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宮城県復興応援ブログ ココロプレス

「ココロプレス」では、全国からいただいたご支援への感謝と東日本大震災の風化防止のため、宮城の復興の様子や地域の取り組みを随時発信しています。 ぜひご覧ください。

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写真 「19年連続 生鮮カツオ水揚げ日本一」に向けて、気仙沼では生鮮カツオ水揚げが順調です。「今年はとりわけ脂が乗っている」と関係者の表情もほころんでいます。
2015.7 ~宮城県震災復興推進課~
2012年9月6日木曜日

2012年9月6日木曜日14:54
こんにちは。kaiiです。

今日は、晴天の南三陸町歌津の「平成の森しおかぜ球場」に行ってきました。

東北楽天ゴールデンイーグルス対北海道日本ハムファイターズのイースタンリーグ戦、
そして子どもたちのための野球教室があるとを聞いたからです。





夏の太陽に体からは大粒の汗が流れ落ちました。
会場では、河北新報の号外も配られていました。

河北新報の「応援号外」


震災の前までは、町が主催して2年に1回ほどのペースで定期的に楽天の試合を開催していたそうです。
震災の後も、楽天球団から開催の打診はあったそうですが、
球場のすぐ脇に仮設住宅があることや、球場の修繕が完了されていないこと、
駐車場がないこと、そして運営に当たれるスタッフがいないことなどの事情で、
町は開催を辞退してきたそうです。

しかし、状況は非常に困難とはいえ「町民が1つになる機会を作りたい」という願いは強く、
楽天球団と河北新報社に主催してくれるよう要望した結果、準備と運営に係るスタッフと経費などを引き受けてもらうことになり、開催が実現しました。





プレーボールを待つ子どもたちの表情には緊張と興奮を感じました。


「プレーボール!」



この日の日本ハムファイターズの先発は、2軍で調整中の斎藤佑樹投手です。




投手の投げたボールが捕手のミットに入る瞬間の「バシッ!」という音が聞こえるほどの近距離での観戦です。
1球ごとに、観客から「オォー」という歓声が上がります。

プロ野球の選手の投げ込む球速は時速140kmくらいだそうですが
手から離れた瞬間には「バシッ!」というミットの鈍い音がするという感じがしました。





「震災後、苦しい生活を送ってきた子どもたちや町民に“希望と勇気”を与えてくれるイベントになればと思います」と話してくださった、南三陸町生涯学習課の担当者や楽天球団、河北新報社の関係者など多くの皆さんの願い。
球場に響く歓声は、その願いが叶ったことを教えてくれているように感じられました。




この日は南三陸町だけでなく気仙沼市・登米市・石巻市の少年野球・ファンクラブなどにも
入場整理券が配布され、多くの人がプロ野球の迫力を堪能しました。
また、各回の交代の時には宮城県内の楽天ファンから寄せられた南三陸町へのメッセージが
紹介されました。
「1歩1歩進んでいるのは確か。楽天のがんばりを感じてがんばってください。」(仙台市・女性)
多くのメッセージの中に「絆」を感じました。



球場に来ていた男性は汗だくになりながら熱い応援をしていました。
「楽天球団が東北にあって本当に良かった。勇気になり励みになるんだよね。」
彼が話す言葉の1つ1つに勇気と感動と感謝を感じました。




まだまだ復興には相当な時間が必要になると思います。

「南三陸町は1歩ずつ、励ましあい、ともに前に進みます
これからもご支援をよろしくお願いします」
南三陸町の担当者が話してくれました。

南三陸町の復興の幾世代にも渡るものになると思います。その復興を担うのがこの笑顔の子どもたち。子どもたちが希望と生きる勇気をもてる自慢できるふるさとに南三陸町がなることを祈っています。



試合結果は9対3で楽天の勝利。
応援していた皆さんは大満足でお帰りだったようです。


試合終了後には野球教室が開催され、気仙沼市、南三陸町の少年野球9チームの小学生たちが
プロ野球選手との楽しい時間を過ごしました。

少年野球チームの練習場所も仮設住宅の建設などで少なくなっている状況ですが、チームそれぞれが工夫して練習し各種大会に積極的に参加しているそうです。

1年でも早く、子どもたちが思いっきり体が動かせる環境に戻ることを祈っています。


(取材日 平成24年8月19日)