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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2013年1月11日金曜日

2013年1月11日金曜日14:28
こんにちは。けいこです。

1月5日、土曜日。
「こども 未来」
という大きなテーマのもと、「ドリームプラン・プレゼンテーション☆東北魂2013」(以下ドリプラ)が開催されました。

震災にも負けずに前に進む子どもたちの夢、そして未来ある子どもを思う大人の思い。
その思いに触れようと、会場となったイズミティ21には開場前からたくさんの方が集まっていました。

2カ月前には、開催の準備に奔走していたドリプラ実行委員の皆さんの様子をお届けしました。
そして先月には、この日ゲストとして登場した「六郷すずめっこ」の練習風景などもお届けしてきました。
ドリプラ開催までたくさんの方が準備を重ねてきたのを間近で感じてきたので、当日の盛り上がりを目にしてとてもうれしくなりました。

開場を待つ人の長い列。
子どもから年配の方までたくさんの方が足を運んでいました。
開場するとどんどん座席が埋まっていきます。
来場者は1,100人を超えました。











入場すると、1通の封筒が手渡されました。
中にはパンフレットと「メンターカード」が…。

左が「メンターカード」。
プレゼンターへの思いをこのカードに書きます。
このメンターカードは、プレゼンターと来場者をつなぐ大きな役割を持ったものです。
プレゼンターの思いを聞いた上で、自分にできる支援の方法や応援のコメントを書きます。
会場にいる人はただの来場者ではなく、夢を応援する「支援者」、「応援者」であり、そして、プレゼンターの思いを共有する「共感者」になる、という訳です。

メンターカードはこの箱の中に回収され、プレゼンターに届けられます。
夢を後押ししてくれる、大きな力がここにあるはずです。

オープニングはみちのく仙台ORI☆姫隊のステージから。
被災地出身の小中学生が集まったアイドルユニットです。
東北出身の兄弟ユニット「Atoa.(アトア)」。
力強い和太鼓の演奏に大きな歓声が上がりました。

今回のプレゼンターは、
・昨年春の選抜高等学校野球大会で選手宣誓をした、石巻工業高校野球部の阿部翔人さん。
・恐竜研究の期待の新星、峯岸瑶子さん。
・カメムシと宇宙の魅力を探る、及川颯大さん。
・絵本作家を目指す、伊藤さよ子さん。
・父子家庭への支援拡充を求め活動を広げる、宮城県父子の会代表、村上吉宣さん。
・思い病気を患ったわが子の心臓移植の経験を通し、支援の輪を広げている横山慎也さん の6名です。

それぞれが10分ずつ、自らの思いを語りました。

今回は前編・後編に分けて当日の模様をお伝えしたいと思います。

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まず第1部は、「高校生の夢」。
トップバッターで登場したのは、石巻工業高校野球部の阿部翔人さんです。
昨年の「選抜高等学校野球大会」で聞かせた選手宣誓を、再び聞かせてくれました。

自宅が全壊したものの、食糧を届けるために
がれきの中を走り回ったこともあると言う阿部さん。

石巻工業高校はグラウンドが津波で冠水し、野球部の練習道具のほとんどを流されてしまいました。
水が引いた後にヘドロを取り除き、グラウンドを整備するのに1カ月以上。
その後部員の皆さんは、わずかに残った道具で練習を再開したそうです。

阿部さんは、「野球のつながり」と「周りの人たちに支えられて生きていること」を感じたと言います。

そして、21世紀枠で出場した「春のセンバツ」。
開会式の選手宣誓の大役を引き当てたのは、阿部さんでした。
震災での経験を通して感じた言葉を部員全員でつなぎ、まとめ上げた選手宣誓。
日本中に熱い思いが伝わった瞬間だったと思います。

阿部さんの夢は「野球の指導者として今後も野球に携わっていくこと」
大学への進路も決まったという阿部さんは、徐々にその夢の実現に近付いているように感じます。

また、この日石巻工業高校野球部は、
石巻の知名度をアップさせた個人や団体に贈られる
「いしのまき大賞」を受賞しました。
震災以前から、めきめきと力を付けてきた石巻工業高校野球部。
近いうちに、また甲子園で活躍する姿が見られるかもしれません。

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2番手は峯岸瑶子さん
小さい頃から恐竜の魅力に取り付かれ、今もその研究を積み重ねている「恐竜博士」です。
峯岸さんの発表はまるで先生の話を聞いているよう。
生物の歴史と進化から気候変動が人間に与える影響まで、恐竜にまつわるいろいろなことを知ることができました。

小さい頃から恐竜一筋の峯岸さん。
峯岸さんが恐竜にのめり込むようになったのは、6歳の時。
母親に買ってもらったマンガがきっかけだそうです。
そして中学生の時には「日本を恐竜大国に変えてやろう!」と思うまでに。
それだけの思いを長年持ち続けているのは素晴らしいですね。

地学についても知ることができた、
峯岸さんのプレゼンテーション

もっともっと多くの人に古生物として恐竜のことを知ってほしい、と話す峯岸さんの夢は、
「地球館を各地域に作り、地球と地球生命体について誰もが気軽に学べるようにすること」

生命の歴史・過去に知ることで、未来を変えることができる。
そしてそれはまた、これからの地球を考えることにもつながる。
そのきっかけになるためにも、古生物に触れる機会を増やしたいと話していました。

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大人になる一歩手前の高校生たち。
夢がかなうまでも、あと一歩ではないでしょうか。
阿部さん、峯岸さんのプレゼンテーションからは、自分の好きなことや夢中になれることに突き進む、「ぶれない強さ」を感じました。
私も、そんな真っすぐで熱い気持ちをいつまでも持ち続けたいと思いました。

次回は、「小学生の夢」、「大人の夢」、そして会場を盛り上げた「六郷すずめっこ」を始めとするゲストの方々の様子と、みちのく仙台ORI☆姫隊のインタビュー、コメントをお届けしたいと思います。


(取材日 平成25年1月5日)