header

宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

ヘッダー写真説明文

写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年11月9日金曜日

2012年11月9日金曜日21:48

こんにちはkaiiです。紅葉がとてもきれいな季節です。皆さんお元気ですか?
東日本大震災で被災した子どもと親子のための復興共生住宅、「手のひらに太陽の家」に来ました。

この施設は、登米市登米町に今年7月に完成しました。
個室が8室と共用のリビングと食堂からなる共同住宅で、個人のプライバシーが守られながら、入居者同士が交流を通じて豊かな人間関係をつくることができるように工夫されています。個室にはユニットバス、トイレ、寝具が完備されています。


大きな窓からは太陽の光が射し込んでいます。



手のひらに太陽の家プロジェクトを運営するNPO法人「日本の森バイオマスネットワーク」は、森林資源の活用を呼び掛けてきた団体です。
震災後、栗原市で自然学校を開校していた佐々木さんの呼び掛けで、アウトドアの関係者が結集し被災地にペレットストーブを届けました。



被災地の過酷な様子を知り、仮設住宅で過ごす代わりに、国産材を使った安心安全な住環境を提供し、孤立することなく安心安全に暮らすことができる場所を作りたい、さらに、自然エネルギーを取り入れた新しい社会のモデルとなる家にしようとのコンセプトで「手のひらに太陽の家」は建てられました。


屋根には太陽光発電のためのパネルと太陽熱給湯の設備が設置されていました。



台所のカウンターには、太陽光での発電量と施設での電力使用量が一目で確認できるようになっています。


建物には地元の木材が使われ、地元の業者と工務店が建てました。室内は子どもたちが使いやすく遊べる工夫がたくさんされています。


「登米市や地元の人たちの理解と協力があり、保養に来た子どもたちが、庭に作られた畑で野菜を収穫したり、地元の人たちとの交流を楽しんだりしています」と「手のひらに太陽の家」の所長細木典子さんが話していました。



長期休業の時期が過ぎて平日の利用は少なくなりましたが、週末は子どもたちの笑顔や元気な声が、「手のひらに太陽の家」に響きます。


被災地ばかりでなく、福島県の高線量地域からの利用者も少しずつ増えてきています。

「夜、子どもたちが眠りについた後、リビングに集まって話すお母さんたちがお互いの不安を共感し合い、安心して話している姿を見ると将来への不安を抱えていることを強く感じます。地域や家族の中にある温度差に悩んでいるお母さんも少なくないようです」

と細木所長さんが話していました。


「共に歩む」
細木所長さんは、お母さんたちの気持ちがここに来ることで安らぎ、笑顔を見せてくれるとうれしくなるそうです。
被災後、さまざまな心の傷みを抱えながら生きている人たちが心を休ませられる場所や時間があることで、明日を生きる力を得られると感じました。

(取材日 平成24年10月26日)