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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年11月21日水曜日

2012年11月21日水曜日17:20
こんにちは、Chocoです。
ご無沙汰しておりました。
風邪をこじらせ、早めの冬眠をしそうになりました。
私の故郷の市街では、ようやく初雪が降りました。
私が小さい頃の今頃は雪が積もっていたような気がします。

それはさておき、本題へ参ります。


皆さんが想像するピエロって、どんな姿ですか。

「面白い」
「白い顔に派手なメイクと衣装」
「顔のメイクがすごい」
「陽気」

など、人それぞれ印象は違うと思います。
英語では、ピエロのことを「Clown(クラウン)」と言います。
そして、「のろま、ばか、おどけ者、ふざける・・・」などという意味も含まれているそうです。

っと、人々は、ピエロのパフォーマンスを見て、外見やおちゃらけた姿で判断しがちですが、
「本当のピエロ」を皆さんはご存知ですか。

実は、とても大切なことを、見る人たちに伝えていたのです。

それを教えてくれたのが、アメリカ南カルフォルニア出身のガイタノ・フランシス・トタロ(以下:ガイ)さん。
ガイさんは、俳優、ナレーター、ピエロ、マジシャン、ミュージシャン、ファイヤーアーティストなど、幅広く活動している本格派マルチタレントです。現在は、日本に住んでいます。

実は、日本でもさまざまなメディアに出演しているんです。
主な出演作品/番組:NHKラジオ「基礎英語3」、NHKテレビ「えいごであそぼう」、サントリー CCレモン「Mr.CC Lemon」(CM)


・以前の夢は大統領になること!!

「大統領になって、世界を変えたかった・・・」
という夢を抱いていたガイさん。


サンフランシスコ大学では、演劇科に所属。
その後は、政治劇の団体に加わり、アメリカでツアーを行いました。
※政治劇・・・政治の不満をコメディー、ミュージカルで表現する劇。

その仕事をしながら、ピエロの勉強もしていました。
はるか昔、ルネッサンス時代からピエロという存在はいました。
彼らは道化師のようなパフォーマンスだけではなく、国の政治等にも携わることもあり、さまざまな問題が起こった場合、ピエロが修正した・・・。
ピエロにはそんな大きな力があったそうです。

さまざまな経験を経て、ガイさんは、心理社会的介入(心理療法・精神療法)ができるパフォーマーとなりました。
そして、自分がやるべきこと、自分が誰なのか・・・という問いに対しての答えが見つかったそうです。

それが、「ピエロ」です。


そして、ガイさんは以前の夢だった「大統領」に関しても、こう考えるようになりました。

「大統領じゃなくても世界を変えることができる」

その手段は、ピエロが観客に与える「笑顔」でした。

「ひとつ笑顔がこぼれるたびに世界がかわってゆく」
ピエロ歴約13年、変わらずのガイさんのモットーです。

「1人が笑えば、その人がほかの人を笑わせることができる。
それが充満するんだ。」


そんなガイさんに転機が訪れたのは、2011年3月11日。

津波の映像を目にしたガイさんは、衝撃を受けました。

去年の4月、ガイさんの被災地への活動が始まりました。
1カ月の半分は被災地へ向う生活。

以前は、ピエロなどのパフォーマー、そして俳優業などをしていたガイさんは、
俳優業を辞めて、自分の力を「ピエロ」に注ぎます。
自分の最大限のパワーを1つ1つのショーに込めるガイさん、その目的はただ1つ、「笑顔」です。
ガイさんのパフォーマンスに見入っています。
ノコギリだって、音楽を奏でます。

ハンカチもガイさんの手にかかれば、
遊びの道具になります。

子どもから大人まで、心の底から笑ってくれることを願って・・・。
なぜ、そこまで強く思うのでしょうか。

実は、ガイさんは2歳の時に父親を亡くしました。
「大切な人が亡くなる・・・」
状況は違うけれど、同じ悲しみを幼少時代に経験しました。
だからこそ、被災地の子どもたちに対する想いは強いのかもしれません。



南境第7団地 「Playground Of Hope」の
お披露目会にも参加

ガイさんには、とってもかわいい息子さんがいます。
「私の息子は幸せだ。被災地の子どもと比べれば・・・。
息子と被災地の子どもたちの幸せは平等じゃない。
だから少しでも被災地の子どもたちに幸せになってほしいから…
私のその想いに息子は理解を示してくれているんだ」

時折、辛そうにお話ししていたガイさん。
被災地へ向かう気持ちの裏には、自分の使命を貫くという強い信念があります。
きっと、息子さんもガイさんの強い後ろ姿を見てたくましく育つのだと思います。
そして、家族の心の強さもまた、ガイさんの足を被災地に向かせてくれるのかもしれません。

「Keep Smiling」
ニコニコ大使
「私には、ピエロの祖先の力がついているんだ。
だから、ピエロであることを止めることができないんだよ」
「笑顔」のパワーを教えてくれたガイさん、
これからも被災地へ笑顔を広げにやってきます。

「Playground Of Hope」のマイケルさんも「ニコニコ大使」のガイさんも被災地の子どもたちのために一生懸命活動しています。
その裏にあるのは、「支え」でした。
そして、彼らの活動によって、たくさんの「笑顔」が被災地に広がりました。
今日もまた彼らは被災地の子どもたちのために走り続けます!!!

ガイさん、取材にご協力いただきありがとうございました。

(取材日 平成24年11月4日)