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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2013年5月25日土曜日

2013年5月25日土曜日10:39
こんにちは、Chocoです。
題名にありましたが、「金華山参拝」
ようやく、行くことができました。
ココロプレスでも金華山の記事がたくさんあります。
石巻に住んで居る私は、ココロプレスのメンバーの中でも一番簡単に金華山に行けるはずなのですが、実は、一度も行ったことがなかったのです。

今回は、「祝い」の記事です。
私の「初金華山!!」だけではない、祝い事が、行われました。

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その前に、ココロデスクがこれまで報告した金華山体験記をどうぞ!!
金華山初詣客受け入れ準備(2011年12月30日)
一足先に初詣に乾杯(2011年12月31日)
金華山に上陸(2012年1月1日)
是非一度お越しください(2012年1月1日)
震災から2度めの金華山初詣(2013年1月6日)
100人掛かり(2013年5月12日)
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金華山黄金山神社」は、1260年以上の歴史をもつ神社です。
今年の平成25年は12年に一度斎行される、金華山の御縁年です。
そして、3月18日から10月31日の228日間は古式にならい、大護摩祈祷申込者には内玉垣での参拝が許されます。
普段は入ることができない、内玉垣。
「初めて内玉垣での参拝をすることができた。参拝だけではなく、内装も見事だった。」
この日参詣した女川町の須田町長も感銘を受けていました。




私が、金華山に向かった日は、ゴールデンウィーク後半の5月3日、本祭の日です。
当日、巳大祭本祭が5月3日巳の刻(午前10時)に開催されました。

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ところで皆さん、なぜ、金華山の御縁年が「巳歳」なのか、ご存じですか?!
神社の知識がない私は、いろいろと調べてみました。

金華山黄金山神社の守護神は弁財天(べんざいてん)です。
Wikipedia参照
http://ja.wikipedia.org/wiki/七福神

七福神の紅一点の弁財天は、財宝神とされています。
実は、その他にも音楽神、福徳神、学芸神、戦勝神などとも言われ、才に優れた神なのです。
そして、さらに由緒をたどると、弁財天は、水(川)の神だそうです。
その水の神の使いが蛇であるため、弁財天の御縁年が巳歳なのだと言われています。
干支でいうと、巳年が御縁年ということは、今年が御縁年です。
更に、巳の月、巳の日が重なる5月3日は、最高の御縁日なのです。
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弁財天と巳歳の謎が解けたところで・・・
金華山へ向けて出発しましょう!!!

金華山へは、鮎川港と女川港の2カ所から定期船が出ています。
実は、女川からの航路は今日、2年2カ月ぶりに再開するのです。
その記念すべき日、私は女川港から出る船を利用することにしました。


ホタテやホットドックなどが振る舞われました。
女川港ー金華山
出航記念で渡航者に配られた
「高政」のかまぼこです!!
美味しかったです!!


女川港の桟橋では、お祝いのセレモニーが開催され、多くの地元の人や観光客が集まり、賑わっていました。
乗船しようと、ゲートへ向かうと・・・
ホタテやホットドックが振る舞われていましたが、
私は食べ損ねてしまいました(残念)。


女川のグラフィックアーティスト崎村周平(D-BONS)さんの作品がお出迎えをしてくれました。


出航時には、女川の町長を始め、町民がお見送りをしてくれました。



約30分の船旅には、ガイド付きでした。
ガイドさんは周囲の島や金華山の案内の他に、震災の状況など、実際に目にしたこと、体験したことをお話してくれました。
また、座席には、実際に関係者が撮った震災当時を映した写真集も置かれていました。

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金華山の桟橋に着きました。
ガイドさんに「ありがとうございました」と伝える観光客がたくさんいました。


本殿までは、送迎もありましたが、今回はゆっくり歩くことにしました。


以前のブログでも紹介されていた、参道は、地盤沈下などの影響で大きな被害を受けました。
そして、参拝客が通れるように、ボランティアや神社の関係者の方々が補強をしてくれた箇所が至る所にありました。

少し急な斜面ですが、
ゆっくり景色を見ながら登れば、あっという間に黄金山神社です。
そして、今回行われた、初巳大祭本祭は、古式にならい、厳粛かつ盛大に斎行される最大重要な祭儀です。



参拝者は神職に続いて本殿へと向かい、おはらいの後に、拝殿の神事に参列しました。

大祭期間中の3月18日〜10月31日の祈とうの際、本殿内陣と外陣の両方の扉が開いた状態で参拝できるそうです。


参拝者で溢れる御拝殿内
東日本大震災の震源地である金華山は、桟橋が震災の影響で使うことができなくなりました。
そして、地震の影響で、1m20〜50㎝の地盤沈下、境内が半壊状態になりました。
更に震災から半年後の9月に台風が襲い、土石流などで川や沢が氾濫し、状況が悪化しました。

延べ2000名以上のボランティアが復旧作業を手伝い、工事業者も本祭に間に合うようにと修復工事を早く進めてくれたおかげで、今回の「巳歳御縁年大祭」が開催されることができました。

今回お話をしてくださった、権祢宜(ごんねぎ)の日野篤志さんは、
「久しぶりの感覚だ」
と賑わう境内を見て、言いました。
約2年余、神社として運営することができなかったのもあり、
その喜びも日野さんのお話から伝わってきました。

12年に1度の「巳歳御縁年大祭」に向けて準備を行っていた矢先で起こった大震災。
多大な被害、延々と続く復旧工事・・・その中での迎えたのが巳歳の年でした。
開催できた、お気持ちとは・・・
"祈復興"
まだまだ途中ですが、
"感無量です"。
平成25年5月3日 巳歳大祭本祭金華山黄金山神社 権祢宜 日野さん
「感無量です」
権祢宜の日野さんが、お話をしているとき、笑顔で言った言葉です。
参拝者も待ちに待ったという想いですが、同じように神官の皆さんも同じような気持ちです。
そして、金華山黄金山神社の再開にたくさんの人々が手を差し伸べていました。
桟橋が完全に復旧するのは来年の3月です。
まだまだ、震災の傷跡が残る金華山ですが、今も少しずつ復旧作業が続けられています。

復興に向けて進んでいる金華山、
12年に1度の巳歳御縁年大祭、10月31日まで、行われています。
是非、参拝に、そして心の息抜きにいらしてください。

金華山黄金山神社



(取材日 平成25年5月3日)