり」でお待ちしています。

◎問い合わせ
仙台・青葉まつり協賛会事務局(電話022-223-8441/FAX022-223-4941)
公式ホームページ http://www.aoba-matsuri.com/index.html
 ※祭りの概要をダウンロードできます。

(取材日 平成25年5月8日)