header

宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

ヘッダー写真説明文

写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2013年4月2日火曜日

2013年4月2日火曜日9:49
こんにちは、Chocoです。
関東の方では、桜が咲いて、たくさんの桜の写真が友人から送られてきます。
しかし、東北の春はまだ先で、雪がちらつく地域もあり、石巻でもまだまだ肌寒い日が続きます。

今日、紹介する方は、以前も紹介した女川町のアーティスト集団、アートギルドカンパニーのメンバーの紅一点、遠藤ひかりさんです。
ひかりさんは生まれも育ちもメンバー同様、女川町です。
高校卒業後、デザイン関係へ進学するために上京しました。
卒業後は、運輸業に就きました。

その仕事にも慣れてきた半年後に、東日本大震災が起こりました。

急いで戻ってきた、ひかりさんが目にしたのは変わり果てた故郷の姿でした。
お父さんの死、大好きな女川の悲惨な状況を目の当たりにして、「故郷へ戻る」決意をしたひかりさんは、東京の運送業の仕事を辞め、お兄さんの遠藤圭さんと崎村周平さんと共に、アートギルドカンパニーを設立しました。


そして、グラフィックデザイナーとして、さまざまな作品を手掛けました。
しかし、美術大学を卒業したものの、デザインを仕事として行うのは初めてのことで、制作する上でも悪戦苦闘があったそうです。
そのときには、大学の先生などからもアドバイスをもらいました。
さまざまな人がひかりさんの夢を後押ししてくれました。

現在は、注文するお客さんの好みなど、相手の嗜好を汲んでデザイン制作をしています。

「東京にいたら、デザイン関係の仕事はせずに終わっていたかもしれない。今は、とても忙しいけれど、充実している」
東京の生活を振り返りながら言っていた、ひかりさんの目はとても輝いていました。

作品はライターやTシャツ、クリアファイルやイベントやカフェのチラシ、名刺も手掛けます。
--------------------------------------------



親戚の加工品を扱う会社のライターを製作



地元のお祭りやさまざまなパンフレットのレイアウトから
デザインも製作

-------------------------------------------------

「海外へ行きたいんです」
知り合いの方と行った海外旅行のお話をしてくれました。

「カフェの中に入ると全てがオシャレで、小さい所にも気を使っていた」
旅行先のフランス、パリの街並みを見た瞬間、ひかりさんの視野が一気に広がりました。

「世界で見たものを、故郷でも広げたい」
外に目を向けることは、人生観も変わります。
海外へ行って、その場所の「こだわり」を探して、女川でも活かしたいと、新たな夢を持ち
大好きな町を盛り上げようと考え中です。

そんなひかりさんにとってのグラフィックデザイナーとは・・・

「自分の分身」えんどう ひかり さん

「自分の想いも作品に現れる」
1つ1つ丁寧に仕上げ、妥協は許しません。
だからこそ、作品1つ1つに想いが入ります。
「自分の分身」

上京して、一度は諦めた夢。
その夢が故郷、女川で実現しています。

それは、夢を追っていた自分のためというよりは、
「町を元気にしたい」という想いの現れだったのかもしれません。
そして、海外にも羽ばたこうとしている遠藤ひかりさん。
これからも応援しています!!

==================================

今回、アートギルドカンパニーの3人のアーティストを紹介しました。
異なった特色を持つ3人ですが、想いは全く同じでした。
それは、「故郷、女川が大好きだ」ということ、そして、女川を元気にするためにそれぞれの分野で女川を盛り上げていました。

今後もひかりさんをはじめ、アートギルドカンパニーの3人の活躍が楽しみです。

(取材日 平成25年3月15日)