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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年11月16日金曜日

2012年11月16日金曜日18:11
皆さん、こんにちは。スーサンです。


仙台港にほど近いイベント会場「夢メッセみやぎ」は、人混みであふれ、熱気に満ちていました。11月8日に開かれた「第7回ビジネスマッチ東北2012秋」の様子をのぞいてきました。

復旧工事が終わり、今年7月に再開した「夢メッセみやぎ」

東北では最大級の展示、商談、企業交流の催しです。参加者のほとんどが地域の中小企業で、モノやサービス、ビジネスプランを売り込んでいくには絶好のチャンスとなっています。


東北6県と今回加わった北海道から、393の企業・団体が顔をそろえ、会場は384のブースで埋まりました。1昨年の前回に比べると、企業・団体数で38、ブース数で37の増加となり、東北内外から詰め掛けたバイヤーは倍増したといいます。


ちなみに昨年は、被災した同施設の復旧が間に合わず、中止になっています(今年3月に仙台卸商センターで、「第6回ビジネスマッチ東北2012春」として代替開催)。

東北で最大級の企業マッチングとなりました


384のブースが広い会場を埋め尽くしました


健康、福祉に関連するものも多数ありました

軽自動車の新しい技術の紹介も

主催は、(社)東北ニュービジネス協議会、(社)東北地区信用金庫協会などです。今回の開催の狙いは、災害風化や復興格差、原発・放射能といった諸問題に負けず、復興に向けて歩んでいる東北が、独自の商品力や企業力、心意気を発信していこうというものでした。


夢メッセみやぎの展示棟すべてを使い切った広い会場です。対象となる商品、サービスなどは「情報・IT」「電気・機械」「環境・くらし・ニュービジネス」「健康・福祉・スポーツ」「食と農」「観光」「企画出展」の7つのジャンルに分けられ、一堂に展示されました。会場は終日、人が絶え間なく行き交い、にぎわいを見せていました。


方々のブースで、手足を休めることなく動き回る担当者の姿が目に入ります。商品、サービスなどの説明をはじめ、サンプル、資料の配布や試食、試飲の提供と、ビジネスの好機を逃さぬ姿勢が伝わってきました。


宮城県からは、県別では最も多い115の企業・団体(115ブース)が参加しました。

「食と農」の宮城県コーナー
実にさまざまな商品がPRされました

試食の提供が盛んでした

石巻・気仙沼地区からの出展が増えたといいます
このイベントでは、各県各地域の信用金庫から推薦を受ける参加者が非常に多いといいます。今回初めて、震災の被災程度が大きかった石巻地区、気仙沼地区でこうしたケースが生じました。地域経済の復興は地域企業の復興なくして語れないということを、如実に物語っているのものだと感じました。


地元宮城の企業ブースで多少、声を拾ってみました。


「後々も、プレゼンテーションできる機会に恵まれました」と話すのは、健康食品、化粧品の製造・販売会社です。「2回目の参加となり、商談の回数が増えました」。こう語るのは、水産加工会社。IT会社は「販路拡大のためのアナウンスができました」と、納得していました。あまりこの催しを重視していなかったという醸造会社は、「反響はかなりあり、用意した資料は全部なくなりました」と弾んだ調子でした。

ライバルとなる他県も熱心な売り込みを
主催者の1つである東北地区信用金庫協会が設けた支援のためのコーナー

主催者側は、出展者がバイヤーのほかに、来場者や他の出展者と商談が行えるシステムを導入していました。全体の商談数はどうだったんでしょうか。とても、気になりました。


「前回に比べると非常に増えて、期待を大きくしています。商談は事前に申し込むものと当日に決まるものとがありますが、事前の商談数は過去最高になりました」(東北ニュービジネス協議会)


商談から実際の販売へと、着実に結び付いていってほしいものだと、強く思いました。


会場では、東北地区信用金庫協会が主催する首都圏での販路開拓の成果を披露する発表会や、学術機関によるプレゼンテーションなども、同時進行されていました。


今回の開催で初めて、東北六県商工会議所連合会、仙台商工会議所との協力が実現したとのことです。今後ますます地域全体での経済復興が必要となってくるものであり、その機運が高まっているととらえました。


(取材日 平成24年11月8日)