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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年10月2日火曜日

2012年10月2日火曜日20:53
こんにちはコタローです。
この頃はすっかり秋らしく朝晩めっきり涼しくなりました。みなさんお元気でしょうか。

今日は、気仙沼市で震災後から支援活動をされている「公益社団法人シャンティ国際ボランティア会」の里見さんに、震災後から今日までの東北での支援活動をされてきた中で感じていることなどについてお話を伺いました。

シャンティ国際ボランティア会は、アジア・アフガニスタンで学校やコミュニティ図書館の建設、教員の育成など教育や文化の支援活動を行っています。また、阪神・淡路大震災以降は国内外の被災地20カ所で支援活動を行ってきた団体です。

震災後の昨年4月から、気仙沼市本吉町にある曹洞宗のお寺、清涼院の敷地に事務所を構えて、私たち気仙沼の被災者の傍に寄り添ってきてくださいました。

「私たちは地域の傍らで頑張る地域の人に寄り添い地域復興のために地域を支えるエネルギーの役割を果たしたいと考えています。地域の方々だけではなかなか進まないこと、人が必要な時に、気仙沼出身のスタッフと共に地域の中に寄り添う活動を心がけています。エネルギーは使えばいつか費えます。私たちも長期支援を考えていますが数年後には地域から消える存在ですから」

その優しさと慎みのある言葉が私にはとても力強く感じられました。
現在、彼らは、子どもの遊び場の支援、学習支援の他に、地域の養殖漁業の復旧支援にも携わっています。

大谷海岸

彼らの事務所のある気仙沼市本吉町大谷地区は、本吉地域の中でも特にマンボウで有名な場所です。
「日本一海水浴場に近い駅」として名をはせたJR大谷海岸駅の駅舎は震災の大津波で壊れてしまいましたが、以前はマンボウが水槽で飼育されていました。マンボウの泳ぐ姿は本当に優雅で、長い運転をする旅の途中の癒しになる存在でした。

また、ここはワカメの養殖が盛んな場所でもあります。

「地元の方々には気が付かないかも知れませんが、ワカメが、あれほどおいしいものだとは知りませんでした。茶色のワカメがお湯に入れると鮮やかな緑色になるんです。そのワカメのシャブシャブを春1番のおいしい時期にいただきました。海の香りがしてとてもおいしかったです。マンボウのお刺身も酢味噌でいただきました。これも初体験の味でした。気仙沼にはおいしいものが本当にたくさんあります」



産業の復旧支援として筏仕事などもされると聞いて里見さんの出身地を伺うと、大分県とのこと・・・今までの人生の中の初体験のことも多いと思うのですが、里見さんは、「漁師さんたちの、待っていられない、自分でなんとかしなければ・・・」の思いに惹かれたそうです。

自分たちでなんとか自分の生活と地域を復興させなければという、「気仙沼の津波に負けない」強い思いを感じたそうです。
気仙沼の魅力の1つはそんな人の強さと、他の地域よりも多くある観光、食材などの資源の多さだと教えてくださいました。この資源を活用していけば気仙沼の復興はどの地域よりも進むと感じるそうです。







仮設住宅に居住されている方々が作っているアクリル毛糸のたわしも、「マンボウ」の形でとてもかわいかったです。これはシャンティ国際ボランティア会のメンバーの方々がさまざまなところで販売しています。シャンティ国際ボランティア会の皆さんが地域の中に寄り添っている存在だからこそできる活動の1つだと感じました。

復興のアクリルたわし
大谷のマンボウ


たくさんの支援団体と多くの方々が震災後被災地に寄り添い、地域を支えてくれています。
地域の中に溶け込み、地域の自主性を活かし、出すぎずに働いている多くの支援者たちに感謝しています。
1日も早く地域が元気になれるように頑張りたいとコタローも思います。

次回は大谷地区で行われている子ども支援について、皆さんにお知らせしたいと思います。


(取材日 平成24年9月25日)