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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2013年3月7日木曜日

2013年3月7日木曜日18:32
コタローです。
気仙沼市大浦の吉田林さん(76)もワカメの養殖をしています。

「養殖作業と昆布の作業を続けたいのが願いと」吉田さん

「2年続けて津波で養殖施設を流されたけれども、まだまだ海の仕事を辞めようとは思わなかった。海が好きなんだな。自分には海の仕事しか楽しみがないんだよ」
養殖筏(いかだ)での作業を終えてきたばかりの節くれた大きな手は、冷たさで赤くなっていました。

海岸にある昆布の天日干しのための作業場

海岸の嵩上げと復旧作業が始まり、吉田さんの作業場も今年6月までには撤去しなければなりません。

特産の昆布を干すための作業台

ワカメの刈り取り作業が終盤を迎えると、気仙沼の大浦地域特産の「早煮コンブ(通称:握りコンブ)」の天日干し作業が始まります。

収穫されてすぐに生で袋詰めされたワカメ

「健康であれば働いて失った財産はまた稼ぎ出せる」
そんな言葉を話しながら、吉田さんは生で市場に出荷するためのワカメとメカブの袋詰め作業を、奥さんと黙々と続けています。

選別と計量作業
76歳でもまだまだ自分は若い。働くことが好きだと笑顔で話す吉田さん。
復旧したばかりの作業場の撤去で、来年の作業できる場所が確保できるかを不安に思っています。

復旧作業が進む漁港

地元気仙沼に住んでいながら、ワカメは「ボイル」と「生」と「天日干し」の3種類の出荷の方法があることを今回の取材で初めて知りました。天日干しの作業には今回出会うことができませんでした。

生活の中の「当たり前」にも、たくさんの人の努力と先人たちの経験が培った学びがあり、産業となっていることを知りました。


(取材日 平成25年3月5日)