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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2013年1月30日水曜日

2013年1月30日水曜日19:55
こんにちは、kaiiです。

来年3月に統合することが決まっている気仙沼市立浦島小学校。
そこに通う子どもたちを、地元で海上タクシーを運航している畠山東治さんが気仙沼湾内のクルーズに招待しました。
実は畠山さんも、来年3月の統合と廃校を残念に思っている浦島小学校の卒業生の1人なのです。



これまでも毎年、畠山さんは母校の子どもたちのためのボランティア活動を続けてきました。




「本当はもっと暖かい時期にクルーズに招待したかったのですが、自分の体調が回復したこの時期になりました。今日は時間も余りないけれど故郷気仙沼の様子を海から楽しんでください」

浦島小学校の在校生7人と教職員を乗せて、畠山さんの船は大津波で姿を変えてしまった故郷の海に元気に出港しました。



この日は、北西の季節風が吹き小雪が舞っていましたが子どもたちは笑顔でした。
「寒いときはサロンに入って温まりながらクルーズを楽しんでください。船上を動くときは必ず先生と一緒にお願いします」
注意事項を畠山さんから聞いて、子どもたちは船に乗り込みました。



気仙沼内湾を1周する30分ほどのクルーズで、子どもたちは自分の住む気仙沼の内湾地域の陸上の変化や、港湾や市場などの復旧復興の様子を見学しました。



クルーズ終了後、1人1人が自分の感じた気仙沼の様子を話しました。
6年生の男の子は
「震災前も震災後も気仙沼湾のクルーズに連れて行ってもらいました。去年は津波の影響が残っていて瓦礫が見えました。大人の人たちは復興が進まない、進まないと言っていますが、去年は津波で流されて壊れていた建物が撤去されていて、新しい建物が少しずつ建ち始めていました。海の上にたくさんのわかめや昆布の筏がたくさん浮かんでいて少しずつ前に進んでいることを感じました」



6年生の女の子は
「寒かったけどとても楽しかったです。今日はありがとうございました」




「本当だ! 思い出になるのはこの寒さが1番だったかもしれないな。津波になんか負けないでこれからも頑張っていきましょう。」
最後に畠山さんが感想を話しました。



地域の子どもたちを地域の大人が大切に育てていること。


大人の目には進まない復興復旧が、子どもたちの目には確実に進んで見えていることなどを感じました。



浦島小学校の廃校まで残り3カ月。子どもたちにはたくさんの思い出を残してほしいと願っています。


(取材日 平成24年12月19日)