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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年12月11日火曜日

2012年12月11日火曜日16:30

こんにちは。冬の近づきを感じますが皆さんお元気ですか。kaiiです。


東日本大震災の前、気仙沼市鹿折地区の海沿いには多くの水産関係の工場が建ちたくさんの人が働いていました。しかし震災の津波で、地域の中の工場はほぼ流失してしまいました。

有限会社カネエイ阿部商店の工場も鹿折地区の海岸部にありました。
震災当時、8人が働いていた工場は、人的被害はなかったものの建物・機械・機材・原料の全てが津波で流出しました。
しばらくは作業の再開のメドが立てられなかったため、従業員を1人解雇しました。
阿部道康社長は、
「生きていかなければならないし、借金がなかったので工場の再開を決めました。」
と仕事への思いを話します。


内陸部にある他の会社の工場を一部間借りして、昨年10月から、人気商品であるサンマとサバの調味加工品の加工を再開しました。
「まだまだ復興には遠さを感じています。1日1日をどうしていくか? で精一杯。お客さんが待っていてくれると思うからそれが励みで今はがんばれています」
と話します。



鹿折地区の海岸付近は震災による地盤沈下の影響で今も満潮になると浸水しています。この場所に工場を再建したいと考えている水産物の加工業者さんはたくさんいます。そんな人たちが集まって今年の7月に「気仙沼鹿折加工協同組合」を立ち上げました。



水産加工品を作るためには加工品の下処理などにたくさんの水を使います。
震災後もこの地域の井戸は枯れずに水が湧いていることが確認されています。

阿部社長は、水産業や水産加工業が早期復興をしていくためには「インフラ整備を早く進めてもらわないと。それに、中小企業への支援も不十分」と話します。

今年は他の加工業者さんとコラボレーションしたお歳暮のセット商品も考えています。
気仙沼の復活したおいしいモノを集めたお歳暮商品の内容がとても楽しみです。

(取材日 平成24年10月18日)