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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年9月24日月曜日

2012年9月24日月曜日15:16


こんにちはコタローです。

9月15日、16日の2日間、登米市登米町で秋まつりが開かれました。
宮城県無形民俗文化財の指定を受けている登米の秋まつり。
高倉勝子美術館の渡邊さんが話していた「とよま型」と呼ばれる山車を見たくて登米町に来ました。



9月15日の宵祭りは14時から始まりました。各町内会の製作した山車が、審査会が開かれる場所に集まり、早速審査が始められていました。



「とよま型」の特徴は、台車の上に岩を乗せること、アワビの貝殻を用いて岩に飾りを貼り付けること、岩の周りに笹が付くこと、滝としぶき、桜か、もみじが飾られること、そして「見返り」と呼ばれる人形が山車の後方に飾られることだそうで、どんな山車なのかとても楽しみでした。


山車は思っていたよりも大きく、渡邊さんの話していた「とよま型」の特徴がそれぞれの山車を飾っていました。
岡谷地町内会の「トイストーリーとミッキー」の山車にも岩や滝が描き出され、不思議と自然にマッチしていました。
お祭りに参加していた人たちは暑い中でもみんな笑顔で各町内会の連携を感じさせていました。
子どもたちはとても元気にお祭りを楽しんでいました。


60歳の女性は「昔のお祭りはもっともっとにぎやかだったの~子どももたくさんいたしね。もう少しにぎやかにまた昔のにぎわいが戻ってくるといいと思うのね」と話してくれました。





登米町の教育資料館前の特設射場では、800年以上の歴史をもつ古式弓道「蟇目(ひきめ)の儀」と「百々手(ももて)式」が奉納されました。

これは、小笠原流同門会仙台支部が、登米弓道会・はさま弓道会と小牛田農林高校弓道部の協力を得て奉納したものです。

小笠原流は、鎌倉幕府を開いた源頼朝が弓馬術礼法の指南であった小笠原家初代・小笠原長清に、礼法に則った弓道の型を守ることを命じたのが始まりで、以来800年以上を小笠原家(現31代)が一子相伝で伝承してきました。
ちなみにこの小笠原流とは、礼法で有名な「小笠原流」のことです。


※一子相伝=学問・技芸などの奥義・秘法を自分の子の中の一人だけに伝えること。


女性と男性では衣装が異なるそうです


「蟇目(ひきめ)の儀」とは邪悪を追い払う儀式で、場を清める意味合いがあるそうです。蟇目の儀では変わった矢の先(鏑かぶら)が見ものです。蟇目とはヒキガエルの目に似ているからだと説があり、鏑の木を繰り抜いて作り、大きな穴が3つ空いているのが特徴です。

「百々手(ももて)式」の名の由来は本来10人の射手が10組合計で100人が100手(200射)射ることから百々手(ももて)式となったのだそうです。狙う的は164cmととても大きいものですが、中央の白い部分(小眼直径36cm)だけがあたりとなります。


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 登米の秋まつりは地域の方々がみんなで作りみんなで参加しているお祭りだと感じました。

「お祭りには地域の絆をつなぐ意味もあります。地域の絆が、災害の時には助け合いや支え合いのために力を発揮します。地域防災を考えるためにも、お祭りは必要なことです」

渡邊さんの教えてくださった地域作りのお話を思い出しました。

「後継者の問題は、心配ないんですよ」

そう胸を張る渡邊さんの言葉に、誇りと自信を感じました。

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ところで、今年337回目を数える「登米秋まつり」のパンフレットには、緊急時の避難場所も記されていました。
東日本大震災以来、イベントのパンフレットの多くに、こんな記載が目立ちます。

イベントを訪ねた時には、内容とともに必ず確認するようになりました。これも私の防災意識の変化です。



(取材日 平成24年9月15日)