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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年12月30日日曜日

2012年12月30日日曜日16:35
こんにちは、Chocoです。

2012年も明日のみとなりました。
皆さん、「師走」は本当にあっという間に過ぎる月です。
1年の最後の月は、1年のまとめの月でもあります。

そんな中、ボランティアとして石巻に来て2度目の冬を送っていた私にとって、とても新鮮なお話を聞かせてくださった方がいました。
今年の最後は、その方のお話をしようと思います。


この間の12月16日、毎月第3日曜日に石巻まちなか復興マルシェで行われている、「てづくり市nomaki」に私たちの団体が初参加をしました。
今月はクリスマスということから、ドイツ人のカッちゃんとオーストラリア人のデイブに頑張ってもらいました。出店したのは、オーストラリアのミートボールとドイツのお菓子リンツァートルテ(週刊ココロプレス第27号で紹介されていたお菓子ですhttp://kokoropress.blogspot.jp/2012/12/27.html


地元の人たちや石巻に移住した人々の「手作り」を楽しむことができるイベント。
今回もたくさんの人々が遊びに来ていました。
手作りクッキー(おいしかったです)

流木のアート(1つ1つがとても可愛いんです)


そんな賑わいの中、私たちのブースに立ち寄ってくれた1人の女性がいました。
仙台市内在住の高橋幸恵さんです。


「若いころから海が大好きで、暇があると・・・暇がなくても、海が見えるところまでバイクを飛ばしていた」と、お話ししてくれた高橋さん。
震災前から、ツーリングで石巻や女川に来ていたそうです。
「いつも海を見に来ていた。海を見ると落ち着く」とお話ししてくれました。

震災後は、見に行くことができなかったそうです。

しかし、被災地で頑張っている人々をテレビで見た高橋さんは、テレビを見た翌日には石巻へ向かっていたそうです。
ボランティアをしたいから・・・という「何かをしたい」というよりは、「行こう」という想いで車を走らせていました。
「自分は、ボランティアとかそういうのは苦手で・・・けれど、思い立ったら即行動するんですよ」
と、笑いながら、石巻に来た経緯を説明してくれました。


案の定、テレビで見た浜に行くと、「誰だ?」という顔で見られたそうですが、
それでも何度も足を運ぶにつれて、浜の人やボランティアの人々と仲良くなっていったそうです。

毎月行われている「手づくり市nomaki」へも毎回顔を出している高橋さんは、
「このイベントに参加するために来るんです。みんなに会ったり、手作りのものを見たり、買ったりするのがとても楽しいんです」
と笑顔でお話ししてくれました。

「海と笑顔に会いたくて!」
              たかはし ゆきえさん

「楽しみがあるから、被災地に向かっているんです」

去年の夏、ボランティアとして石巻に来た私にとって、高橋さんのお話はとても新鮮でした。
ボランティアとして「何かをするために」ではなく、
「楽しみや出会いを求めて」という理由で石巻に足を運んでいるのは、きっと彼女だけではないと思います。

もう一つの支援・・・ではなく、出会い。

ボランティアとしてではなく、イベントなどへの観光客として来る人々、
被災地では、新しい出会いが広がっています。


2013年がやってきます。
皆さん、よいお年をお迎えください。


(取材日 平成24年12月16日)