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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2013年1月17日木曜日

2013年1月17日木曜日10:47
こんにちは、Chocoです。

1995年1月17日午前5時46分。淡路島北部を震源地として、マグニチュード7.3の大地震が発生しました。
死者は約6000人、その80%が木造家屋の下敷きになり、多くの尊い命が犠牲になりました。

阪神・淡路大震災から今日で18年目の朝です。
私は、「観慶丸」にいました。

観慶丸とは、石巻の中心市街地の一角にある「観慶丸商店」のことです。昭和初期に建てられた3階建てのモダンな建物で、実際には木造ですが、タイル張りのおしゃれな外壁のために一見すると鉄筋コンクリート造りにも見えます。ゆるやかな曲面の意匠と円形のガラス窓は、まるで豪華客船のようです。
北上川の河口近くにあるため1階は浸水しましたが、ボランティアの支援を受けて昨年夏に再開。コミュニティスペースとして、復興支援商品などの販売も行っています。

観慶丸


そこでは、「1.17 阪神・淡路大震災 石巻市民 感謝と追悼の集い」が行われました。
NPO法人 石巻スポーツ振興サポートセンターが主催しているもので、昨年は石ノ森萬画館敷地内で行われましたが、今回は観慶丸1階でロウソクが灯されました。
「感謝と追悼の集い 忘れない!阪神淡路大震災」


私たちの団体も駆け付けました。
参加者は震災で亡くなられた方々への想い、被災地で頑張っている方々への想いなどさまざまな想いを込めてロウソクに火を付けていきました。
「絆 神戸」とキャンドルでなぞられています。
神戸の方々へメッセージ
テレビでは、神戸の映像が流れていて、そこでも同じようにロウソクが灯されていました。
インターネット放送
(石巻とは中継はされていません)



午前5時46分、神戸に集まっていた方々と同時に黙祷を行いました。
「同じ大震災を経験した者として、震災で亡くなった方(神戸の方も石巻の方)への追悼をしたいと思います」と、NPO法人 石巻スポーツ復興センターの理事長 松村善行さんの挨拶で黙祷が始まりました。
私たちが黙祷していた時間の18年前に地震が神戸を襲いました。
真冬の寒い早朝です。

「阪神・淡路大震災から18年がたちました。今年も亡くなられた方々の慰霊と鎮魂、そして、今回の東日本大震災に対して、関西、特に神戸の方々より多大な支援をいただき、経験を活かし、東北のために力を尽くしてくださった方々に引き続き感謝の想いを表すため、鎮魂のロウソクを灯したい」
と、松村さんは言います。

18年前の震災後、建物の設計、木造の制振性の見直しが行われ、建築基準も改正されました。
そして現在、全国の建物の多くが制振性が強い造りになっています。
そのおかげで、東日本大地震では、建物が地震に耐え、地震での全壊という被害はあまり多くはなかったのだと思います。

「同じ被災地だから・・・」と手を差し伸べる神戸の方々もたくさんいます。
神戸の方々の想い、そして、松村さんや地元の方々の神戸への想い、
たくさんの想いが今朝、やさしく輝いていました。



最後に、「NPO法人石巻スポーツ復興センター」理事長の松村善行さんからメッセージを頂きました。
写真を撮るために、(一部の方々ですが)今回参加したボランティアと地元の方々、そして石巻スポーツ復興センターのスタッフさんに集まってもらいました。

            「感謝 絆」 松村 善行
その時、松村さんは・・・
報道陣に囲まれて、終始忙しくしていました。



「ロウソクに想いを・・・」
阪神・淡路大震災の日、
神戸と石巻の絆がより深く結ばれた朝となりました。

(取材日 平成25年1月17日)