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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年12月28日金曜日

2012年12月28日金曜日11:40
こんにちは。けいこです。


年明けの平成25年1月5日(土)に仙台市のイズミティ21を会場に行われる「ドリームプラン・プレゼンテーション☆東北魂2013」(通称:ドリプラ)。
夢の実現に向け走り始める子どもたちと、子どもたちの夢を応援する大人がそれぞれの思いを10分間で発表します。
11月18日の記事では、その準備に奔走する実行委員の皆さんの様子をお届けしました。

開催まであと2週間となり、登壇するプレゼンターやゲストの方の準備が進められているようです。
そんな中、当日はゲストとしてすずめ踊りを披露する、「六郷すずめっこ」の皆さんの練習にお邪魔しました。

震災では大きな被害があった仙台市若林区の六郷地区。
六郷すずめっこの皆さんも、ここに至るまでにはたくさんの苦労があったようです。
練習の様子やドリプラへの意気込み、そして震災時の思いを伺ってきました。

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仙台市の皆さんにとっては、なじみ深いすずめ踊り。
街中が緑でいっぱいになる5月、「仙台・青葉まつり」で踊られています。

六郷すずめっこの皆さんは、その名の通り、仙台市若林区の六郷地区を拠点に活動しています。
「メンバー内には家族も多く、とてもアットホームなチームです」
そう教えてくれたのは、組頭の阿部文さんです。

現在メンバーは74名。
メンバーの中には今回の震災で自宅が被害に遭い、泣く泣く六郷を離れた方もいるそうです。
練習場所となっていた東六郷小学校も被災し、現在も利用できない状態が続いています。

「地震の後は踊る気になんてなれなかったですね。すずめ踊りは祝いの踊りなんです。震災で途方に暮れている皆さんの前で踊るなんてできないと思っていました。でもやっぱり、私たちにできることは踊ること。この踊りを見て元気になってもらいたいと考えました」

滑らかに踊る中学生たち。
動きの奇麗さが、この写真で伝わるでしょうか…。
また、こんな思いも阿部さんを後押しします。

「毎年、孫が踊るすずめ踊りを見るのが楽しみだったおばあさんがいたんです。震災の影響で去年は仙台・青葉まつりの中止が決まっていたので、それほど大きなものではないけれど、見たいと言ってくれる人がいるなら披露しよう、と思いました。他のすずめ踊りのグループも応援に駆け付けてくれて、近隣の六郷小学校の体育館、農協、六郷市民センターと、3カ所の避難所を回ってすずめ踊りを披露しました」

練習はたった1回。近所の河川敷で行なわれただけでした。
震災からまだ1カ月しかたっていない4月末。
まだまだ先の見通しが立たない不安の中で、避難所で過ごす人たちの気持ちは、ふと軽くなったのではないでしょうか。

避難所の方たちからは大きな拍手が送られました。
最後のあいさつは、言葉にならなかったそうです。

「最初は踊ることに抵抗があったものの、六郷すずめっこのメンバーが揃うとそれだけで元気になっていたんです。まだ、すずめ踊りを踊ること、見ることに抵抗がある人がいるかもしれません。それでも私たちが元気でいることで、周りの人にそれがどんどん伝わればいいなと思います」

1つ1つの出来事を、ゆっくりとかみしめるように思い出しながら話をしてくれた阿部さん。
たくさんの方に支えられて今があるんだ、と強く仰っていたのがとても印象的でした。


この日練習に参加していた小中学生は20名ほど。
力強い大太鼓を叩く少年もいます。




メンバーの息を合わせ、扇子を使った見せ場の練習です。


飛び跳ねるような活発な動きを見て
ついついこちらもつられて踊りそうになってしまいました。

六郷すずめっこ 組頭の阿部文さん。
「六郷のみなさん 1人じゃないよ みんなでつなぐべ」

震災後に新調された法被には、豊かな六郷の地を表わす「風に揺れる稲穂」が描かれています。
揺れる稲穂は波をイメージしていて、“津波を忘れない”という思いが込められているそうです。

「絶対に震災のことを風化させたくないんです。六郷は田舎でのんびりしたいいところなんですよ。故郷はいつまでも大事にしていきたい。子どもたちにもそう思っていてほしいです」

震災後、メンバーの子どもたちは、仲間を思いやるという意識を持った子が増えたような気がする、と阿部さんは言います。
ドリプラでは、仮設住宅などで生活する人たちに向けて「頑張ろう」という思いを届けたいと意気込みを話してくれました。
当日は、震災当時の六郷の風景をスクリーンに映し出し、その前ですずめ踊りが披露される予定です。

見ている人の気持ちをどんどん明るくするすずめ踊り。
苦難を乗り越え、六郷の復興への思いを込めた六郷すずめっこの踊りを、皆さんにもぜひご覧いただきたいです。
夢の実現に胸を躍らせる子どもたちにとって、また、復興を頑張る仙台にとっても大きな後押しになるのではないかと思います。


当日の様子は、またこのブログでお伝えしたいと思います!

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ドリームプラン・プレゼンテーション☆東北魂2013

開催日時:平成25年1月5日(土)
時間   :12時45分~15時45分(開場12時15分)
場所   :イズミティ21 大ホール (仙台市泉区中央2-18-1)
入場料  :大人 1,000円(専門学校生・大学生含む)
       子ども 無料(高校生まで)
       ※ チケットはローソンチケットで発売中。(ローソンチケットLコード 28724)


















プレゼンターやゲストなど、詳細は上記HPでご確認ください。

(取材日 平成24年12月15日)