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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年12月18日火曜日

2012年12月18日火曜日14:13

こんにちは、Chocoです。

話は、1カ月以上も前になりますが・・・
「定点観測」をするために、仙台から3人の方が女川へやって来ました。
その中のお一方、佐藤正実さんからご連絡をいただき、私も定点観測に参加することになりました。
今回、女川町内を案内してくれたのが、女川観光協会の遠藤琢磨さん。



女川地域医療センターの裏手にある
熊野神社の階段から
写真に見える通り、私が撮影した所は海抜30メートルはあります。前方に見えるのが、女川地域医療センターです。高さ16メートルの高台にあるこの病院ですが、津波はその1階まで達しました。
そして、今は更地になっていますが、そこには家や工場、お店がずらりと並んでいました。

津波は、女川の街を丸ごと飲み込んだのです。


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出発する前にミーティング


佐藤さんは、地元の方が震災後に撮った写真を集めて、1冊の本にしました。

この本に掲載されている震災直後の女川と、現在の女川の復興状況を比較して人々に伝えるために、約1年半が過ぎた「今」の姿を写真に収めるのです。

そして、女川観光協会の遠藤さんの案内の元、定点観測が始まりました。
1枚1枚の写真を見ながら、1カ所ずつ進んでいきました。






定点観測の場所は合計37カ所。
掛かった時間、約4時間。

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さまざまな旅行会社で、被災地を巡るツアーなどが行われています。

地元の方に案内役をお願いして、県外から来る人たちに震災直後の写真と今の様子を実際に比較し、自分の眼で被災地の現状を視ることで、被災者だけでなく、多くの人が「被災地の姿」を被災直後の写真と自分のカメラを通して、深く理解できるのだと思います。

そんなことを佐藤さんはお話ししてくださいました。.

「未来を語るための記録」

街なかを大型バスが通っているのをよく見ることがあります。
ナンバープレートを見ると関東や関西などです。
そして、被災地の現状を写真に収めていました。

皆さんが被災地に来て、そこに立って写真を撮る場所、そこでたくさんの尊い命が津波によって奪われました。
今は更地の場所も以前は住宅地、商店街が並ぶ場所でした。

そのことを心に留めておくだけで、見えるものが変わってくると思います。


震災から1年9カ月が経ちました。
私が来てからは、1年3カ月。
津波の被害を受けた建物の場所は今では草が生えて、空地のようになっています。
住宅地だった場所が今では更地です。

その状況をバスの中で見て歩き回る・・・それだけでは得ることができない被災地の現状を佐藤さんたちが企画している「定点観測巡り」では、得ることができると思います。



南三陸金華山国定公園女川湾
定点観測の途中、虹を見ました。
写真ではよく分からないかもしれませんが、とてもきれいでした。

「3.11キヲクのキロク、そして現在(いま)」を伝えていくのは、被災地からだけではなく、さまざまな視点から、みんなができます。


現地では、津波のキヲクを残すとともに、復興に向けて頑張っている人がたくさんいます。


その姿を皆さん自身の眼で見てほしい・・・
定点観測に同行して思いました。



定点観測に同行させていただきありがとうございました。

「20世紀アーカイブ 仙台」のホームページはこちら→http://www.20thcas.or.jp/
「3.11 市民が撮った震災記録」のホームページはこちら→http://www.sendai-city.org/311.htm/

(取材日 平成24年11月7日)