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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年11月14日水曜日

2012年11月14日水曜日19:46

はじめまして、「かわ」です。
今回からココロプレスに携わることになりました。私は生まれも育ちも仙台です。このブログを書くことで、大好きな宮城・仙台の復興を支えていきたいと思っています。よろしくお願いします。


さて、今回は、亘理中央工業団地仮設住宅を拠点として活動している「少しがんばろう会」の集会にお邪魔しました。活動場所は仮設住宅の第一集会所です。

仮設住宅集会所

メンバーの皆さんは、もともとは宮城県亘理町の荒浜漁港に近い港町地区にお住まいでしたが、津波で多くの家屋が流され、現在、住民の皆さんはほとんど町内の仮設住宅などで散り散りに暮らしています。


その中で、渡辺勝夫町内会長の呼び掛けで2012年4月に設立されたのが、この「少しがんばろう会」なのです。何のグループなんだろうと興味を持つ団体名ですが、由来は、「今までも地震や津波で頑張ってきたけど、住宅の現地再建までみんなでこうして集まって少しだけ頑張ってみっぺ」という思いから名付けられたそうです。

町内会長の渡辺勝夫さん
この団体名の名付け親です。

その名の通り、当時の地区の町内会で築いた住民同士の繋がりが断ち切れないように、月1回ほど集会所に集まり、話をしながら、季節に合った工作や料理作りなどを楽しんでいます。


メンバーは14名ですが、この日は7名での集会となりました。

七夕飾り作りをしたときの一枚。集会所の外に飾られました。


この日は、同じ港地区に住んでいた子どもたちが通っている小学校の運動会で使用する玉入れ用のお手玉作りが行われました。作業をしながらも、お茶を飲んだりお菓子を食べたりおしゃべりをしたり、皆さんの楽しそうな様子が印象的でした。

赤・白それぞれ50個ずつ、合計100個の完成を目指します。

こちらが完成品

この会では、参加している皆さんの心を癒すことはもちろん、今では情報提供の場としての役割も担っているのだと渡辺会長がおっしゃっていました。
仮設住宅に住んでいると、元の地区に住んでいた仲間同士での交流が途絶え、ふるさとの情報を得る機会が少なくなってしまいます。そこで、今後はこういった情報を発信するために、来年1月までとしていた活動予定を延長し、仮設住宅の契約期間満了まで続けていければいいと考えているそうです。


これから住宅の再建に向け、ふるさとの港町に戻る、新しい土地に移る、といったさまざまな選択が出てきます。その中でも、ふるさとや仲間のことは忘れないようにしてほしいという願いがこの少しがんばろう会に込められているのです。


少しがんばろう会会長 齋藤敏子さん
「楽しかった荒浜が早く復興出来ますように」


「仮設住宅での暮らしは狭いし、みんなストレスが溜まっている。」と渡辺会長は話します。「それでも月に1回の楽しみであるこの集会ために、みんな毎日頑張っているんだ。」
「少しがんばろう」
この言葉の重みをあらためて感じました。




(取材日 平成24年11月2日)