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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2013年4月10日水曜日

2013年4月10日水曜日14:40
kaiiです。
今年は低気圧の急激な発達で大風が吹くことが多いですね。
先週末の4月8日の爆弾低気圧は宮城県内にも大きな被害をもたらしました。
4月から5月にかけて吹く台風並みの嵐ををメイストームとも言うそうですが、8日の強風は名前の通り嵐でした。



そんな嵐が去って、気仙沼市立鹿折中学校応急仮設住宅を訪ねてみました。
高台に建つ仮設住宅では、物干し竿の支柱に当たる風の振動音がしたそうです。

「怖いより気持ち悪かったですよ」
仮設住宅に住む小野寺さん(54歳)が教えてくれました。
7人家族の小野寺さんは高台移転を希望しています。
「いつになったら新しいお家に住めるかな?早く新しいお家に住みたいね」
と、孫のはるとくん(1歳)と話していました。

集団移転を希望している小野寺さん家族
「仮設住宅で旅立ちの時を迎えたくないの。早く自分の家に住みたい。1日でもいいから自分の家に住んであの世に旅立ちたいと願っているんです」
小野寺さんのおばあちゃん(82歳)は話しました。


仮設住宅へ取材へ行く途中の道には、たくさんの春の花が咲いていました。

津波に削られて大きな石が現れた土地に育つフキノトウ

小型の船舶を保管している場所の近くにはフキノトウが伸びていました。

津波に壊された山の神様(浪板地区)
山の神様が奉られていた場所の近くの荒れた畑には、津波に負けず生き残ったスイセンがつぼみをもたげていました。

「まず咲く」が名前の由来と言われるマンサク


早春に咲くマンサクの花は黄色の花火のような花を咲かせています。そろそろマンサクの季節は終盤です。

桜のつぼみは膨らみを増しています

強風に折られて落ちたつぼみもありましたが、桜のつぼみも膨らんでいました。

5分咲きになった梅の花

梅の花は5分咲き。青空に白い花がとてもきれいです。


「今日は暖かくていいね」おばあちゃんたちはひなたぼっこ
仮設住宅の縁側には暖かな春の陽ざしでひなたぼっこを楽しむおばあちゃんの姿がありました。

小さな青紫色の花がきれいなオオイヌノフグリ


中学校の校庭の桜のつぼみも膨らみを増し、数日暖かさが続けば花を咲かせそうです。
気仙沼の春は、桜の花と梅の花が一緒に楽しめます。
野に咲く小さな花たちも春の歌を歌っているようです。

まだまだ仮設住宅で不自由な生活を続けている人がたくさんいます。

「仮設住宅から旅立ちたくない」
小野寺さんのおばあちゃんの言葉がとても重く感じました。


(取材日 平成25年4月9日)