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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2013年3月1日金曜日

2013年3月1日金曜日15:21
えみです。

まだまだ寒い日が続いています。
しかし、昼間は太陽の暖かな日差しを感じられる日もあり、ちょっとずつ春に近づいているのだなと思いホッとしています。


震災をきっかけとして市民活動やボランティアを始めたいと思っている方や、実際に活動を起こしている方はたくさんいると思います。

そして被災地ではさまざまな団体が復興支援を行っています。
多賀城市市民活動サポートセンターでは震災後、支援活動を行っているゲストの方を迎え、活動の様子のお話をお聞きしながらNPOの仕組みや特徴を分かりやすくお伝えする「復興いちから塾」を開催しています。



今回で第4回目となる「復興いちから塾」のゲストは、多賀城駅前の活性化を目的として市民の中から立ち上がった団体。
T•A•P多賀城の事務局長 加藤則博さんです。

駅前イルミネーションにこめた想い
“悠久の詩都の灯”仕掛人が語る!


ゲストのお話の前に多賀城市市民活動サポートセンターの齋藤裕之さんより簡単にNPOについて説明がありました。

1⃣NPOとは「地域や社会の課題を解決するために市民が自発的に取り組む組織」
2⃣NPOとは民間非営利組織であり「利益を上げてはいけない」ということではなく
「利益を分配しないで目的を達成するための費用に充てる」ということである。
NPOの目的は「地域や社会の課題解決である」





震災復興で注目されているNPOですが、私自身漠然としか意味が分かりませんでした。

自分の周りで起きているちょっとした疑問や課題を、市民レベルからより良い方向に持っていくために自発的に活動することなのですね。勉強になりました。






今回のゲストは11月下旬から12月の大晦日にかけて多賀城駅前でイルミネーションやライブを企画するT•A•P多賀城の事務局長加藤則博さんです。活動の様子を伺いました。

今回のゲストである
T•A•P多賀城の事務局長 加藤則博さん



加藤さんは多賀城市生まれで幼い頃から現在に至るまでずっと多賀城市内で暮らしています。ちょうど団体を立ち上げた7年くらい前から多賀城駅前にあった多くの店が閉店し、閑散としてきたことを感じました。
自分が子どもだった頃は駅前には商店街が建ち並び、たくさんの人が行き交い活気づいて賑やかな町並みだったのに、年々さみしくなるなあと実感していました。
多賀城市の顔とも言える駅前がなんでこんなにさみしいのかなあと思い、自分たちで多賀城駅前を盛り上げようと決意しました。
 地元の消防団の仲間や友人関係に声を掛けると同じ思いを抱いている仲間がたくさんいました。
多賀城駅前を盛り上げようと集まった若手のメンバーは、およそ30名。
メンバーが互いに知恵を出し合い、多賀城駅前を明るくし人々が足を止め“市民がわくわくするまちづくり”を目指そうと一致団結してT•A•P多賀城がスタートしました。

参加者が少人数だったのでゲストに質問をしながらの
対話形式で和やかに進められました。


最初は民間から電球を13000個譲り受け多賀城駅前に光を灯しました。
昨年で7回目を迎えた多賀城駅前のイルミネーション「悠久の詩都(まち)の灯」のスタートです。

震災によって、保管していた電球30000個の半分が津波によって失われてしまいましたが、市民から募った寄付を活用して、昨年は45000個の電球を灯すことができました。

市民自らが企画し、市民と一緒に関わって一体感で多賀城のまちを盛り上げたい。
毎年、事前の準備や点灯式でも市民に参加してもらい「みんなで盛り上げるイベント」になるようにしています。と事務局長の加藤さん

「悠久の詩都(まち)の灯」では、多賀城市内のお店が屋台を出店したり音楽イベントで盛り上がります。メンバーの中にトマト生産農家がいるということもあり、トマトをベースにしたミネストローネ(タケヒローネ)を多賀城風に仕上げたスープは、大変美味しく毎年好評だそうです。



多賀城市は震災により3分の1が津波で流されてしまいました。
まだまだ復興には時間がかかりますが、多賀城市の顔とも言える駅前を市民みんなで盛り上げようという気持ちは、T•A•P多賀城メンバー皆さんの共通の思いです。

T•A•P多賀城は多賀城駅前のイルミネーションのみならず、「ライブinたがじょう」と題して県内各地からプロ•アマチュアの方々が多賀城駅前に勢揃いして音楽でまちを盛り上げるイベントも行っています。


震災の影響で活動できるメンバーも減ってきているが、自分たちの持ち味を生かしてこれからも市民がわくわくするまちづくり、イベントを企画しまちを盛り上げて行きたい。

東日本大震災を経て、鎮魂と復興の灯りと市民の皆さんに元気を与えられる希望の灯りを、多賀城駅前に今後も輝かせ続けたいと思います。そして最終的には多賀城市民と同じ数の62000個の電球を灯したいと加藤さんはお話しされました。

T•A•P多賀城の事務局長 加藤則博さん




昨年で7回目を迎え、11月23日から12月31日まで開催された、多賀城駅前イルミネーション悠久の詩都(まち)の灯の様子です。

市民ボランティアによる
イルミネーション取り付けの様子
「悠久の詩都の灯」オープニングイベントの様子

屋台で活躍する地域盛り上げ隊!
タガレンジャー!

祭り期間中、多くの屋台が出店し駅前はとても賑やかです。

多賀城駅前に光を灯しているシンボルツリー

綺麗に輝いている駅前イルミネーション


(取材を終えて)
今日は被災地で復興支援に向けて頑張っている方のお話を伺うことができました。


震災の影響で静まり返ってしまったまち並みを、自分たちの力で盛り上げ賑わいのあるまちづくりに変えていこうと日々努力している方々が各地には数多くいます。

T•A•P多賀城さんの活動のきっかけは、「自分のまちが好きだから、ずっと変わってほしくない。昔と変わらない明るいまちに住み続けたい」という強い思いがあったからなのでしょう。


自分の周りで起きている疑問や課題は、気をつけるとたくさん出てくると思います。
震災復興に向けわたしも自分のできることを探し、実際に活動に活かすことができればいいなと感じました。


☆T・A・P多賀城 Facebookページ
任意団体TAP多賀城(団体ID:1188667198)/団体情報 | CANPAN

TAP多賀城は、「市民がわくわくできるまちづくりを進めていこう!」と設立されたNPOの任意団体で、
TAPとは「タウン・アクティベイション・プロジェクト」の略称です。



☆次回開催の復興いちから塾のご案内

 ゲストは地域での若者の活躍を応援する一般社団法人ワカツク坂上秀和さん
を招き、若者と地域がつながる場のつくり方などをお聞きします。
何か活動を始めたい、活動に興味があるという方はぜひご参加ください。
NPOの意味や特徴などが学べる講座もあります。

 日時 平成25年3月26日 午後7時〜午後8時30分 
 会場 多賀城市市民活動サポートセンター 101会議室
 費用 500円
 申込 多賀城市市民活動サポートセンター
 問合 022-368-7745


多賀城市市民活動サポートセンター



ワカツクHP
http://www.wakatsuku.jp/ 


(取材日 平成25年2月21日)