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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2013年2月1日金曜日

2013年2月1日金曜日22:05
えみです。


まだまだ寒い日が続きます。年が明けると気持ち的にはもうすぐ春という感じがしますが、寒さ本番はこれからです。
皆さん、凍った路面があちこちにありますので足元には十分気を付けてください。


今日は民間賃貸の「みなし仮設住宅」に住んでいる被災者と地域住民との交流の場を図っている
「ぷらっとほーむ木町」を取材してきました。

NPO法人セージハウスの事務所の一角に
交流サロン
「ぷらっとほーむ木町」があります。




「ぷらっとほーむ木町」は老後も安心して暮らせる新しい住環境を研究している「NPO法人セージハウス」が震災後に開設しました。

仙台市青葉区木町のマンションの1階にある「ぷらっとほーむ木町」は、地域の皆さんがどなたでもぷらっと立ち寄って気軽に交流を図ってほしいという目的で開設されました。


NPO法人セージハウスは、少子高齢化、就職難、独居老人の孤独死など、現代社会が抱える問題を受け止め、これからの新しいカタチの住まいを提案していく福祉自立共生マンションの普及を提唱しています。


持ち込み自由でお茶•コーヒーなどを飲みながら
交流、情報収集の場として利用できます





手作り雑貨マルシェ
参加者募集中
被災地支援活動も積極的に行っています。



手作り雑貨•復興グッズ販売中





NPO法人セージハウス代表の中川清一さんにお話を聞いてきました。


「この地域はマンションが多く建ち並び、気仙沼や石巻からの多くの被災者が民間賃貸のみなし仮設に住んでいます。
被災者の方が新しい土地に転居されても孤立することなくこの地域に早くとけ込んでほしいと考え、被災者と地域住民との交流の場として「ぷらっとほーむ木町」を開設しました。
開設した当初はあまり足を運んでもらえなかったのですが、産直野菜の販売や定期的に教室を開催するようになってから地域に住んでいる多くの方に利用してもらえるようになりました。

サロンの一角には被災された方が作られた復興グッズや
地域の方が作った手作り小物などが販売されていました。


Peace Jam 気仙沼、南三陸町、陸前高田の赤ちゃんとママの救済、支援活動を行ってきた
地元のボランティア団体(復興への願いをこめて作ったジャム
が販売されていました)



Peace Jam 
気仙沼の
ママさんたちが作ったジャム


  スタッフが作った焼きたてパンも販売されていました。
  すべて小ぶりな丸パンでホッとしたあたたかな気持ちにさせて  くれました。


※Peace Jamさんは、以前ココロプレスでもご紹介しました。
  「なんで?ジャムなんですか? (気仙沼市+岩手県一関市千厩)」


「被災された多くの方がこの地域にも住んでいるのですが、マンションという閉鎖された住環境なのでその方たちと交流を図るのも難しいのです。
今後も魅力のある教室やイベントを開催して地域の人が多く立ち寄ってもらえるような環境づくりを図り、このサロンを利用してもらいたいです」
と代表の中川さん。



各種教室を企画中です。



近所の子供が遊べるスペースもありました。
絵本やおもちゃなどが置いてあります。


取材した今日はちょうど月に2回行われている習字教室の日でした。
生徒は普段は3人位とのことでしたが、今日は近所の小学生が1人でした。

         「筆を立てて、体で書くんだよ。」
         「すごく上手に書けたね」
         習字の先生は生徒に丁寧に優しく語りかけるように熱心に教えていました。



話を伺うと、習字の先生も家が被災した方でした。
「震災後何かしてあげたいという気持ちがありました。書を通して皆さんのお役に立てれと思い活動をしております」
先生は震災後のお気持ちを伝えてくれました。



東日本大震災から今年3月で2年になります。

1年目は心のケア。
2年目は支援。
3年目は住宅•仕事の心配。

「これからが本当の意味で被災された方が住まいや仕事の面でも自分らしい暮らしができるように応援していきたいです」
と中川さんは優しく話しました。


老後の生きがい安心•復興を住環境から提案•サポートします。
代表の中川清一さん





人と人が支え合いながら復興に向けて多くの方ががんばっています。

震災後、人は一人では生きていけないこと。支え合いながら生きていくことの大切さを誰もが感じだと思います。


「遠い親戚より近くの他人」と言う言葉がありますが、いざという時のためにも顔が見えるお付き合いをして交流を図っておく地域コミュニティーの重要性は、今回の震災でも課題として残りました。

地域住民が情報交換できる「ぷらっとほーむ木町」のような交流サロンが今後も増えていけば、安心して暮らせる住みよい街作りにもつながるのではないでしょうか?


交流サロン「ぷらっとほーむ木町」
  仙台市青葉区木町16−39
  フリーダイヤル 0120-748-035
http://www.sagehouse.jp/salon.html



(取材日 平成25年1月25日)